*薬毒と霊的/背中の毒(御教え集5号 昭和26年12月6日③)

薬毒と霊的

《お伺い》私の兄J(32才)本年六月頃は、浄霊または御神殿に行くのを嫌い、その節お伺い申し上げ、祝詞を奏げて浄霊する様と御垂示を賜り、御浄霊を頂き御神殿に休ませて頂ける様になりました。現在は便所に行くにも心臓が苦しく一、二回休んで行く様な状態で御座います。左側延髄より頭にかけて痺れ、前頭部を針で刺す様に痛み、目の前が暗くなって参りますが、動かねば何ともなく、また鳩尾みぞおちの所に玉の様な物ができると大変苦しく、食物がつかえ、特に油気の多い物を食べると、心臓が苦しくなります。絶えず左乳の所がひどく脈を打ち、顔色悪く体は冷たい方です。兄は十八才の時に後頭部を強く打ち、兵隊の時、内地で心臓部に予防注射を打った事もあり、二十一年八月、心臓性喘息で御浄霊頂き一カ月程で良くなり、その後家族全部入信させて頂き、大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎。二十三年に疥癬の御浄化をやり、家中で兄が一番ひどくできましたが、十カ月程で全快させて頂きました。その頃、皇大神宮、熱田神宮を始め、家中の護本尊等を纏めて、お供え物をし、善言讃詞をお奏げして、氏神へ収めました。その中に十年前、父が病気中お迎えした何神様か分からぬ物があり、稲荷さんではなかったかと思われます。先祖代々の位牌も作り、面識のあるものは、別々にして古いのは焼きました。父親の父が胃病で死亡しておりますが、位牌は別になっておりません。兄弟の分は一つの位牌に二人の名前を書いております。右は霊的関係の御浄化で御座いましょうか。また御浄霊の急所を御垂示賜りたく御願い申し上げます。

《御垂示》体は冷たい――これは霊だな。心臓が苦しいのは、この辺に薬毒が固まっているんです。押して御覧なさい――左の肋骨ですね。痛い所がありますからね。それから熱い所があるですね。そこに薬毒があるんだから、それを溶かせば良い。そうすれば、心臓が苦しいのは治ります。延髄より頭にかけて痺れ――これはやっぱり薬毒ですね。これも浄霊すると治ります。玉の様な――これは霊ですね。やはり狐の霊ですよ。これは、稲荷の御神体や何かを処理した――その為らしいね。兄は――注射の薬毒が固まっているんです。

 延髄から、内出血もありますね。内出血が固まっている。それと薬毒と両方ですね。予防注射――それですね。心臓の息切れ――その為に喘息が起ったんですね。治りますよ。少し気長にやるとね。それでやはり、狐や――霊や――何かが憑ると言う事は、薬毒の為ですからね。それが溶けて来るに従って、入れなくなる。これは大した狐じゃないです。他には別に霊的関係はありませんよ。今言った通りやると、日の経つに従って良くなりますよ。

背中に固まりがある

《お伺い》中教師A.H(24才)は、二十二年十二月開拓の途中にて発声不能となり、それ以来しばしば大浄化を頂き、漸次発声できる様になりました。本年十一月二十七日夜突然に猛烈にせき上げて参り、苦しみ始め、多量のヌラを吐きました。その時塊りの様なものが咽喉につまりましたので、善言讃詞を奏上し、御霊紙を頂き、直ぐ楽にさせて頂きました。その後二回程ヌラ状の喀血を致し、御守護を頂きまして現在は全身浄化しております。食欲はどうやら二膳位は頂いております。本人は幼少の折、肺炎や気管支炎をし十五、六才の頃腹膜や何かで鍼灸、指圧、電気等もやりました。右につき御浄霊の箇所を御教示御願い申し上げます。

《御垂示》この人は、何か――蛇か何か飲んだんじゃないかな。蛇を飲むとヌラになりますからね。背中に固まりがある。背中を良くやってやると良いですね。それから、熱のある所ですね――やる様にしてやると大した事はないです。

《お伺い》唾を飲むと、咽喉がとても痛みます。

《御垂示》それは、ここ(咽喉)に固まりがあります。

《お伺い》鳩尾の左に寄った所に固まりがあります。

《御垂示》背中の方に固まりがありますから、そこを良く浄霊してやる。

《お伺い》父、祖父が結核で死んでおり。

《御垂示》結核で亡くなっても、正面まともに受け取れないんですよ。なぜと言って、医学で――つまり殺すんですね。だから、結核と言うのは何でもない病気で、段々それを死ぬ様にしちゃうんだから、要するに――医学による被害者ですからね。むしろ、打遣らかして置く様なら、亡くならないで済んだんですが、一生懸命に医薬をやればやる程死ぬんですから、結核なんか――結核で死ぬより、医療で死ぬと言うんですがね。どうも、はっきり言うと、そう言う事になっちゃうんだからね。

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