*逆効果・脳溢血(御教え集4号 昭和26年11月8日⑤)

《お伺い》K.C(55歳)と申す信者で御座います。昭和二十五年十二月受講中、脳溢血的症状で倒れ、数日間人事不省となりましたが、御守護頂き回復させて頂きました。本年七月再浄化頂き、隔日位に御浄霊させて頂いております。(他の日は家族が致しております)現在迄余り変化なく、当人も家族も多少焦燥の気味で御座います。症状は絶えず頭が重く、折々眩暈があり、希に吐気があり、記憶力は非常に減退しております。七歳の頃、角膜炎の手術二回、この折全身麻酔をし、現在は弟さんの家にて養生中で、そこには御神体奉斎され御屏風観音様もお祀りさせて頂き、日中の気分の良い時は、努めて御神書を拝読させて頂いております。何かと不平勝ちで御座いまして、ない命を救われたと言う感謝の念の乏しかった事をお詫び申し上げます。最近稍々(やや)改心致し、不平はなくなって参りました。御浄霊の重点及び、信仰上改心致すべき点を御教えの程御願い申し上げます。

《御垂示》七月再浄化で、三月位しか経たないですね。それで焦燥なんて、よっほど言ってやると良い。中風的症状で、三月や四月で、良いとか悪いとか言うのでは、問題にならないですね。これは普通うっちゃらかして置くと何十年も治りっこないんですからね。一年や二年は、何にも焦らずに任せて置くと言う心持ちでないと駄目ですね。病気は――凡ゆる病気は、焦ると言うのが――執着ですからね。何時も言う通り、そうすると治らなくなる。反って、治そう治そうと言うと、それが逆になりますから、治らなくなる。こう言う事は、家の人に良く言ってやると良い。だから、死ぬまい死ぬまいとすると、反って死ぬ。そんな事を考えないと、生きる。この間も言ったが、逆効果になるからね。浄霊の重点や信仰上改心する点と言うのは、御神書読んでいるでしょう――結構ですよ。頭ですね。頭に毒が非常にありますから、頭を主にしてやると良い。それから、ここ(頚部淋巴腺)ですね。それで、少しずつ治っていく訳ですよ。

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