御神体の不思議、 光る御文字、神霊の匂い 「教えの光』(4、浄霊および信仰上の問題)昭和二十六年五月二十日

  御神体の不思議  

        【お伺】先日光明如来様の御書体の前で患者を浄霊いたしておりますと、急に家族の者が御書体が動くと言い出しました。振り返ってみますと左右に静かに一定の速度で揺れています。それと同時に私の左肩がつよくしめつけられるようになり、左手が動かなくなってしまいました。御書体は十五分ほど動揺し、その間二回程前後にも動揺し、部屋中蜘蛛の巣を張ったように一面光がみたされ、御書体が静止すると同時に私の手も動くようになりました。なにか霊的原因でございましょうか。

    【御垂示】神様が不思議を見せてくだすったものである。例えばその人に早く信仰を進める必要ある場合に、いろんな方法で奇蹟をみせてくださる。またその人により近隣の人を早く救うとか、その土地を早く開かねばならぬ必要のある場合、不思議なことを見せられるものである。これは光明如来様は紙に文字を書いただけと思うといけないから、生きておることを見せられたものである。

  光る御文字 

      【お伺】光明のお軸を拝んでると床の左壁に光明の文字が白く浮き出します。そのわけをお教えください。

    【御垂示】私の書いた絵や文字から光が出るのを見る人はたくさんある。事実光が出るのである。その文字の通りの光が出て光が文字の意味通りの働きをする。この説明は今の科学的頭では理解できない。私が「光」と書いた紙を懐に入れると光の働きをして、それが腕を通って放射し病気が治る。私が字を書くと私の手から光が筆を通って紙に印象されるわけである。それは私の腹には光の玉があって、その光が手を通る、またこの玉は光明如来様から出る。光明如来様はまたその上の神様から出る。私が大光明如来と書くと大光明如来の働きをする。これはごく簡単な説明で、詳しく説明するとまず霊界の構成から説明しなくては判らない。この説明はいずれ著書でする。いまはこの程度で、我慢してもらう。

 神霊の匂い  

        【お伺】光明如来様をお祭りしてあるお部屋へ入ると、麝香(じゃこう)よりも、線香よりもずっとよい匂いがする。特に立派な先生のお宅の御奉斎の間へ入るといっそ強く感じますが、いかなるわけでしょうか。

    【御垂示】神霊は何とも言えぬいい匂いのするものである。匂いというのは真善美のうち、美のうちに入るので、天国や極楽などは芳香に満ちているものである。

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