御教え*⦿の文化/禁断の木の実は薬/御神書(御教え集13号 昭和27年8月16日②)

 それから、よく社会事業の事について――そういう事を質問される場合に、よく合った説明が出来るように書いてあるのですが、こういう意味で言えば必ず分かるはずです。

御論文「本教と社会事業」

 今読んだ通り、私は今「⦿の文化」というのを書いてますが、今の社会事業のようなものは結局において、今迄のやり方は現われたものを抑えつけるとか、それを一時的良くするとかいう、そういうやり方ばかりですから、やっぱり医学の対症療法と同じで、痛いからそこを注射でしびらして一時苦痛を取る。熱が出るから冷したり熱冷しをやるというようなやり方です。丁度社会事業は、不幸な人が出るからそれを救うというのと同じです。ところがそれはもとがあるのです。その因の方にさっぱり気がつかないという事は、気がつかない一つの癖がついたようなものです。そういった因を考えるという事もしないのです。金が無ければ借金すれば良い、金を借りれば良い、と――経済界もそうなってます。何か事業をするとか、何かというと直ぐ銀行から借りるのです。その大きなのが外資導入です。どうしても自分で稼ぎ出すという事は、まことに乏しいです。で、犯罪者が出来る。そうするとそれに刑罰をわして酷い目に合わして、りさせてやろうという、そういうような事や、とにかく外殻――外側だけのやり方です。ところが中心があるのです。今う魂です。それを閑却している。ですから丸のポチが今迄無かったのです。ポチが隠れていた。ですからこの輪(〇)――つまり言わば空っぽです。ですから今迄は空っぽ文明です。そこでポチですが、ポチは一厘なのです。これ(丸)が九分九厘なのです。九分九厘と一厘というのはそういう訳です。で、一厘の仕事をするのが私の使命なのです。今の社会事業にしろそういった肝心な魂、それから病気なら薬というような、そういったものですが、今薬については根本から書いてます。そうすると薬も必要だったという事も分かります。キリストが言った「禁断の木の実」という事は薬なのです。禁断の木の実を食べると人間に悪が生まれる。悪が発生する。悪の発生源というのは薬なのです。薬を人間が使わなくなれば悪が無くなるのです。これも今細かく書いてます。今迄そういうような肝心な中心だけが隠されてあった。それがつまり夜の世界だったのです。暗闇だったからして見えなかったのです。

お医者と薬の将来

これは一寸面白いもので、今のお医者と薬の将来はどうなるかという事です。

(御論文「医学関係者に警告する」朗読)

 今読んだ通り医学の寿命というのは割合早く来るのです。で、こういう事があります。近頃、今迄効いた薬が効かなくなったという事をよく聞くのです。ヒドラジドにしろ、あれ程大騒ぎをやったのがもう駄目なのです。この間どこかの病院で統計をとったところが、大抵二、三週間か一、二ヵ月で最初は結核菌が非常に減ったのが、今度はまた非常に増えているのです。そうすると菌が前よりか非常に強いのです。なんとかいう言葉ですが、そんなような具合で、それが大体三割そういう人が出来てます。三割という事はまだ日限が少ないからです。これが日限が経つと五割にも十割にもなるのです。そうするとこれはかえって何んにもならないという時期になるのはもうじきです。ですから何時か書いた「結核新薬をわらう」というあの通りになって行くのです。近頃お医者さんで薬に疑いを起こしたのは随分あるのです。前には効いたが、この頃は効かないというのは、つまり霊界の浄化が段々強くなりますから、固め療法で段々固まらなくなったのです。つまり人間の毒素だけは、かんてんやところてんと違って、今迄通り固まらないのです。そうすると、もう薬を飲む事や注射をする事が危なくて出来なくなる。この間の新聞にも、注射して何十分かで死んだのです。で、それを告訴するというので、お医者さんの意見が出てましたが、やっぱり特異体質とか言って逃げてましたが、そんなような事が段々増えてくる。そうするとお医者さん自身が医学を疑って、もうこんな事では駄目だ、怖くて医療は出来ないという事になりますから、そうすると別に外殻から医学をどうするのでなくて、御自分の方で医学を捨ててしまうという事になります。それも大して長い事はないのです。だから今書いたのはその警告ですが、そういう訳ですから、そうなってからメシヤ教は大変な事になります。さっき論文にもあった通り、世界中の引っ張り凧になるという事がありましたが、そういう風になる訳です。ですからその時になると忙しくて大変ですから、今の内に出来るだけ御神書を読んで、その用意をして置くという事が肝心です。

今『文明の創造』を書き始めたのですが、今度のは中々面白い書き方になってます。「序文」だけを、短いから一寸読ませます。

御論文「文明の創造  序文」【註  栄光170号】

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