《お伺い》 N.H（２６才）未入信者で御座いますが、本年一月頃より両眼共結膜炎となり、眼科医にかかり、目薬を毎日やっておりました処、四月頃になって両眼瞼付近が共に少しずつ白色（一見白ナマズ様な色）を帯びて来ると共に睫(まつげ)も次第に白くなってまいり、現在はそれが益々拡がってまいり、未婚者で御座いますので、非常に心配し医療を受けてから九ヵ月にして、はじめて御浄霊させて頂きました。第一回目では御座いますが、涙様になって少し浄化して参ります。本人の眼の後、肩、腎臓部等には相当固結があります。薬毒だけによるもので御座いましょうか。また相当時日を要するもので御座いましょうか。
《御垂示》
薬毒だけですね。他に何もありません。最初の結膜炎と言うのはうっちゃらかして置くと、治るにきまっている。頭の毒が目から出ようとして目が赤くなる。血目(ちめ)と言うんですね。それが目脂になって出て治っちゃう。それをわざわざ治らない様にお医者さんにして貰った。白ナマズと言うのは、薬が睫に滲み込んでなったんですから、薬毒がなくなるに従って元の様に黒くなります。心配ありません。涙と目脂が出るのは結構ですから、出る度に喜んで良いですね。相当時日はかかるけれども、長くはありません。原因はど膜炎の時に頭の毒が来た――薬で止(と)めてその薬毒が来ただけだから、やっているうちに両方とも治ります。完全に治りますから、何でもありません。でも良かったですね。知らないと、何んな盲になったか分からない。
＊薬毒,結膜炎 御教え集３号 昭和26年1０月15日④
