[日々雑感]ジャック アタリ氏が絶賛するアジアの文明が人類の未来を築く鍵?!

 少し前にアップした”知の巨人「ジャック・アタリ」氏の利他主義に感激!” はお読みいただけましたでしょうか? 数年前に放送された

NHKスペシャルアジア巨大遺跡  第一集 密林に消えた謎の大都市 
      ~カンボジア アンコール遺跡群~」
の内容をすぐにお伝えしたいと思っていたのですが遅くなりました。
ご覧になられた方もいらっしゃると思います。
 世界最大の石造寺院「アンコール・ワット」の遺跡は密林に覆われ、謎に包まれていましたが、ヘリコプターによるレーザー調査などから、世界有数の巨大都市であることが浮かび上がってきたというもの。クメール王朝は9世紀からおよそ600年続き、特にジャヤーヴァルマン7世1125年[1] – 1218年?/)の功績は素晴らしく以下ウィキペディアから引用。

ジャヤーヴァルマン7世クメール語: ជ័យវរ្ម័នទី៧、1125年[1] – 1218年?/1220年?[2])は、クメール王朝国王(在位:1181年 – 1218年/1220年)。クメール王朝初の仏教徒の国王であり、仏法で国を統治する転輪聖王となることを志して、戦乱で荒廃した国の復興を目標としていた[3]

彼が行った慈善事業は高く評価され、また数々の軍事遠征を実施する好戦的な性格も持ち合わせていた[4]。碑文においては軍人、政治家としての能力、人格を称賛されている[5]。彼の在位中に王国の版図はチャイヤー、ビルマ南シナ海沿岸部、ラオス中央に拡大した[6]

アンコール・トム北のクメル・ロメアス遺跡のほか、タイピマーイ遺跡スコータイ遺跡でジャヤーヴァルマン7世を模した彫像が発見されている[5

ウィキペディア

 この放送で、フランスのジャック・アタリ氏のインタビューがあり、アタリ氏はお忙しい方で漸く30分の時間をとってもらえたと言っていました。なんとアタリ氏の書斎にはジャヤーヴァルマン7世の頭像があり、彼は日本の”観音”だとおっしゃっていました。観音?日本・・?。放送では日本の大学の女性の大学教授も出ていらして、彼女も観音です。とおっしゃっていました。それも日本の観音とおっしゃっていたはずです。
 ジャヤーヴァルマン7世はクメール王朝ではただ一人の仏教徒の国王であり、大変栄えたようです。彼の後の国王が確かヒンズー教だったかで、彼の作った仏像等をほとんど破壊してしまいあまり残っていないらしいのです。この放送の録画がないので、詳しく知りたいと思い以前、図書館で少し調べてみたのですが、アンコールワットについての資料はあまりなく、ただ、クメール王朝の国王は世襲制ではないということは分かりました。またジャヤーヴァルマン7世の時にアンコールを中心に交通の要路が東西南北、東はベトナムの沿岸まで西はラオス、北は中国、南は南シナ海というように繋がり大変栄えていたようです。
 放送の内容をみなさんにも知っていただけるように以下引用させてもらいました。


NHKスペシャル「アジア巨大遺跡 第1集 密林に消えた謎の大都市 ~カンボジア アンコール遺跡群~」
(2015 年10 月17 日放映のナレーションとインタビューを文章化したもの)


