此奇蹟(栄光116号 昭和26年8月8日)《お陰話》神の御守護宏大無辺 牛車にて胸部をひいた子供 三日目には素足にて遊び回る

 本教信者は、奇蹟がありすぎるので、馴れっこになってしまって、大抵の奇蹟は感じないようになっているが、下記の奇蹟は理屈のつけようがあるまい。之を無神論者が見たら、何というであろうか。聞きたいものである。

神の御守護宏大無辺
  牛車にて胸部を轢いた子供 三日目には素足にて遊び回る


   茨城県  T.M(40)


 私の父H(68歳)は十年来の胃病にて悩み続けておりましたが、昭和二十五年暮より当地に世界救世教の教会を設置せられましたK先生の御浄霊を頂き、僅か五日間にて跡方もなく全快させて頂き光明如来様の御神話を拝聴して感謝感激の余り、私が先に続いて父と入信致し日々有難い御守護の中に明るい毎日を送らせて頂いておりますが、今回神様の絶大なる御守護を賜りましたのでここに謹んで御報告申上げます。

 昭和二十六年四月二十二日午後一時過頃私は牛車に堆肥を満載し、その上に次男W(五歳)を乗せて牛に挽ひかせて運搬中自宅を離るる約二町程の田圃に差掛りますと他家の荷車が道の傍に置いてありましたので、避けて通り過ぎた瞬間「ガタン」と車輪の音に牛の手綱を取っていた私は後を振り向き見れば、牛車の堆肥上より路上に仰向に顛落てんらくしており牛車の右側車輪が子供の胸部か腹部(驚いてはっきり解りませんでした)の上に乗っているではありませんか、私はハッとして仕舞った大変な事をしてしまったと驚きと狼狽とのうちに直に牛車を後退させんとするも今避けて通った荷車が邪魔して退のけれず、前に出せば子供の体を轢ひいて仕舞います、しかし愚図愚図してはおられません、止むなく突嗟に意を決し、牛を引いて車を前進させましたから、完全に轢いてしまったのです。皆様その時の状況を御想像下さい、眼前で子供を轢かねばならぬ、親の気持を多くは書かなくともお解りになって頂けましょう。

 牛車を駐めるや無我夢中にて駈け寄り、ぐったりとなって路上に横たわる子供を抱き上げて見れば、轢断れきだん即死せるものと思いきや、不思議にも顔色蒼白ながら、鼓動激しく呼吸しておりますので「W」「W」と連呼しますと、かすかな声でここが痛いと胸の辺りに手をやりますので、まだ命はある、これも一重に神様の御蔭と、ただ一心に光明如来様を御念じつつ、片手に抱き片手にて御浄霊を致しながら大急ぎにて、一旦自宅に帰り家人に事故の旨を伝えそのまま教会に参りますと、幸いK先生在宅で先生は直ぐに子供を御神前に横臥せしめて、大光明如来様明主様御写真に御守護を御願の後、奥様共に祝詞善言讃詞を唱いつつ一時間余にわたる御浄霊を頂きますと、蒼白の顔色鼓動激しき呼吸も平静状態に復し、意識も明瞭となり言語もはっきり言うようになりましたので、ただただ大光明如来様明主様に御守護を御願いしつつ、いかになるかと固唾を呑みおりました、私及び急を聞いて駈け付け、子供の枕元におりました家族も、漸く愁眉を開き、安堵の胸を撫で下すと共に、御神力の偉大さ明主様の御霊徳の有難さを犇々ひしひしと解らせて頂き、一同感泣すると共に、御神体に明主様お在す熱海の方角に向い、深く深く御礼申上げた次第であります。

 なお先生は体を調べて見ましょうとのことに、着物を開いて体を調べて見ましたが、反対側の車輪に触れた右足の踵の皮がホンの少し剥はがれて、血が参んだだけで、轢いた胸部腹部等にはかすり傷一つ、車輪の痕跡すらなく、勿論肋骨内臓にも何らの異状を認めません。

 かくのごとき事実あり得べきことでしょうか、しかし事実は厳然として事実です。

 御神力の御加護なくば、哀れ無残な骸むくろと化しいることを想起し、先生夫妻始め家族一同前にも倍して、感激で胸一杯歓喜の涙滂沱ぼうだと頬を流れるのをどうすることも出来ませんでした、そうするうちに子供は眠いと申しますので、自宅に連れ帰ることを先生にお伺いしましたところ、大丈夫ですから連れ帰り、静かに寝せて下さいとのことに、自宅に抱いて帰り寝床に寝かせましたが、静かな寝息を立てながら、気持よく寝入ってしまいました、その日自宅にて二回の御浄霊を頂き、更に元気回復し、その夜饅頭二個と御飯を茶椀半分位を食し、何らの苦痛なくぐっすりと一晩中休ませて頂きました。翌二十三日は更に元気になり、子供を連れて教会に行き、御神体にお詣り後御浄霊を頂きましたが、あとは私が二、三回御浄霊致したのみにて、事故当日より三日目の二十四日には従前通り素足で駈け廻りて遊んでおります。

 その後五月一日には屏風観音様を御祭させて戴き、家中は一層明るい楽しい毎日にて夜のひと時にはおかげ話お道について、話が出ぬことはありません。

 明主様、誠に有難う御座いました、御加護の万分の一でも、御恩報じしたく前記御守護の一件を、世間の皆様にお話しつつ御道のため微力を尽くさせて頂きおります。


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