*難かしい患者にはメシヤ教に行け/聖地造営(御垂示録6号 昭和26年6月2日③)

《お伺い》先月二十六日の神戸における「第一放送」の街頭録音での結核問題で、信者さんが出て

  一、早期診断と言う事を言うが、いざ病気になったら治らない。

 二、医者の診断に対して信頼が置けない。

と言う様な事を申したそうです。すると、博士は「病気を治すに信仰も良いが、邪教に金を出すくらいなら栄養を食いなさい」と言ったので、邪教と邪教でないのとの限界を承りたいと言ったそうです。

《御垂示》それは面白かったですね。偉いですねその人は。勇気があります。結局、世間が認めざるを得ない事になりますから、もう少しです。神戸なら、かなりり田舎ではないからね。効果がある。実際、さっき二つの例をあげましたが、ああ言う顕著な例が解らないはずはないんですから。どうしても、あれ程はっきりしている例はない。結局、時間の問題ですよ。本当に良いものは遅かれ早かれ解るものですから、そう悔しがる必要はない。あせる必要はない。似ているどころじゃない。全然反対なんですから。それを、いきなり言ったら、びっくりして逆作用を起す。何しろ神様がやっているんだからね。最も、大した違いがなければ、神様でも何でもないですからね。しかし、ただ驚くべき事は、よくも反対に発達したものだと思いますね。一生懸命に――結核早期診断とか、早く判った方がいいとか――今の話の様にね。そうすると、神経がそれだけ病気になってしまう。と言う事は、結核にしてしまう。処が、幸いに何でもないと言われたから良いが、二人迄言われると、精神的の打撃で本当の結核になるのは当たり前です。それに、毒をやるからね。最初、神経戦術でやっつけて置いて――どうしても結核になりますよ。レントゲンに写ると、曇りがあるとか、空洞があるとか――写るんです。それは、痰を溜めておいて、それをレントゲンで撮ると、写る様に作ってある。よくも之程、製造法が発達した。何の疑いもなく、それで結核を蔓延させない様にと言ってやるんだからね。その巧妙な手段は感心しても良い位です。だから、結核は益々増えていく。このままでいったら日本人は殆んど肺病になる。新しい薬ができて喜んでいますがね。ストレプトマイシン、ペニシリンとかあるが、実に効かないどころじゃない、それが為に悪くなったのは沢山ありますからね。他の事は中々発達して――原子科学等と――発達しているが、病気に対しては逆であって、本当の発達でないんですからね。しかしそれは、霊と言うものを知らないからね。見えるものだけで考えるから仕方がないので、最も、それで良いとも言える。もしそれで解ったら我々の方は発展する事もない。間違っていればいる程、こっちの方のやる事が値打ちがある。神様は旨くやっている。今度の新聞で書きましたがね。人類が最初から神様と言う事が解ったら物質文化の発達はなかった。神様を認めなければこそ、物質文化は発達したんだからね。だから、何だ彼だ言うけれど、今迄のやり方で良かったんですね。いずれは人類全部に解るんですがね。ただ、我々の方は早く分かった。まあ、先覚者ですね。ちょうど、今は面白いんです。大変わりをする線の所にいるんですね。

《お伺い》ちょうど、各地をお回り頂きましたのは十年前と存じますが、あの時分から段々発展して来た様で御座います。

《御垂示》段々宗教的にね。去年あんな風でぺちゃんとやられたが。段々発展して来た。実に信者さんは多いからね。何処に行っても、実にかたまってね。熱心でね。多勢かたまっていますからね。そうすると、社会の見る目もよほど変わって来ますね。もう一息で、メシヤ教を大いに応援する様になる。鶴屋の前には騎馬巡査が出ているので、皆んなを警護していると思っていたら、お辞儀をしていたので驚いた。

《お伺い》名古屋の方でも、こちらに来れない信者さんが、どうでもと言って押しかけて、ただ大きな声で、明主様の御車を拝んで「大光明如来様有難う御座いました」と言う声が囂々ごうごうと聞こえておりました。

《御垂示》感謝感激の態度が実に現われていますね..

《お伺い》最近医者の方で、難かしい患者にはメシヤ教に行けと申しますそうです。

《御垂示》医者が一生懸命やって治らないですね。病人から苦情言われるんです「どうしたら良いでしょう」と言うので医者は困っちゃうんです。「じゃ、まあ、メシヤ教に」と言うのです「何んな事でもします。何とか方法はありませんか」と泣きつかれるんで医者は困る。そう言う病人になると、医者の方で何とか手を切りたいんです。それがメシヤ教に、と言う事になる。――もう一息ですね。本当に良いものだ。と、一つの世論みたいに解って来たら大変です。今月の十五日は大変な日ですからね。山の方が、もう一息になってる。大体予定はついてますが。それは本格的にやる事になっている。別院とか支部とか、殆んど積極的にやりますからね。結局、人間の力と場所ですね。家ですね。これは非常に重要なものです。例えてみると、之丈の家を、之だけひろげますね。すると信者がそれだけひろがる。熱海の会館もできると、あれだけ信者が増える。霊界の型ですね。大きくなると、多くなる。と言う事になる。ここは、土木の方がもうじきに終わるんです。日光殿は演芸をやる所です――芸能のですね。つまり、地上天国の芸能をやる所です。美術館は来年迄にできます。宗教的の本山は日光殿の十倍とみていい。十倍よりもちょっと大きいかも知れない。一万人収容できるんです。一万坪ですからね。ここだけの――神仙郷が三千坪ですからね。ここの三倍ですね。熱海の方は、もっと大きい所を神様の方でとってある。これは三万坪ある。あっちの方は石なんか一つもない。ホーロクを伏せた様にね。楽なものです。行って見ても良いです。つつじ畑になっています。安い時分に買ったので、今は倍位ですね。別に探した訳でも、何でもない。そう言う風になっている。京都も今にあります。釈迦堂の側に大きな池がありますね。そこでしょう。商売のできる所は高いが、ああいった所は安いでしょう。庭園を造るには平の所ではできない。ここは山と石ばかりで、熱海も山ばかりですからね、どうしても平の所は支那風なものですね。支那の国と言うのは平ですね。日本と言うものは、京都がシンボルですね。非常に良いけれど、単調ですね。それと、静かだけれど、何となく、寂しい感じがしますね。都ホテルの「つつじ」のある所は良い感じがしましたけれどもね。今度、熱海の地上天国も、山全部「つつじ」にしょうと思っている。あれを全部「つつじ」にしたら日本一かもしれない。神様は何万年、何十万年前に準備してあるんだから、実に口には言えないね。この「つつじ」なんかも四、五年前かね、「つつじ」を千本ばかり買ってくれないかと言うので、買うだけ買って置こうと思って買ったが、中には寄せ植になっていたが、千本と言うが二、三千本あった。それが今度非常な役に立った。みつけたってないです。あれは、岩崎が金にあかして、みつけたんです。

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