十一月八日
《お伺い》大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎の家（家族七人の内、祖母、父、母が入信）三男K（満九歳）は生来智能低く、今でも涎(よだれ)を垂らしております。赤子の時より御浄霊にて育ち、薬毒は御座いません。三週間前より風邪気味の処、ある夜半発熱し顔面蒼白、呼吸困難の症状となり、父母が御浄霊致しますと共に御神前に御守護御願い致し、危機をお救い頂きましたが、その後は譫言(うわごと)を申し、突然起き上がる等致しましたが、先生に御出張願い祝詞、善言讃詞を奏げ御浄霊を頂きましてから、段々と正気に返った様でしたが、少量の鼻血が出ただけで､目脂(めやに)もその頃より止まりました。熱は三十八、九度を前後致し、常に額が痛い痛いと泣いて訴えます。食欲は余りなく、駄菓子を間食致します。最近は昼間は解熱し、夜半になりますと高熱を出し、額、咽喉、腹部、耳等が痛いと、連続的に訴えます。そうして「御霊光を貼れ、ゴム輪で頭を締めてくれ」と大騒ぎをし、母が殆んど夜通しに御浄霊をさせられますが、充分落着いてできない始末です。先生に泊って頂いた晩は大した騒ぎもなく済みます。大小便は普通にあり、発熱時は喀痰がよくあります。霊的に疑わしい点は、光線を非常に嫌い。昼間も雨戸を閉めさせ、御守りを見せますと、駄々をこねて嫌がります。また発病一週間位前、何時もは余り行かない前の家（霊友会支部長宅）の祭壇の御供物を貰って食べた事があります。祖父は八年前に丹毒で死亡致しました。右、原因と御浄霊の箇所に就き御垂示御願い申し上げます。
なお、Kの名は明主様より頂きました。
《御垂示》薬毒は御座いません――御座いません事はないよ。これは霊的ですね。赤ん坊が憑っているんですね。それで、赤ん坊が相当な薬毒で死んだんです。それで、その憑っている赤ん坊が、段々浄化が起って来て、その毒が、今出ているんです。非常に結構です。ある時期迄こんな様な具合で、段々良くなります。そうすると頭もよほど良くなります。顔面蒼白――これは霊が浮いて来たんですからね。涎(よだれ)を――と言うのは、これは赤ん坊の霊ですからね。こう言う浄化が起ったと言う事は、大変結構なんです。浄霊は頭――前頭部と後頭部から延髄――その辺を良くやってやると良い。それから人によるが、ここ（頸部淋巴腺）をみて、腫れていたら、そこをやれば良い。