御教え集32号 昭和二十九年三月六日 ※見真実

それで見真実というものは一番高い所ですから、其処で凡てを見下すからはっきり分るのです。結局この見真実を分らせるために私がいろいろ説いているのです。要するに信仰の目的は早く見真実になる事です。そうするといろんな事がよく分ります。けれども本当に見真実には、それは普通ではなかなかなれないのです。だからそれに近寄ればよいのです。ところで釈迦やキリストも見真実にはなったが、見真実にも上中下があって、中位の見真実だったのです。その先は分らなかったのです。又あの時代には分ってはいけなかったので、時期が早すぎたのです。しかし今はもう分らなければならないのです。本当に地上天国を造るのですから、それには人間の主だった人達に或る程度は見真実を分らせなければならないのです。という事は救世教の信者ですが、特に幹部の人です。こういうよう(ピラミッド)になっていて、その頂点が見真実の境地になって、段々になっているのです。この間の論文に説いた科学というのは下なのです。それで私が説く事はみんな科学ですが、科学にも上中下があって、現代科学はずっと低いのです。そういうようで、段々になっているのですが、深く高くなっているものほど上等です。私が説いている科学は上等な科学です。そこで下等な科学の事を批判しているわけです。

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