*メチールで盲/黄疸/薬毒/さ行が発音できない/仏教に戻りたい/仏壇(御垂示録12号 昭和27年8月1日③)

中毒症のものは必ず治るものです

《お伺い》六年前にメチールで盲になった者の御浄霊の急所はどこでございましょうか。

《御垂示》目をやれば良い。メチールで、最初に目が見えなくなるが、うっちゃらかしておけば良いのです。メチールの毒が目の上に固まっているので、うっちゃらかしておけば溶けて出てしまうのが、目薬をさしたりするので固まってしまうのです。目の後ろと目をやればきっと治ります。だからああいった中毒症のものは必ず治るものです。死んではしようがないが、生命のあるものは必ず治るものです。それを医者に行って目薬をさしたら駄目です。

黄疸の時の薬毒

《お伺い》以前黄疸を致し、色んな薬を相当に飲んでおりますが、冷たい水に入ったり洗濯の場合に手足が腫れますが、薬毒でございましょうか。

《御垂示》薬毒です。何かの薬です。黄疸は色んな薬を飲むから、やっぱりいずれかの薬毒です。全く医学というものはしようがないものです。

冷いとそこに毒血が集まり、それから火傷やけどすると集まるという毒もある

《お伺い》疥癬になります前に、冬、顔を洗おうとして冷たい水に手を入れますと、その刺激で二、三時間感覚が無くなりました。それよりしばらくして疥癬の御浄化を戴きましたが、やはり毒の。

《御垂示》そうです。それで薬の性質によって、冷いとそこに毒血が集まり、それから火傷やけどすると集まるという毒もある。火傷をするとよく膿をもつが、火傷をするとその刺激によって集まるのです。やっぱりお灸と同じです。冷たいのはその反対の性能を持った薬です。

サ行の発音が出ない幼児

《お伺い》九歳の男、頭脳は普通で薬毒もなく病気もしておりませんが、サ行の発音が出ません。どういう関係でございましょうか。

《御垂示》よくあります。舌の関係です。ここ(頸部淋巴腺)のどこかに固まりがあります。サ行に動かないのです。

元の仏教に戻りたい

《お伺い》明治時代に仏教より神社神道に変わっておりましたのが、元の仏教に戻りたいというのが三人ございますが。

《御垂示》信仰した訳ではないでしょう。それでは仏教で良いです。

《お伺い》全部。

《御垂示》全部良いです。

《お伺い》信仰して変わっており。

《御垂示》しかし、それは信仰ではありません。信仰した訳ではありません。根本的に神道になった訳ではない。規則だったのですから。

仏壇に水

《お伺い》仏壇に毎朝お茶を上げますが、それ以外にお水を上げます事はいかがでございましょうか。

《御垂示》それは新仏あらぼとけには上げるのです。一年間位は水を上げた方が良い。

《お伺い》その場合朝だけでよろしいので。

《御垂示》良いです。

一寸八分の木像の観音様

《お伺い》戦国時代の一寸八分の木像の観音様を支部長が買い受けましたが、先祖代々伝っているものだそうでございますが、御開眼お願い戴けますでしょうか。

《御垂示》良いです。それは、護持仏ごじぶつといって戦に行く時に腕に御守りとして縛って行くので。そうして戦に行くのです。ですから、一寸八分の金のが多いです。木のは少ないです。木の方が軽いといった意味でしょう。そうして頼朝時代に非常に流行ったのです。つまり護持仏と言って、持って歩くという訳です。それもその一種です。金箔は塗ってありますか。

《お伺い》塗ってありません。

《御垂示》木彫ですか。よほど古いですか。

《お伺い》代々伝わっているそうでございます。

《御垂示》古ければそうです。新しいのなら、ただ拝む為に一寸八分のものを作るという事はよくあります。今でもあります。

《お伺い》戦国時代にはそういうのを用いたのでございましょうか。

《御垂示》沢山あります。

《お伺い》御守護を戴く為でございましょうか。

《御垂示》そうです。良いのは純金なんかが入ってます。浅草の観音様はそれが御神体だったのです。浅草の観音様というのは頼朝が作ったのですから。最初は頼朝の護持仏だろうと思います。それが明治になってから無くなったが、売ったのです。それはいつか話したが、私の曾祖父が質屋をしていた。そこに質に入れた。浅草の長昌寺という――始終遊びに行った寺です。一年に一回御開帳と言って、観音様のおともをして行き、すむと長昌寺に帰って来る。ところが長昌寺の坊主が道楽して金を使って、私の曾祖父のところに質に入れたのです。で、私のところに暫くあったのです。ところが私の曾祖父は子供が無かったので養子をしたが、極くお人好で財産をつぶされて、その時に離した。一寸八分の観音様というのは沢山あるのです。あれが仙台にあるとかよく話がありましたが、みんなその時代の大将の使った護持仏です。純金ですが、段々位が下になると十六金、十四金、極く下になると六金というのがある。六金というのは銅が多いから錆びて黒くなっている。磨いているとピカピカ光って来ますが、銅みたいな光です。

《お伺い》今も浅草にはございますのでしょうか。

《御垂示》あります。今あるのは木彫に金箔を塗ったのです。木彫の一尺位のは方々のお寺の御神体になってます。観音寺の御神体もそうです。白布に巻いて御厨子に入れて、一年に一回管長でなければ開けてはならない。それを普通の人が見たら目がつぶれるとか言ってます。誰も見た人はないでしょう。私は神様のお知らせで分かったのです。

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