お陰話「毒血を排除せよ 大浄化で安産できる」おかげばなし批判  科学に先行の浄霊(救世50号 昭和25年2月18日)

 下記の患者は最初脳膜炎であって激しい嘔吐はその為である、すべて脳に関する病気の重い軽いは嘔吐の回数で判断するのが一番正確である、ず二、三回位の嘔吐ならいいが、五、六回以上は生命の危険信号と思っていい、この患者などは医療のみをしたら、死はまぬかれなかったであろう、次に黒便が出てから、頭痛が軽減したというのは、原因である毒血が出たのですべて脳疾患は毒血の為であるから、痔出血なども出血後は脳の軽快を覚えるのである、而も姙娠の末期であるからどこからみても危険であった訳で如何に浄霊が偉大なる効果を現わすかである。

毒血を排除せよ大浄化で安産できる  岐阜県  M教会 I.K(30歳)

 私は昨年二月十三日早朝より悪寒戦慄と共に発熱し、夕方には昏睡状態に陥入り危険状態が続きどうするすべもなく早速分会長先生に御守護をお願いし、家内中一心に光明如来様におすがり下さり漸く正気に還り発音も可能となったのです。延髄の大浄化との事で頭痛の辛さと嘔吐の激しさは骨身にこたえる激痛で、生れて初めての苦しみでした。浄霊して頂きますと大変楽にはなりますが、又暫くするとずきずきと脈うつごとき激しい痛みで、目をあく力もなく聴覚もにぶってまいりました。引続いて脊髄部に激痛を覚え、脚へ病毒が下るのか引吊ったようになり、体中どこもかしこも痛くて寝返りするのも大変で、又少しずつ飲む水と重湯も体を動かすとすぐ吐いてしまう有様で、益々衰弱するばかりの状態が七十日も続いたのでした。

 その上妊娠九カ月の事とて時々お腹が冷たく感ずる時がありこの苦しみと衰弱に早産させてはと主人も心配する有様でしたが、衰弱が甚だしいため最早やそれすらも出来ない絶望の状態となりましたが、ひたすらにお縋り致し、その間本部へ御守護のお願いさせて頂き又G先生、K先生の御浄霊を度々頂く中、少しずつ楽になり真黒な大便が多量に排泄されて以来頭痛も軽減し、嘔吐するのも少し遠のき漸く愁眉を開きました。その中四月二十八日にG先生に御浄霊頂く中、死んだ叔母の霊や流産した子供の霊の供養をして頂いたら嘘のように頭痛も忘れ、食事も皆受付けるようになり、数日にして家の中位は歩けるようになり、力づきの早さは今迄の病後に比し驚くばかりでございました。その時の嬉しさは言語に絶し思わず光明如来様に御礼申上げ「如何ならむいたつきとても念ずればく癒します観世音かも」の御讃歌を捧げさせて頂き感謝の涙にむせぶのみで御座いました。

 もう十日目位からは畑に出たので、近隣の人達が吃驚したような次第で以来すっかり元気恢復し少し肥えて来ました。その上五月二十日には女児を安産させて頂きました。お隣りの産婆さんが間に合い兼ねるようないとも楽な出産で、産後の肥立ちもよく、母子共に順調でお乳もたっぷりあり、大病直後とは思えぬ安産に重ね重ねの御守護、誠に有難う御座いました。八十日に渡るさしもの大浄化の果、よみ返った心身はもう以前の私でなく「如何にして嗚呼如何にして酬ゆべき生命賜ひし事を思へば」のお歌にお示し下さるごとく、御恩の万分の一にもと御偉業に一層御協力させて頂くべくお誓い申上げます。

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