*死霊/薬毒病(御教え集5号 昭和26年12月6日①)

死霊の憑霊

《お伺い》T.H(4才)教師の孫で御座いますが、先月二十八日より食欲が減退し、排泄も少なく、熱も普通より低く、特に足は冷たく、大変にむずかります。毎日御浄霊致しておりますが、余り変化がありません。この子は普段より御浄霊を嫌い、特にこの度の御浄化を頂きましてよりは、むずかって浄霊を受けるのを大変いやがります。御浄霊の箇所及び浄霊を嫌う理由を御垂示御願い申し上げます。

《御垂示》これは霊ですね。死霊が憑っているんですね。前頭部を主にして浄霊して、できるだけ――善言讃詞だとか御神書を読んで聞かせるんです。何か、死霊で要求があるんですね。あるいは、無縁かも知れないですね。祀って貰いたい為にね。そうしてやっているうちに救われていくから、病気が治っていきます。これは浄化じゃないですね。これで見るのが一番早いですね。熱が出るですね――これは浄化と思って良い。霊でも熱が出ますが、全然熱が出ないのは憑霊と思って間違いない。そうして、こう言う病人は光明如来様の前に寝かせる様にして、良くお願いするんです。

病気の原因は死霊

《お伺い》Y.T(34才)昭和二十三年八月より手足が絶えず痙攣し、医診では震腺麻痺との事で、ペニシリンその他の医療を二十五年十月迄入院して続け、終に全身硬直し寝たままにて、身体を動かす事もできなくなり、医者に見離され退院しました。二十六年四月より御浄霊を頂き、御守護により上半身は硬直が治り、眼玉も手も動く様になり、先月は初めて洗面器一杯程度の嘔吐があり、一時は腹が膨りましたが、現在では小さくなりました。しかし未だ、足、腰は全然きかない状態で御座います。なお、食事は大食の方で御座います。霊的原因の有無、並に御浄霊の箇所を御教えの程御願い申し上げます。

《御垂示》震腺麻痺――麻痺じゃない。震えるんだから、反対だ。これも死霊ですね。死んだ時の状態が出ているんです――痙攣とか麻痺とか言うのはね。それから、ペニシリン――医薬を服んで、全身硬直と言う病気を作った。これはお医者が拵えた病気です。まさか、礼言う訳にもいかないが――それで浄霊によって、薬毒が減ったんで動いて来たんですね。これはもう一息ですよ。それで全身がすっかり動く様になって、すっかり治りますよ。光明如来様は未だお祀りしないんですか。

《お伺い》本人は入信致しておりませんので。

《御垂示》早く入信して、光明如来様をお祀りして、徹底的にやらなければいけないですね。そうすれば治りますよ。病気は大して重いものではない。霊が主ですから、信仰が一番ですね。

薬毒病

《お伺い》私の夫(警察官 25才)本年二月十八日風呂で卒倒しその後勤務先でも二回あり、二月二十五日より頭重、眩暈が伴い、身体がだるくなり医診を受けました。ところが、心臓が少し弱っているだけで、大した事はないとの事で、無理に出勤しておりました処、同月末日より一層ひどくなり床に就く様になりました。それからは、発作的に発熱、心臓の鼓動が激しくなり、意識が遠くなる様な状態が日に一、二度起る様になり、入院手当てを受けました。発作は小康を得ましたので退院し、自宅で静養致していましたが一向治らず、肩も凝り、四月末再び発作が起る様になり、再度入院。その後は起きられなくなり、食欲も減退して参りました。植物性神経失調症と言われ、発熱毎に水または氷で冷やし重曹、ブドウ糖、テプロンの注射を用い、その他鎮痛剤、ブロムカリを毎日注射または服用しました。五月にお道のお話を聞き、御浄霊を受け、五月十日私が入信致しましたが、医者を諦める事ができませんでした。六月末頃より足が冷たくなり始め、ついで頭も冷たく感じる様になり、極度に衰弱し、医者に見離され退院し、家で御浄霊を頂く様になり、体温が出て参り喜んでおりました処、周囲の反対、本人もはっきりお道が解らず、再び人の言うままに鍼、医者に通い腰、肩等に注射三十本打ちましたが、一向に良くならぬ為に、医療を捨てて御浄霊を頂く様になり、九月二十三日主人も入信致しました。十月初めには少し歩ける様にして頂き、同月六日よりN別院へ参り御浄霊を頂いております。段々血色も出、食欲も普通人と変らず元気になって参りましたが、未だ眩暈めまい、頭重はすっきりせず、肩も凝り頭がぼっとして、常に夢見ている様な状態が、前より激しくなりました。これは霊的でしょうか。私の婚約者であった現在の夫の兄が、三年前、川で心臓麻痺で死んでおり、祖父も卒中で死んでおります。なお、お道の事を解らなかった親も、最近少し解りかけて参り、反対は致しません。お屏風観音様をお祀り致し、光明如来様は頂いておりますが、お祀りは未だで御座います。如何致しましたら、早くお救い頂けましょうか。

《御垂示》なーに、いい加減なものです。植物性神経なんて――どう言うものだ。神経に植物性と動物性とあると見えるね。これは何でもないんですよ。これは、頸の回りから肩にかけて凝りがあります。固まりがありますから、それを見て御覧なさい。それを溶かせば良いんです。ただ、長くかかりますが、これはきっと治りますよ。処が、うっちゃらかして置けば、訳なく治るんですが、お医者に行って色んな――氷で冷したり――氷で冷すのは悪いですね。固めるからね。重曹、ブドウ糖――鎮痛剤――これが問題ですよ。これがここに凝りますからね。ちょうど、病気を増やして貰ったんですね。良かったですよ――このお道を知らなかったら、結局廃人みたいになるか命のどっちかですね。最初は脳貧血だったんですね。脳貧血と言うのは、ここ(頸部けいぶ)に固まりがあります。溶けて来ると――熱が出て溶けるんだから、そうなるとぼっとするんです。それから眩暈ですね。頭が重い、ぼっとするのは、ここ(部淋巴腺)を見て御覧なさい。熱があって、固まりがある。元はくびの回りですね。心臓にもある。それをやると、治りますよ。早く光明如来様をお祀りして、その前に寝る。それから御神書を、本人が読めなければ、側で読んでやる。それから、霊的じゃありませんからね。これは、古い薬毒に新しい薬毒を足した。それが原因ですから、それを溶かせば良いんだから、ちょっとも心配要りません。こう言うのは沢山あるんですよ。名を付ければ、薬毒病と言うんでしょうね――今、官吏、公務員の汚職事件ですね。あれは役得病でしょうね。

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