*胃潰瘍/薬毒/浄霊は力を抜く/病気の峠(御教え集7号  昭和27年2月15日①)

二月十五日

胃潰瘍

《お伺い》  M.K(昭和25年4月入信。48歳)昨年四月胃の御浄化を戴き、十二月二十六日小康を得、出勤出来る様になりましたが、一月四日再浄化を戴き、食欲が減り次第に衰弱の度が加わって参りました。特に夜一時から二時頃迄毎晩胃部に激痛を覚え、耐え難い事も御座います。此様に毎晩きまって痛むのは、何か霊的の原因が御座いましょうか。一家入信させて戴き、御神体、御屏風観音様は御奉斎させて戴いております。生来至極健康で、昭和十八年四月胃潰瘍で大学病院に二週間入院し、手術すると言われ退院し、断食療法で全快致しました事が御座います。右御垂示御願い申し上げます。

《御垂示》この人はどの位薬をやっているんですか。

《お伺い》殆どんで居りません様で御座います。

《御垂示》薬を服んでいなくて、胃潰瘍になるのは変ですね。胃潰瘍と言うのは薬で作るんですね。霊的と言う事は、ない事はないが、胃が痛むと言う事は滅多にないですね。子供のうちに服んでいるんじやないですか。

《お伺い》精しくは存じませんので。

《御垂示》必ず服んでますよ。聞いて御覧なさい。背中を浄霊しているんでしょう。何でもなく治るんですがね。背中に固まりがありますね。

《お伺い》長崎県の信者で、専門の教師が居りません為に、信者さんが致しております。

《御垂示》浄霊に力が入るんじやないかな。力を抜いてやれば、何でもなく治りますよ。之は確かに薬毒ですよ。子供のうちかに、必ず服んでますよ。漢方薬かも知れませんね。

薬毒、癌は膿は出ない

《お伺い》  I.S(70歳)三年前の暮より正月にかけて、胃の御浄化を戴き、其後左乳(以前手術した箇所)が「しこり」となり、痛みは殆どありませんが、「しこり」は日増に大きくなり、瘤立こぶだって参りました。昨年五月十日、中教会本部の一周年祭に御詣りさせて戴き、その「しこり」の箇所から毒血が出始め、毎日朝夕二回御霊紙を戴き、御守護により野良仕事にさわりなく働いておりました。同年秋季大祭に御参拝させて戴き、其後左鼠蹊腺部より膝にかけて吊れ気味でした。此頃より「しこり」の部分が、内側に凹んで参り時々痛みを感じておりました。十一月頃には左脇下にも一箇所「しこり」が出来始め、次第に大きくなりました。又乳の方の「しこり」の中央部は、最初灰色でありましたのが、段々取れて凹みを帯びて参り、穴になって参りまして、廻りの一部分は乾き始めました。足の方の御浄化は強くなり、床に就き切りとなり、寝起きも自由にならず、食欲不振となりました。本年二月には延髄より右耳下腺にかけて御浄化戴き、左足は伸縮が出来なくなりました。十二日夜悪寒を感じ、三十分位にて収まりましたが、翌日は前よりもひどい悪寒を感じ、足も疲れて痛み、又吐気を催し(黄色の水と白色のヌラ)相当量排泄致し御守護御願いさせて戴きました処、同時刻に楽にさせて戴きました。十四日午後より、又前と同じ症状で、足の痛みは強くなって参りました。尚、この家の庭にある数十年の欅を切り倒しましたが、代わりの木を植えておりませんが、之と関連が御座いましょうか。

《御垂示》足も疲れて――吊れてだろうね。之は、木とは関係ありませんよ。之は薬毒ですよ。以前手術した箇所――この手術の時の消毒薬ですよ。それが体の方々に固まって、その痛みですからね。之は中々しつこいんですよ。ですから、その痛む所を其都度御浄霊して、そうして少しずつ、少しずつ治っていくんです。原因はそれなんですからね。迷わずに、その通りに思って根気良くやるんですね。そうすると少しずつ良くなる。一度手術した消毒薬と言うのは、大変な害をするんですからね。

《お伺い》手術した所が排膿し、乳癌かと思われる様で御座いますが。

《御垂示》癌は膿は出ないんですから、薬毒ですよ。癌と言うのは、膿じゃないんですよ。あれは別の物です。ですから膿の出るものなら安心なものです。気長にやれば大丈夫なものです。

