*お軸の扱い/執着/悲劇を作らないように(御垂示録7号 昭和27年2月⑥)

お曼陀羅の処分

《お伺い》曼陀羅まんだらの処分はいかが致しましたら、よろしゅう御座いましょうか。

《御垂示》あれは良くないんだがね。それは、その人の想念だな。信仰には本当に入ってないんでしょう。

光明如来様

《お伺い》光明如来様を戴き、次に大光明如来様を御奉斎させて戴きましたが、光明如来様は如何に。

《御垂示》それは、たたんで仕舞って置いたら良いでしょう。

しきたり

《お伺い》新潟から佐渡の方面では、亡くなった人がある場合に、床の間に仏教のお軸を掛けてお弔い致しますが、こちらではそれを許さなかったので、うるさくなっておりますが。

《御垂示》そうしたら良いでしょう。やはり時期ですよ。やはり、今はそこ迄の時節に行ってないから、今迄の仕来しきたりのやり方で良いですよ。そうして坊さんにも満足させてやったら良いでしょう。そんな事は問題じゃないからね。

気持ち次第に...。執着があったらいけない

《お伺い》救われない者もあるとの御教えで御座いましたが、お道専門にやらせて戴いて、どうしても開けないと言う者も御座いますもので。

《御垂示》ありますよ。

《お伺い》そう言う場合に、転換と言う事で、他の仕事に就かせて戴く事と、お道を続けさせて戴くと言う事は、どちらが。

《御垂示》気持ち次第です。転換したいと思ったら、すれば良いしね。転換したいと言う執着があったらいけないからね。転換して良いですよ。

悲劇を作らない

《お伺い》柔らかい事で一つお伺い致します。結婚前に女にあやまがありあり、それを非常に気に致しておりますが、夫に打明けるべきで御座いましょうか。どちらが正しいので御座いましょうか。

《御垂示》それは、夫の性質が、許しそうな性質だったら良いし、どうも危ぶなかったら、一生秘密にして置いたが良い。

《お伺い》今度問題が起きました轟夕起子と島耕二の、夏子夫人の取った行為は納得がいきませんが、どう言う態度を取るのが本当で御座いましょうか。

《御垂示》どうもこうもない。思う通りにやれば良い。どうせ狂っているんだからね。どうもこうもないですね。

《お伺い》家庭裁判では、夫婦と言う事は一応置いて、交りすると言う事は容認すると言う事で御座いますが、女がその立場に置かれていると言う事が、常識では。

《御垂示》結構じゃないですか。だって、許されないとしたら、悲劇があるでしょう。夏子夫人が我慢すれば、四方八方無事に収まるから良いじゃないですか。然し、良いと言うよりか、それより他に仕方がないでしょう。良いとか悪いとか言う問題ではなくて、悲劇を作らないと言うんでね。それより他にないですね。

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