春季大祭御教え(御教え集8号 昭和27年3月23日①)

春季大祭御教え三月二十三日

『結核信仰療法』出版

 今日から此の場所での第二回目の春の大祭をやる事になりましたが、この大祭に就て、成可くお土産になる様な事を話したいと思います。不断――始終話しているんで、余り素晴しい話もないんですが、兎に角――大体全般に亘って、一寸お話をしようと思うんです。今年の之からの予定は、結核問題に関する――『結核信仰療法』と言う本は、もう原稿が出来まして、之から印刷にかかる、近く出版になるんです。今度は世界的に発表しようと思うんで、非常に努力してやりましたからね、それ丈の値打ちがあると思うんです。今迄の書き方と違って、思い切って、少しも斟酌しんしゃくしないで、有りの儘、医学の欠点から――大体結核が主になってますけれども、全般的の病気に関して書いてあります。理論医科学と言った具合に説いてある積りです。之は、相当驚異を与えるだろうと思ってますね。で、無論之は英文に訳して世界中に配る積りですがね。この間も話した通り、アメリカなんかも非常に結核が流行って来ているんです。それから、今度リミフォンと言う新しい薬ですけれども,あれをむとたちまち結核菌が死ぬと言うんで、大分評判になって来ましたがね。我々から見ると、実に甘いものなんですよ。結核菌が死ぬと言うと、つまり身体にある結核菌が死ぬ訳ですね。死んだ処で、後々出て来るんですからね。それを知らないんです。ですから、今泥棒やずるい奴が居る。こいつをみんなつかまえて牢屋にぶち込む。それで良いと思っている。後々幾らでも出るんだからね。結核菌と言うのは、後々出ると言う事を、気がつかないか知らないのか、兎に角、不思議なんですよ。そんな様な事も充分書いてありますからね。日本の政府やお医者さんは非常に遠慮勝ちですから、大して強く響くかどうか判りませんが、兎に角国の方は,相当のセンセーションを起すだろうと思います。で、之は政府、当局、新聞社とか国会議員、各大学、療養所と言う様な――そういった重要な方面に出来る丈配ろうと思ってます。それから、新聞の広告も連続的に出そうと思ってます。医学界に対する原子爆弾と、こう思ってますがね。

「農業特輯号」

 それから農業に関しては、この間の「農業特輯号」で、だいぶ全国的に刺激を与えたらしいのでチョイチョイ、尋ねる――そう言う様な手紙や何か来るそうですからね。もっとも、あれは一回試すのに一年かかるんですから、そう手っ取り早いと言う訳にはいかないです。然し、少なくともあれを見た限りの者は、じゃ一遍試して見ようと言うんで、持っている田地の一割位は試作をするだろうと思いますね。それで結構なんですね。ですから結局は全国的に、こっちの予想した様な食糧問題の解決、と言う処迄いかなければならない筈ですね。尤も、神様がやるんですから、そうなるのは決まっているんです。別に心配する事は要らないんですがね。

 次に耳からの、地方宣伝班ですね。之が出来る丈やる様にしてますからね。この人達の自然栽培の宣伝は、相当反響を与えるだろうと思ってます。

タイトルとURLをコピーしました