一月十五日
淋巴の機能と血液及び毒素との関係
《お伺い》 淋巴の機能と血液及び毒素との関係に就き御教えを御願い申し上げます。
心臓と肝臓と言う様な密接な関係がある様に想像されますが。
《御垂示》心臓と肝臓と言う様な関係とは違いますがね。つまり、頭脳とか特に使うから神経が集中するでしょう。淋巴腺と言うのは、毒素の集まり場所なんです。つまりハキ留めなんです。風邪を引くと熱が出るでしょう。横から前の方は痰になって出る。と言って、ここから直ぐ出るんじゃないですよ。一旦肺に行って、それから痰になって出るんです。つまり、毒素が一時的留る器官ですね。それから――出て了えば良いですがここに出ない様に色んな事をして固めますね。それが瘰癧です。瘰癧と言うと、固く引っ込む様になりますね。あれは、人間が作ったんです。だから、実に風邪と言うのは結構なものなんです。風邪を引くと熱が出て、痰や洟が出るでしょう。そうすると、人間は何時も健康でいられるんです。それを、固めるから、しつこくて――肺の中に固める――それで結核を作っているんですね。あれは、実に旨く結核を作ってますよ。あれは、よほど研究しなければね。医学が病気を作る研究は、実に進歩してます。ですから、その犠牲になった人間は、実に可哀相なものですよ。
急所をみつける
《お伺い》 O.I(26才)は昭和二十三年九月肺門淋巴腺と診断され、漢方薬のみにて約半年程で治り、昭和二十五年三月結婚。四月に発病し、肺浸潤と診断され、実家に帰りパス二箱を使用致しましたが効果なく、五月国立病院に入院。ストレプトマイシン四十本及び毎月三回ずつ飲み薬を使用、大分経過が良い様に思われましたが、七月末レントゲン検診の結果、空洞があり手術しなければならないとの事でしたが家族は御浄霊の有難さを知る様になり、手術を断わり退院し、八月下旬より御浄霊頂く様になりました。その後は咳嗽と軽い下痢位にて、十二月頃より頻繁な咳嗽(特に夜間に多く)次第に食欲が減り、最近ではほとんど食欲なく衰弱を増して参りました。御浄霊は頭部、頚部、延髄、肩、背部、腎臓、右足付け根を致しております。今後何処を主として御浄霊させて頂きましたらよろしゅう御座いましょうか。なお、幼少の頃に肺炎を固めた事が御座います。御神体は御奉斎させて頂いております。
《御垂示》半年程で治り――と言うのは、固めたんですね。これはいくらか見当違をやっているんだな。随分方々やってますが、これは急所が解っていないんです。本人でも解りますがね。大体頚の回りですがね。ここ(頚部淋巴腺)をやってますか。
《お伺い》致しております。
《御垂示》何処かに固りがあるでしょう。その一番固まっている処――一番熱いですね。熱がありますね――その熱い処が一番浄化が起こっているんだから、それでそこが良くなると、他が浄化が起こって来るから、それを間違えない様にする。ここだと思っていると、そこが良くなって来ると、何ぞ知らんこっちに起こって来る。一番熱い処と一番固い処ですね。そこが急所だからね。熱が減ると、食欲が出て来る。この人は肩が固いでしょう。多分そうでしょう。急所は、ここと肩と延髄の左か右かどっちかですね。他に大した所はありませんよ。そうして急所を見付ければ、何でもありません。そこの急所をやれば順々に良くなります。急所が一つはずれているね。その毒と言うのは――幼少の頃肺炎で固めた。それからパス二箱。ストレプトマイシン四十本。飲み薬――それです。その毒が中々出切らないんです。だから、今言った様な具合にしてやれば、治らない事はないですよ。何しろ熱と咳を早く取ってやらなければね。すると、食欲が出るから、衰弱がずっと軽くなる。こう言う肺病なんかは、急所を見付けるのが一番です。どうかすると、頭のこういう処(真上)にある事があるからね。急所を見付ければ、割合簡単なものです。肺門淋巴腺なんて言うのは、こう言う処の毒が溶けて――肺の上の方から入って出るんですからね。打遣らかして置けば、とうに治つている。一生懸命に結核に作りかけたんですがね。実際、現代の人間は可哀相なものですよ。