霊的治病 (栄光178号 昭和27年10月15日) 《お陰話》「医師から死を宣告された婦人三日間に亘る痙攣から救わる」

「医師から死を宣告された婦人三日間に亘る痙攣から救わる」

 右の御蔭話は、霊の解決によって一命を取止めた奇蹟であるが、之を見ても本教の偉大性が分ると共に、今日迄如何なる宗教といえども之程まざまざとしかも短時間に大きな利益を与えられた例は、本教信者以外ないであろう。従って本教の病気治療は、科学的には毒素の排除療法であり、宗教的には霊の解決法であるから、つまり宗教と科学と両建りょうだての救いであって、完全なる救いというべきである。

医師から死を宣告された婦人
   三日間に亘る痙攣から救わる

『栄光』178号、昭和27(1952)年10月15日発行

   静岡県M市  M.H(23歳)


 このたび御救い戴きましたS様の奥様の御浄化につき御報告いたします。

 去る七月十日、私は終列車で教会に帰って参りましたところ「先程蒲原からの電話で Sさんの奥様が痙攣をおこし医師に診せたところ「痙攣が余りにはげしいし心臓が弱っているから恐らく明日まで持つまい」と言われたと御主人からの知らせ、しかも本人は医療を拒んでいる」と。一瞬私は愕然がくぜんといたしました。もう彼の奥様は終りだ、その日同氏宅に伺い、帰り際に奥様が「生きる甲斐が失くなった」というような意味の事柄をしみじみ話され、又長い間お借ししてありました御神書を返された事等を思い、かくなる事を既に覚悟しておられた事と思いました。

 事実同奥様は最近心臓の浄化が特に激しく、その日その日がやっと生きているといった有様でした。恐らくここ十年間というものは一日として医療に頼らぬ日とてなく、頭部、胸部、腹部等わずらわぬ病はないと言われる程でした。腹部には二個所も傷々しいメスのあとがあり全身創痍そういの身とでも言おうか、マア医療被害者の典型といったら良いでしょう。

 しかし私は考えました。最悪の立場に在りながら健気にも敢然と医療を拒否した徹底した信仰、総てを神様にお任せしきった奥様の心境。私はきっと御守護があるに違いないと確く信じました。「そうだ祈ろう」と一途に生命の蘇生を祈願致しました。

 翌朝夜の明けやらぬのももどかしく一番の列車にてS様宅に急ぎました。有難い事にはⅠ会長先生がわざわざ御出張下さいました事でございます。

 同奥様は前夜七時過ぎ急に不快感を催し、同時に痙攣を起し、無意識となり、私達が参りますまで続いておりました。そうして医師の来られた時は勿論無意識の状態でしたが、注射にとりかかりました時急に両手を振って拒んだそうです。

 七時過ぎS様宅に行き病人はと見れば、全身硬直し手足は冷く、顔は死人のごとく、脈は漸く生命を支えるにやっとといった有様でございます。御主人はじめ周りの方々は最早諦めていられるかのようです。会長先生は早速御浄霊にとりかかりました。五分十分と息づまるような時間が続きました。一時間位経った頃漸く体が軟かくなりだし、意識も幾分取り戻して来たようでございましたが、それもつか又痙攣を伴い、深い眠りに入って行きました。会長先生はこの時、これは霊的に相当関係しているのではないかと御考えになられたようでございます。ちなみに同奥様の前夫は戦死し、その霊の執着が常につきまとって生命迄も取ろうとしていたのでございます。

 無意識の中に果して憑霊ひょうれい現象が現れて参りました。やはり前夫の霊でございます。ただ一言「これの生命をとる」と言うのみです。会長先生は種々その非を悟し、諄々じゅんじゅんと救われてゆく道を説いて上げましたが頑として聞き入れません。この状態を傍で観ておられました御主人も、それ迄奥様がこの御道に心から御縋りしているに反し、半ば嘲笑的でしたがメシヤ教の救いの偉大さ、又霊の実在を心から御悟りになられ「ヨシ御浄霊で妻を救って頂こう」と御決心なさったようでした。霊のかたくななのに会長先生も御困りになられたようでございましたが、早速この前夫の位牌を祀って霊を御救い致すことの大切であるを御主人に御話なされた、御主人もとくと御納得されました。この時俄然容体は一変いたしました。急に起き上り、御不浄に独りで行かれるには一同吃驚びっくりいたすと共に、嬉しさの余り皆涙を流して喜び合いました。これで根本問題が解決いたしたのでございます。それからしばらくの間周りの人々と語り合いつつも、間もなく又々痙攣と共に深い眠りへと落ちて行くのでした。翌十二日夜まで続いたのでございます。不安が又募ってきました。霊的問題は解決いたしても、何せ肉体的に相当衰弱いたしておる事ですし……などと考えました。十二日は早々に御主人は前夫の郷里へと位牌を作るべく急ぎました。家を出られる時もう再び生きて妻と会えないだろうという悲壮な気持で行かれたそうでございます。同夜九時頃戒名を携えて帰って来られました。ちょうどこの時奥様は無意識の状態にありましたが、眼に一杯涙を浮べております。あれ程祀って貰いたくないと言われた前夫の霊も大乗愛にほどこされ、その非を改めざるを得なくなったことでございましょう。

 その夜仏壇に新に加えられました前夫の位牌を供えて御屏風観音様の仮祀りを行わせて頂きました。いよいよ御祀を始めようとする時、急に奥様は意識をとり戻し起き上りました。私達と同様に善言讃詞、御讃歌を高らかに奉唱いたしました。
 こうして三日間にわたって昼夜を分たずの大浄化も急転直下救われる身となりました。

  あきらめし 人のよわいをひきのばす 我神業ぞ世に例しなき

の御讃歌の通りであります。

 思えば最初医師から死を宣告され、又御主人始め家族の方々も諦めていられたのでございます。九分九厘で明主様の絶対力に生命の継ぎ足しをして戴いたのでございます。そして常に御夫婦の間に、又一家におおいかぶさっていた霊的の曇りも晴れて、天国的の家庭へとお救い戴いたのでございました。明主様誠に有難うございました。本人に代りまして御礼を申し上げさせて頂きます。

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