浄霊は力を抜いて向こうに通すように

《お伺い》T.K(昭和23年入信。53歳)。御神体、御写真、御屏風観音様を御奉斎させて戴いております。胃潰瘍にて再三御垂示戴いておりますが、一昨年十月より特に御浄化激しく、現在に至る迄毎日痛み続けで、毎月平均三回位(一回の吐量一升から一升五合位)の異物を吐いております。色は白色膿の様なものと、濃い緑茶色のもので御座います。入信前の内服薬はゲンノショウコ約半年、正露丸五瓶位、消化剤、鎮痛剤等で、注射薬としてモヒ二、三本、六○六号十本、他にキニーネ数服、三十年前淋病にてケンゴール外一種の薬を三カ月服用致しました。又、軍隊の当時、予防注射等を致しております。現在の状態は、背部の痛みが、左胃の背部から腎臓部にかけて特に痛み、右側も時々痛みます。腎臓上部の痛みが特に激しい様で御座います。腹部は臍下より左横隔膜より鳩尾にかけて特に痛み、左横隔膜に特に激痛を訴えます。熱はなく、ある時でも微熱です。緑茶色より白色膿状の様な物を吐く場合特に激痛があります。入信以来現在迄に吐いた異物の量は相当になります。激痛の折は板の如く固くなり、絶えずヌラが上って参ります。小水を致します時尿管が痛み、それが腎臓部に通じ横隔膜の所に痛んで参ります。小水は常に膿の様に濁っております。食欲は偏食勝ちで御座います。要求する物を偏食させてもよろしゅう御座いましょうか。一昨年「浄力」の御守様を拝受致しましてより、特に御浄化強く、現在未だ「光明」の御守様は拝受致しておりません。妻も共に入信致し居り、二十四年頃出張所として御使い戴いておりました。子供は一人も居りません。御浄霊は教会と離れている為に、他の教会の教師の方に御浄化の激しい時に戴いており、不断は妻がさせて戴いております。入信以来大小の痛みの切れ間が御座いませんが、御浄霊の急所がはずれている為で御座いましょうか。御浄化の激しい場合に御浄霊致しますと、必ず一時痛みが激しくなります。痛みの激しい時に異物を吐きますと、一時楽になります為に、口中に指を入れて人工吐瀉としゃ致しますが、如何なもので御座いましょうか。此為に御浄化を長引かせているのでは御座いませんでしょうか。御霊紙は毎日戴いております。激痛の場合は一日に十数回御浄霊させて戴いておりますが、それでよろしいでしょうか。不断は一日に二、三回程度で御座います。

《御垂示》尿管が痛み――尿の中の薬毒が粘膜にしみる訳ですね。偏食をいけない様に思いますが、決してそんな事はないですよ。偏食は結構ですよ。医学の方でいけない様に言うんですが、本当言うと偏食が健康に良いんですよ。一番、偏食でいいのは鳥ですね。カナリヤなんかひえ許り食べている。偏食と言うのは、体が要求するんですからね。要求するのは、必要だから要求するんです。結構だから、偏食は大いにやりなさい。人間は偏食するのが健康になるんです。

 農作物がそうですね。一つ物を作ったら、段々穫れて来ます。それに対する土が、それを要求する精分が出来て来るんですから、うんと出来ます。

 御守は取り替えると良いです。今の浄化は強いですから、本人に強く来ます。人工吐瀉――本当はいけないですね。無理に吐かせるのはね。でも、大して悪い事はないです。でも、そうやると、ただ癖になって、この次から吐き方が悪くなるんです。御浄霊――之は幾度やっても良いですよ。肺病丈は一寸何ですがね。他の病気は浄霊する程良いんです。

《お伺い》見て居られない程の激痛で、激しい時は一昼夜位続きます。

《御垂示》そんな筈はないがね。誰が浄霊しているんですか。光明如来様は御祀りしてあるんですね。

《お伺い》大光明如来様を御奉斎させて戴いております。

《御垂示》もう治らなければならないが、おかしいね。無論薬毒ですがね。うんと薬毒があるんですよ。で、浄霊に力が入るんじやないかな。注意したでしょうね。背中をやっているんですね。之は無論背中ですよ。

《お伺い》今度の御浄霊法は良く申しております。

《御垂示》未だ然し、力が入るんだ。さもなければ治らなければならない。もっと力を抜く様に言いなさい。そうして背中にあるから、そこをやる。そうして、力を入れなくて、向こうに通る様にね。之は難しいんですよ。力を入れなくて、それで向こうに通すんですからね。それから偏食は結構だ。一つ物を食べるのは結構だ。

《お伺い》チョコレートを食べ、その為に痛みが来たと思われます事が御座います。

《御垂示》それは、食物のせいじゃない。薬毒が、其処に出て来るんですから、そんな事は問題ではないんです。何しろ、余程たちの悪い薬が入っているんでね。

《お伺い》御浄化が激しくない時には普通食でよろしいでしょうか。

《御垂示》良いですよ。こう言う人は良くありますよ。それで、漢方薬に多いですね。

《お伺い》最初は洗面器に六杯御座いました。

《御垂示》大変なものですよ。或る峠迄行って、越すと段々良くなりますが、この人は峠を未だ越してない。こう言う人は峠が幾つもあるんですよ。そう言う風にやれば、段々良くなりますよ。そう難しいものじゃない。

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