*げんのしょうこ(漢方) 御教え集3号 昭和二十六年十月五日②

《お伺い》 一家入信、御神体、御屏風観音様も御奉斎させて頂いております。このたびの父の浄化につきお伺い申し上げます。

 五十四、五歳頃迄は時折風邪を引く程度で、学校も無欠勤で御座いました。三年程前に空腹になると胃部に痛みが起り、食べれば止まる状態で当時「わかもと」「ノルモザン」「ともさん」等服用。また歯槽膿漏の為「アルバジル」、「ジセプタール」等の売薬を服用致して来ました。その後下痢の浄化を極度に恐れ、下痢を止める為に濃い「げんのしょうこ」を服用し続け、下痢は止りましたが顔色悪く食欲なくなり、医薬の恐ろしさを知り、御守り様を二十四年一月拝受致しました。その後三年間、今日迄御浄霊を毎日続けております。この間御浄化は緩慢でしたが、痛まない日は御座いませんでした。しかし御浄霊を頂き大変楽にさせて頂いております。去る九月二十七日頃から腹痛激しく、十月一日から特に強い御浄化を頂き、二日からは吐き気を催し、殆んど連続的な腹痛にてうめき通しにて、毎日四、五回薄茶色の水を多量に吐きます。食事をしないのでリンゴ汁等御霊紙、御饌米等と共に頂きましても、全て嘔吐致します。四日夕刻は吐いた水は茶褐色の泥状のもので、お小便も茶色になりました。現在は激しい胸焼けと腹部全体言い様のない苦しさでございます。

 右御垂示賜りたく謹んで御願い申し上げます。

《御垂示》
学校に行っていた、と言うと――先生かな。これは薬毒ですよ。「わかもと」「ノルモザン」「ともさん」は大した事はないが、「アルバジル」は悪いんですよ。「アルバジル」を少し続けて服んで死ぬ人は沢山あります。非常に悪い。それから、「げんのしょうこ――これが一番悪いですね。「げんのしょうこ」は自殺ですよ。あれを沢山服んだ人は結局治らないですね。私は、昔そう言う人を沢山やったが――だから「げんのしょうこ」を沢山飲んだ人は請負わないでやれと注意した事がある。この人は薬毒の浄化ですが、以前と今は、浄化が強くなって違ってますから、早く出る。この人は大分早く出ているが、治らないとは言わないが、吐いたり出したりして命が持てば治ります。衰弱さえ旨く耐えれる様にすれば、きっと治ります。

 食事は普通ですか、流動物ですか。

《お伺い》何も食べません

《御垂示》非常に良くないですね。浄霊は背中を多くやるんですね。背中に固まりがある。それで背中の毒が溶けて胸に来るんですからね。最近の力を入れないやり方でやっているんでしょうね。動かしては駄目ですよ。そうして、力を入れないでやれば溶けが早いですからね。前は鳩尾が良いです。下痢はどうです。

《お伺い》
全然便秘しております。

《御垂示》「げんのしようこ」はどの位服んだ。期間は。

《お伺い》十日位で御座います。

《御垂示》これは薬毒ですよ。今言った通り、手を動かさないで、力を抜いて、背中を触ってみて一番固い所、そこをやる。肩は。

《お伺い》柔らかいのです。凝った事がないそうです。

《御垂示》それじゃ、大体丈夫な体ですよ。

《お伺い》薬は入っておらず、予防注射位です。

《御垂示》それだから持っている。大体この年になって肩が柔らかいのは健康だね。今の様なやり方でやって、ちょっとでも食欲が出たら峠を越したと思って良い。

《御垂示》名前はいかがで御座いましょうか。

《御垂示》I.M――名前は良いでしょう。I.K――カネと読むかね。あなたの系統は中々大変なものですね。いずれ、あなたの名前は変えた方が良いが、今のところは別にどうと言う事はないから、今言った通り、浄化が強いから案外早く溶けて、越すかも知れないですね。とにかく原因は背中の固まりですから、それを早く取る様にして、できるだけ何回でも良いからやって、背中の固まりを取る様に。

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