御教え集15号 昭和二十七年十月七日 ※「アメリカを救う」

    御論文〔⇒今や亡びんとする日本画〕【註  栄光一七八号】

      此間言つた通り、今「アメリカを救う」という本を書いてますが、何しろアメリカを救うなんて本を出すと、アメリカの方で“日本を救う”という本を出したら、之は不思議とは思わないかも知れないが、敗戦国のヒョロヒヨロしている日本の奴が、アメリカを救うなんて生意気な奴だと、無論思うでしようが、こっちは全人類を救うのだから、アメリカだろうがアフリカだろうが、救うべき必要のある所はドシドシ救わなければならないので、別に突飛な事ではないのです。そういった意味で反って注目を引くだろうと思つてます。読んでみれば成程と思うに違いないのです。それで、あっちに出すにはやっぱり飜訳した方が良さそうですから至急訳して、あっちには飜訳の方を出し、それから日本人の方にも新聞広告なんかして大いに読ませ様と思ってます。それで出来る丈簡単に分り易く書いてある積りです。信者の人で未信者の人に見せるのに非常に工合が良いと思ってます。手取早く良く分るように、その意味で心血をそゝいで書いてます。此間一寸読ませましたが、此間は本当に仕上げをしてませんでしたが、今読ませるのはすっかり出来上ったのです。斯ういう風に書いたら非常に分り良いと思っているのです。

      御論文  アメリカを救う〔⇒序論〕〔⇒病気とは何ぞや〕【註  栄光一七九号】

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