*日本脳炎 御教え集2号 昭和二十六年九月十五日

(お 伺 い)E.C (五十二歳)一昨年家族全部入信。光明如来様、御屏風観音様共に御奉斎致し、非常な御守護を頂いております。八月二十七日頃より、二女Y(十四歳)が微熱があり、九月一日登校したる処、朝礼の際立ち暗みがし、その日の午後より寝込み、四十度二分からの高熱が出て非常な頭痛を訴え、手足をもがきただならぬ容態になりましたので、早速教師の者が側につき御浄霊を致しました。この間時々嘔気(はきけ)をもよおしましたが何も嘔きません。眼も充血致しておりません。自分の口、鼻等から出る息が非常に臭いと申しておりました。この様な状態が二、三日続き、なお熱は四十度を下らず、耳は次第に遠くなり、発病時より一週間目位から、次第にこんこんと眠る様になりました。食欲は全然なく、湯茶を少量飲むばかりにて、便通は普通便から軟便になり、小便は一日五、六回から回数を増して参りました。発病後十一、二日頃より、熱は三十八度五分が最低で、大体三十九度前後になり、夜間五、六回位下痢と色の濃い小便を多量にする様になりました。食欲は殆んどありません。十三、四日頃からやや意識が出、重湯を二杯位と牛乳少量、お握り一ケ位食べる程度になりました。本人は日頃から虚弱な体質で麻疹、急性肺炎、眼病等を以前患いました。病人の祖父、祖母は腸チフスで死亡しております。以上の様な症状で右は結核性脳膜炎の様に考えられますが、いかがで御座いましょうか。なお右の経過は順調なもので御座いましょうか。

〔御 垂 示〕
 これは順調ですね。心配ないですよ。段々良くなります。脳膜炎ともちょっと違う様ですね。脳膜炎だったら頭が割れる様に痛いですからね。これは日本脳炎ですね。その非常に重いものですね。耳は治ります。溶けた毒が耳に溜まったんです。一週間位から眠る様に――脳膜炎はこう言う事はない。眠るんじゃない。食欲がないのは仕方がない。便通は問題じゃない。非常に順調ですよ。非常に重いから長くかかるんですね。しかし少し経つとずっと良くなる。薬毒も相当あるから、それで長くかかる訳ですね。そう言う時には、ついでに薬毒の浄化も起りますからね。結核性脳膜炎じゃないですね。日本脳炎です。それから、霊的には関係ないです。それで、後頭部を良く浄霊する。最初は相当固かったでしょうが――仰向けに寝ているから気がつかなかったでしょうが、そう言う訳ですから、決して心配ないです。

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