▲東南アジアの密林に世界有数の巨大都市を作り上げたアンコール王朝。その大繁栄は水利システムに代表される高度な技術力。そして世界に繋がる交易のネットワークによって支えられていたが、もう一つ繁栄を支える大事な要素があったとソクリティ博士は指摘している。
▲その最大の理由は「平和」だという。アンコールの人々は長く平和な時間を作り出していた。平和に暮らす時間が長いほど国は発展し、経済の発展を後押しして巨大な寺院の建造を可能にしたという。
▲アンコールに巨大な建造物が次々と築かれていた12~13世紀にかけて、世界は紛争が絶えない時代だった。西洋ではキリスト教徒とイスラム教徒の対立が激化し、十字軍の遠征によって血みどろの戦いが繰り返されていた。また東洋では後に武力で大帝国を築くモンゴル族が勢力を拡大、各地に戦乱が広がっていた。
▲その時代になぜアンコール王朝は、争いを避け平和な時代を長く続けることが出来たのだろうか。当時、この一帯には様々な勢力があった。クメール族のアンコールを取り囲むように、西にシャム族、北にラーオ族、東にチャム族がいて、他にも多くの民族がひしめき合い勢力争いを繰り返していた。
▲さらに宗教も信じる神がバラバラで、様々な宗派の人が入り乱れる複雑な情勢だった。例えば同じヒンドゥー教でもシヴァ神を祀るシヴァ派とビシュヌ神を敬うビシュヌ派などに分かれていた。
▲この状況を大きく変えたのが、アンコール王朝に現れた一人の王・ジャヤヴァルマン7世(在位1181~1218年頃)。一体どうやって平和を実現したのか。
▲彼が打ち出した政策が碑文に残されていた。“王は23の神殿にジャヤブッダマハーナータを奉納した”と。ここにアンコールが長く平和を実現した鍵が隠されているとみて、研究を続けている人たちがいる。上智大学の石澤良昭教授のチームだ。
▲アンコールから西へ600km離れたタイのムアンシン遺跡の中央に祀られた一体の石像。石澤教授たちはこれまでの研究からこの像がジャヤブッダマハーナータではないかとみている。
▲頭の上に小さな仏が彫られている。実はこの像、仏教の観音だ。体の装飾を詳しく見てみると、足を組む人形のようなものが大小様々に隙間なく彫られている。これは一体何だろう。
▲研究チームの一員、東南アジアの仏教美術が専門の茨城キリスト教大学の宮﨑晶子博士によると観音の体に彫られているのは、当時インドシナ半島で信仰されていた様々な神だという。お腹の彫刻は水の神・水天、胸はビシュヌ神、額に彫られているのはシヴァ神とみられる。
▲宮﨑博士は様々な神を包み込むこの観音には、それぞれの信仰を大切にするジャヤヴァルマン7世のメッセージが込められているとみている。これまでにインドシナ半島の各地からこれと同じ像が18体見つかっている。王が各勢力に向けて信仰や価値観の違いを越えてお互いを認め合おうと呼び掛けた証だったと考えられる。
▲こうして各地に呼び掛けた融和。ジャヤヴァルマン7世は、その象徴ともいえるバイヨン寺院をアンコールに建立している。優しい微笑みを浮かべて四方を見渡しているのが、全てを包容する観音。そして当時インドシナ半島で人々が信仰してきた神々が一同に祀られた。ヒンドゥー教のビシュヌ神とシヴァ神、他にも各地で信仰されてきた神々などその数は117にのぼっている。またこうした寺院を各地に建立。宗教の違いを越えてお互いを認め合おうとメッセージを送ったのだ。
▲民族や宗教が違う多様な人々が、お互いを認め共存していたアンコール。西洋からもこの姿に学ぶべきだという声が挙がっている。ヨーロッパを代表する歴史家・思想家でありEU統合の立役者とも呼ばれるジャック・アタリさん。書斎には尊敬するジャヤヴァルマン7世の像が飾られている。「アンコールの人々は、相手が信じる神を支配しようとするのではなく、自分の中にまるで家族のように取り込もうとした。その精神は寛容よりもさらに深いものだ。自分とは異なる他者に共感する力、そして他人の幸せを尊重する姿勢、これらは社会を安定させ次の世代に繋げていくために大切だ。
自分をコントロールすることで他者との争いを避ける。これがアジアの文明の素晴らしさだ。現代を生きる私たちはこの文明の歴史から多くのことを学ぶべきだ」(アタリ氏)
▲宗教とか民族とか、色々なものを越えて人々が譲り合ったり分かり合ったりというものを、自然にそうなればいいなではなくて、自分たちから歩み寄って関係性を築いていこうとか、そしてみんなで未来に歩んでいこうというものが、大きなメッセージであるのかなっていう風に思う。もちろん目で見てすごいという遺跡自体の迫力とか素晴らしさもあるけれども、それを造った人たちの心があるからこそ、この遺跡があるのであって、やはり血の通った人たちの願いとか祈りとか、一つ一つ石を積み上げて心を込めて造ったんだなという(アンコールの人々の)体温みたいなものをすごく感じた」(ナビゲーター・杏)

