然毒と薬毒
《お伺い》 痛みは全て薬毒だとお教え頂いて居りますが、母親が三年間無医薬で出来た子ですが、痛みが出ますのは然毒で御座居ましょうか。
《御垂示》之は然毒でなくて薬毒です。然毒が薬毒だから、之は古いんだから、かゆいんで す。痛いのではなくて、かゆい方です。
《お伺い》一代位では取れませんで御座居ましょうか。
《御垂示》 然毒は一代位では駄目です。数代ですね。天然痘は、古いのは極くかゆいんです。 新しいのは、かゆいのと痛いのです。
《お伺い》種痘致しませんと、天然痘の様に出て参りませんでしょうか。
《御垂示》 必ず、とは言えません。少ないのと、多いのとあるから。
《お伺い》疥癬が済んで居りますのは。
《御垂示》 疥癬が然毒ですから、済んでるのは出ませんよ。疥癬のひどいのは天然痘の様ですから。
聖地の幻灯に観音様のお姿
《お伺い》 「地上天国」の幻灯をお写しになられましたが、あれをお借り致しまして、他の無肥料の写真、十国峠の景色と一緒に写しました処、「地上天国」のを写させて頂きますと、観音様のお姿が拝されたと言うので御座居ます。他の無肥料や十国峠の景色には見えないそうです。
《御垂示》別に不思議はないですがね。だから、全然気分が違いますね。
御神体
《お伺い》御神体ですが、田舎では風の当りの強い所がありますので、押さえますのに風
鎮がよろしゅう御座居ましょうか。糸で。
《御垂示》それが良いです。両方に釘を打って、糸を張る。あれが一番良い。風鎮は駄目です。風が強いと風鎮では駄目です。
《お伺い》田舎で薪をたく為に煤けて黒くなり困って居りますので、ひどく汚ごれる時だ
け、何かおかけしても宜敷う御座居ましょうか。
《御垂示》白羽二重でも良いから、まいて置いて、そう言う時だけ、さもなければ両方に釘を打って、釘も本当は竹釘が良いです。そうして、羽二重の縁を縫って輪を作って、普段まいて置き、そう言う時だけかける。それが良いでしょう。



