《お伺い》 私の父S(65才)は、去る九月十五日炭焼小舎の屋根の上で脳溢血を起し、私一人で梯子もなく二人が落ちる様にして、屋根から下ろして連れて帰りました。教会の先生にも来て戴き、家族の者もずっと浄霊致して居ります。三日目頃から少し意識を回復した様に思われ、五日目頃から、お茶等飲む様になりました。右半身不随の中風状態で御座いますが、口がきけず手真似で御神体を早くお祀りする様にとしきりに申し、かねてお祀りさせて戴きたく思って居りましたので、九月二十五日御神体を奉斎させて戴きました。其後少しずつ良くなり現在では御飯も普通に食べる様になりました。只口がきけず、右の耳も聞こえません。二、三日前から、何か少し言う様になりましたが、意味は良く判りません。教会の先生が木龍の憑依ではないかと言われますが、心当たりとしては三年程前、宮の境内の二抱え程の木を切った事があり、其の他今年の春、寺の銀杏の枝が台風で折れて落ちたものを、寺に断って碁盤にすべく切って持って帰って居ります。現在は炭焼をして居り、家族全部入信し、御屏風観音様も昭和二十三年にお祀りさせて戴きました。三代程前に分家が絶えて居り、私の家の墓に三界万霊の石碑を建てており、位牌はお祀りして居りません。右浄化と霊的関係が御座いましょうか。又御浄霊の箇所を御教えの程御願い申し上げます。
《御垂示》
厄介な所で脳溢血を起したね。之は木龍だね。木龍ばかりではない。脳溢血と木龍と両方です。之は、脳溢血になるべき毒血があって、脳溢血になった。それに木龍が憑ったんですね。ですから、耳が聞こえないと言う事は、普通の中風ではないんです。言葉――口がきけないと言うのが、木龍の働きですね。けれども、脳溢血が治るに従って木龍も救われますから、大丈夫です。
右の半身が不随の時は、左のここ(頸部)に固まりがありますから、それを良く浄霊する。治りますよ。そうひどい――重いのではないですね。少しずつ良くなります。左の固まりを解かないと再発します。溢血はこう言う風に(右より、頭の上を通り左側に)来ます。再発しなければ、段々良くなりますね。気長にやっていれば良いです。
三代前の分家が――之は位牌をお祀りした方が良いですね。仏具屋に位牌を頼んで、分家の苗字――Oと言うんですか。分家の諸霊位と文字を書いて、それを下座の方に置く様にする。そうすると、そこに三代前の霊が来られますから、祝詞を聞いたりして救われますから、それは是非やった方が良い。