*霊的病/呼吸困難 (御教え集5号 昭和26年12月15日①)

十二月十五日

シャックリ

《お伺い》I.M(61才)去る九日突然腰が痛み、教師の浄霊を頂き治りましたが、シャックリが連続に出始め、四十度の高熱が出ましたので、浄霊を頂きましたが、熱は下がらず、シャックリはやや軽くなりつつありましたが、五時間も続くので医者に診せた処肺炎と言われペニシリン一本打ち、熱は七度に下りましたが、依然としてシャックリは五日目にも止らず、私が昨晩浄霊を頼まれ、体を見ましたが別に熱の高い所もなく、横隔膜が痛いと言うので浄霊致しますと、一層激しくなります。頭と延髄を致しますとやや軽くなり、水が欲しくなり飲みますと、三十分程止りましたが、また始まり、それを繰り返しております。シャックリは、他に御浄霊箇所、霊的原因が御座いましょうか。

《御垂示》これは霊的らしいですね。やっぱり、延髄付近と前頭部の中ですね。そこを気長にやってやれば、段々軽くなりますよ。シャックリが幾日続くと死ぬとか言われるが、そんな事はないです。シャックリなんか命に関係はないからね。そう言う事を考えて、あせるんですよ。それを良く安心させて、気長にやると言う様にすると、案外早く治ります。

霊的で非常に強い怨み

《お伺い》二十年前より両足首に痛みを感じ五、六年前足首に根のない「オデキ」ができ、ジュクジュクして余り膿も出ませんでした。梅毒ではないかと六○六号を十五本打ち、何の変化もなく、種々医者の手当を受けましたが、レノールと言い千人に一人位しか治らないと言われました。四年前に右足の親指の次の指を三分の一程落してしまい、同時に身動きができなくなり、その後二十四年五月、一家入信御神体も御奉斎させて頂きました。御守護頂き動ける様になり、指先が崩れるのも止り、最近は少しの農事の手伝いもできる様になりましたが、足の「オデキ」は、特に昨年の暮より毎日午後の三時から夜の九時迄、激痛を感じます。私の家の本家は、昔代官であり、門番の妻が手足、顔、露出部が崩れる病気となった為、四代前の人が本家の命令によって無理に追い出したらしく、その時門番には二人の子供があり、一人をそこに捨て置き、病む妻と一人の子を連れて旅立ち、途中妻は死亡、門番は三島に流れ、今日は立派な米屋を致しております。捨て置かれた子供は、私の所より三里山奥に貰われ、その子供が、私の母親で御座います。母は三十才頃より、露出した部分に私の足のごとき「オデキ」ができ、四十八才で死亡。長男も二十八才で同病にて倒れ、次男は船乗りで、やはり同病を苦に海中に投身死亡致しております。右は霊的関係が御座いましょうか。また門番の妻(戒名不明)はお祀りすべきで御座いましょうか。

《御垂示》千人に一人――まあ、こう言って置けば一番間違いないな――誰も分からないからね。これは珍しいですね。ちょっと、癩病みたいですけれども、之程ひどく痛むのなら癩病じゃないです。やはり霊ですね。非常に強い怨みですね。けれども、治るには治りますがね。別に大した事じゃないんですからね。やっぱり、気長にやれば治りますよ。それから、やっぱり自分でも浄霊すると良いですね。悪い所をね。力をできるだけ抜いてやれば、段々治って行く訳ですがね。しかも痛むんですから治りは早いんですがね。治り良いんですね。痛むのなら、霊的にしろ体的にしろ、浄化だから、反って始末が良いですよ。どうも、浄霊に力が入っているんだね。自分でやっただけでも結構治りますよ。今言った様にできるだけ力を抜いてやって御覧なさい。

呼吸困難

《お伺い》昭和十八年肺浸潤にて医療を受け、昭和二十年秋に再発しマイシン二本注射しましたが効果なく気胸を致しました。その時医師の不注意により肋膜が少々破れ、空気が洩れる為呼吸困難となり、大変苦しみました。その後はラジオドクターの放送を聞きながら安静療法を致し、半年余りカルシウム剤を服用致しました。昭和二十五年お道を知り、妻が入信、会長先生と妻の御浄霊により、一ヵ月位で大分呼吸も楽になりましたので、家業の八百屋の仕入れに自転車でかけ回っておりました。九月頃よりまた呼吸困難となり、その後三ヵ月程会長先生の御浄霊を頂き楽になり、私も入信。光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させて頂きました。本年五月喘息で、息苦しさはなはだしく、横にもなれず苦しみました。これも先生の御浄霊で楽にならせて頂きました。十月三十日名古屋別院にて明主様の御参拝を頂き、翌日より一層呼吸が苦しくなり寝ついてしまいました。咳や痰がはなはだしく出、体が段々衰弱して参り、先生の御浄霊を頂き、楽になりました。食物は魚、鳥、獣肉、サッカリン、ズルチン、合成酢、色粉等を入れた物を食べますと三、四時間後に、その物だけ吐きます。最近は菜食に致しておりますが、何を食べても美味しく感じます。発病後少量ながら十回程喀血かっけつし、血痰は毎日の様に出、朝夕は「ヌラ」のごときものを必ず吐きます。痰やつばは一日七、八合位出ます。右の息苦しいのはいかなる訳で御座いましょうか。また御浄霊の箇所御垂示の程御願い申し上げます。

《御垂示》空気が洩れ――ああ、これはひどいな。つまり、気胸の時に肋膜――空気が――これですね、原因はこれが未だ治らないんだな。これがいずれ――膜でも、段々治るんですが、こう言うのは非常に暇がかかるんですよ。だから少し良くなって、八百屋さんか何かで――車引いて、これが悪かったですね。膜が、薄く着いた位だったのが、労働した為にはずれたんですね。元は医学に因る被害者だ。それで、未だ薬毒が沢山あります。それが、痰やヌラになって、それから血痰や喀血になるんだから、それは出るだけ出ればなくなるが、労働は暫らくできませんね。治ってから一年位は――ぶらぶらしているのは良いが、力を入れるのはね。手に力を入れるのが悪いですからね。手に力を入れると肋膜にひびきますから、そんな風にして、気長に段々良くして――身体が疵物きずものだから、少しずつ起きて、慣らせる様にして、一年位ぶらぶらしているんですね。菜食にしたのは、結構ですね。こう言うのは魚鳥獣肉は絶対いけない。そんなものだね。ですから、今じっとして寝て居れば、息苦しくないんだから、じっとして少しずつ――段々身体を慣らしていく、そんな風で治りますよ。

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