お断り:上記の引用文(ナレーションとインタビューを文章化したもの)は、じゅにあのTV 視聴録さんのHP(http://ameblo.jp/skyblue-junior/entry-12085899616.html)から修正を加えて転用させていただいたものです。

ジャック・アタリ「自分をコントロールすることで他者との争いを避ける。これがアジアの文明の素晴らしさだ。」http://www.myvi.ru/watch/17193027101_7WBp50lWSku6o_DNkA5Mzg2

 読んでみて如何でしたでしょうか?
アタリ氏の「アンコールの人々は相手が信じる神を支配しようとする のではなく、自分の中にまるで家族のように・・・」というお話。そこに今人類が抱える問題を解決する鍵があるような気がして、私はジャックアタリ氏にいたく感銘しました。

 一般には仏教はインドで始まり中国をへて日本に入って来たと考えられていると思うのですが、番組の中で、ジャック・アタリ氏も、女性の教授も確かに日本の観音ですと言っていたと思うのです。その辺が私的には大変気になりました。しかし、日本には聖徳太子が日本に仏教を広める前から観音信仰のようなものがあったのではないかなと思います。また、調べてみたいと思いますが、それでアタリ氏も日本の観音と言われたのではないかと勝手に想像しています。勝手ついでに私としては放送を見て、もしかしたらジャヤーヴァルマン7世は、伊都能売神皇様ではなかろうかと思えて仕方がありませんでした。
 岡田茂吉教祖の論文「観世音菩薩」では「菩薩は、南支那地方民に教えを垂れ給うた処、何しろ徳高き菩薩の事とて、四隣の民草は親を慕うが如く追々寄り集う有様で、此時から観音信仰は遂に支那全土にまで行き渡ったのである。処が御年も重ね給い、之迄で経綸も略々(ほぼ)成し遂げられた事とて、遂に此土地で終焉(しゅうえん)され給うたのである。」とあり、ジャヤーヴァルマン7世のような偉業を成し遂げられるのは「伊都能売神皇」様しかいらっしゃらないのではないのかなと私は思うのです。そして神皇様はこの地に型を作ったから、型に倣いこの世を素晴らしい世界にするんだよと仰っているのだと思えてしょうがありません。
 私の思い込み過ぎでしたらすみません。いずれにしても私たち人類が学ぶべきものがそこにあると思いました。
 また、世界で勃発している戦争は根底に宗教の違いが原因する事が多いようです。しかし、日本人は生まれた時は神社へ報告に、結婚式はキリスト教か神道が多く、なくなる時は仏教で、クリスマスも祝うし、仏教のお盆、お彼岸の風習もあるし、初詣もします。一見信仰心があるのかないのか良くわからないようでもありますが、宗教の多様性をこだわりなく受け入れられる珍しい民族なのだと思います。であるからこそ、世界平和のキーパーソンは日本にあるのではと思えてきます。
 <岡田茂吉教祖のみ教え>
世界にも中心があるのです。で、中心というものは、今迄神様は人間に知らせなかったのです。それが時節が来て、その中心が知れる様になったのです。知れる様になったと言った処で、今の処中心が分るのは私丈なのですが、いずれは世界中に分る様になるのです。そうしてその中心は、この箱根の神山(カミヤマ)になるのです。之が世界の中心になるのです。」(御教え集14号 昭和二十七年九月二十五日 秋季大祭)
 今まで、御教えから世界の中心は日本であり、その中心は箱根と学ばせてもらって来ましたが、現実世界も正に今、その時を迎えている様に思えて来るのは私だけでしょうか・・・。

          ”世間知らずの「箱入り奥さん」”こと 八尾屋

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