*〔罪〕歯が折れる、銃猟(御教え集5号 昭和26年12月11日②)

歯が折れた

《お伺い》満四才の女児、昨年七月疫痢の際、上乳歯が三本根本から折れました。それより上唇が腫れ、本年九月頃より、折れた歯の上方より外側に向かって尖った歯が見え、かなり肉を破っております。毎朝上唇より膿が出ており、現在もう一本出かかっており、また奥歯下側二本目が内側に倒れ、新しい歯が外側に向かって出ております。上乳歯三本共歯根が残っております。御浄霊は毎日続けております。薬毒の為で御座いましょうか。前世の因縁に因るので御座いましょうか。また自然に歯根が抜けましょうか。両親は四年前入信。御神体、御屏風観音様は御奉斎させて頂いております。

《御垂示》これは、単に薬毒ばかりではないですね。一種の罪ですね。これは歯医者に行って抜いて貰った方が良いですよ。早いです。それは構いませんよ。歯を抜くとか入歯するとか言うのは、別に悪い事はない。けれども、こう言う歯が――口の中が順調にいかないと言う事は、やはり原因があるんだからね。だから、早く信仰に入っていればそんな事はないが、今となっちや歯医者の御厄介になるよりないから、そうした方が良いですね。

《お伺い》四つですが、麻酔等致しますが。

《御垂示》かまいませんよ。ここ(歯部)だけやるんですからね。そんな事は何でもない。歯の注射はしばらくすると、歯に出ちゃうから別に心配する事はない。それから、麻痺の注射は余り害にはならないですよ。普通の薬毒と違って一時的だからね。

銃猟

《お伺い》昨年一月入信の者で御座います。銃猟が趣味で、毎年冬の山野を歩くのを楽しみと致しております。十二月一日、三連発の猟銃の回転が悪いので、実弾(散弾三百発入)をこめて、安全装置をして、「いろり」の側で調べておりましたが、銃口を上にして一、二回下に突いて見ましたが、具合が悪いので、銃口に左の手をあて力を入れて下に突きました瞬間、弾が爆発して手の平をつらぬき、屋根裏をぶち抜き、飛び散りました。傷は手の平に一寸、手の甲は二寸程砕けて口を開けて、白い筋の様なものが飛出し、もちろん骨は砕けたものと思われます。御浄霊を頂きまして経過は良くさせて頂いております。今後の御浄霊に就き御垂示の程御願い申し上げます。

《御垂示》これは驚いたな。信仰に入っていて、そんな殺生するなんて飛んでもない。だから、神様のお気付けですよ。まあ、何ですね――こう言う狩猟するのは、信仰めてやるか、信仰に入っている以上は、絶対にやっちゃいけないですね。やっぱり、こう言う殺生すると、必ずたたって、ろくな事はないですよ。これは、止めろと言う神様がされた事だから、非常に結構ですよ。良くお礼を言って良い。それで、これを止めないと、今度はもう一層ひどいのになります。これでもかこれでもかとなりますよ。これで止めて、良くお詫びして、之からできる丈人を助けるんですね。そうして、その鳥を殺生した罪を、それによって償って貰う。そうするのが一番良いです。それから、御浄霊は自分でやっても良いですから、あとは良くお詫びするんだ。之からはもうしない。そう言う事は絶対にしないと言う事をお誓いするんです。それが根本ですよ、そうしないと、また何かありますよ、だから非常に結構です。

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