浄化作用と浄霊の順序
それからこういう事を知らなくちゃならない。一寸気がつかないですがね。つまりここ(後頭部)を浄霊していると、ここ(後頭部)は良くなるんですね。そうすると胸が悪くなる。極く軽い吐気が起る。そういう事はよくあるんです。それは、こういう所(後頭部)の毒が溶けたのが、一旦胃に行くんです。胃に行って、胃でそれを自然浄化で溶かす。その間気持ちが悪くなる。ですから方々浄霊して、胸が悪くなったら、溶けた毒が胃に入ったんだから、これは直き治ります。それから溶けた毒が肺に入ると、咳をして痰になります。よく浄霊すると咳をしますが、あれは溶けた毒素が肺に入るんです。そうでなくムカムカする人がありますが、それは溶けた毒が胃に入るんです。それは、多く下痢になりますね。それをよく心得て置くと良い。浄霊して胸がムカムカしておかしくなるという事があるが、そういう訳ですから、それを良く心得て置かなければならない。段々浄化が強くなりますから、そういう事が著しくなるんです。この頃は、一寸悪い人をやると、直ぐに咳が出て痰が出ますが、そういう様な訳だから、今言う毒の溶けたのは、肺から出る場合と、胃に行って胃から排泄されるというのと両方あるという事を心得て置けば良いですね。
浄霊は力を抜いて
それからこの頃御守護電報なんかが日に何本となく来ますが、重態な場合もあるし、つまらない――こっちから見るとつまらないんだけれども、本人や浄霊している人は、重大だと思って電報打つんでしょうが、病状と苦痛に依って分ります。大した事でなくて直きに治る様な事で御守護の電報が来ますが、あれはどうも治し方が違っているんですね。浄霊が違っているんですね。というのはやはり力が入るんですよ。で、力を抜いてやれば何でもなく治るという事が、治らないという事はそういった訳ですね。だから浄霊の一番の修行というのは、力を抜く修行ですよ。力を抜いてその霊が向うに通らなければならない。だから本当いうと難かしいんです。やり方は楽なんです。だから楽で難かしいと、こう思わなければならない。通そうとすると力が入るんですね。そうでなく力を抜いて霊を向うに通す。これをやると非常に良く治る。とにかく力が入っちゃいけない。もし治りが悪いと、力が入ったなと気がつかなければならない。私が始終そうです。私が、一寸誰か浄霊してやる場合に、力を抜くと非常に良く治る。おかしいなと思うと、知らず知らず力が入っている。ですから力を抜く修行ですね。それが出来るに従って良く治ると、こういう風に思っていいですね。