三月二十六日
お天気の具合が不思議ですね。之に就て、最初阿部さんから、お祭を一週間やると言うんです。二十一日から一週間だそうです。それで私が、どうも一週間は長過ぎるから五日間にしなさいと言った。で、初日を二十三日にして――二日遅らせて二十三日から五日間になった。それで、丁度お天気が旨くいった。二十二日は降りましたね。
自然栽培
春の話をすると、今年から段々表面的に活動する事になるんです。で、今――現在行ろうとし、行いつつあるのは、農業の自然栽培ですね。「農業特集号」は大分効果が見えつつある様です。で、それに就て、広川農林大臣の話に良くそれが現われているんです。大臣曰く、之から硫安を成丈使わない様にしろ。どうも硫安はいけないと言うんで、之から自給肥料を使う様にしなければいけない。と言っているんです。
自給肥料は所謂堆肥ですからね。堆肥とは言えないんです。はっきりはしない乍らも、どうもこっちの宣伝みたいになっている。それから虫害なんかも、薬剤が適当でないと、却って増える。だからその点も大いに考慮して適切にしなければいかんと、甚だ曖昧ですが、余程あれに刺激されたと思える節があるんです。広川と言う人は、去年も「特集号」を出しましたが、あの時も大臣だったんです。あの後にやはり、余り科学肥料に頼ってはいけないと言う事を、何か喋った事があるんですがね。ははあ可笑しいなと思った事がありました。今年は少し強めた――余程進んだ言い方だったので面白いと思った。余程あの人の心は動いてますね。それから大分方々から問合せもある様ですが、あの新聞を見た限りの人は、じゃ一つやって見よう。と言う様な農民は随分出来ただろうと思いますね。で、結局一寸でもやれば段々解って来るんですからね。そこにもっていって今迄信者さんがやったのを、村などの、隣近所の人が非難したり、嘲笑したと言う事が大いにあって、随分苦しんだ。それがお蔭話なんかに沢山ありますが、そう言う事も随分軽減されるだろうと思います。物と言うのは少しずつチビチビやっていると、先方で何んだかんだ言うんです。思い切って大胆に、高飛車にやるんです。そうすると却って沈黙するんです。やっぱり逆効果の一種ですがね。「特集号」は農業団体とか、公の団体に配りましたから、いずれ話題に上りますから――「ああ村長さんはこう言う事を言って居た」と。して見るとそんな生じっかなものではない。あんまり馬鹿にも出来ないと言う様な観念が起りますから、色んな悪口を言うのも減りますよ。行り良くなるんですね。そうこうする内に、こっちの信者さんの方で行っている人でも――去年あたりのお蔭話でも――今年は少し行っているが、来年から全部の田畑を自然農法にしょうと言うのが随分ありますから、今年なんかは、その点も――肥毒が又、一年分余計抜けますから、成績も去年より又良いです。之から、年一年飛躍的に広がると言う事は確かですね。
結核問題
それから後は結核問題ですがね。結核が、この間も話した通り、アメリカじゃ一番困っているんですね。アメリカでは最近非常な勢いをもって蔓延しているんです。蔓延と言うか――患者が増えているんですね。今アメリカは結核が一番多くなっているんですね。そこで、今度新薬で、リミフォン(ドドラジツド)と言うので――あれを服むと結核菌が全滅する――之は人間で試験してないんです。二十日鼠で全滅すると言うんです。もっとも、今の人間は二十日鼠と同じかも知れませんがね。然し、本当から言うと違うんです。大きさから言っても違いますからね。例え、人間で全部の結核菌が死んでも、一時的なものです。今の医学は、肺に巣食って段々繁殖して行くと言う事になっている。そうじゃないんです。それについて、今度出しますがね。つまり霊の曇ですね。曇が段々濃くなって、局部的に集溜すると、無機質の植物性の様なバクテリヤが発生して、それが段々育つと、有機質になる。有機化するんですね。それが又段々育っていくと黴菌になるんです。だから結核菌と言うのは、わくんです。霊の曇りからね。それを取ってしまえば良いんだが――曇りからわくんですからね。だから、あと幾らでもわくんで、何んにもならないです。丁度、犯罪者が多い。犯罪者を取締まらなければならないと言うのと同じですよ。犯罪を犯すのは何が原因かと言うと、魂が曇っているんです。魂を良くしなければ駄目なんです。それに気がついても気がつかなくても、どうする事も出来ないから、現われた犯罪の――結果を取締ると言う――今の理窟と同じです。ですから外殻文化で中身がない。中心がない。空っぽの文化ですね。之(点)なんです――それでメシヤ教はチョンを入れるんです。それが魂です。之(点)を良くすれば、之(丸)は自然に良くなる。ですから、浄霊で霊の曇りを取るから――つまり黴菌の生産地をなくするから、根本的に良くなるんですね。そう言う事も『結核信仰療法』にも書いて――世界的に、外国にも沢山出しますからね。まあ、読まざるを得ないと思う。