食べたいって欲が起るのは体に必要だから食べたくなる(御光話録16号 昭和24年11,12月)

《お伺い》食物と健康について、
(一)大先生様は御朝食後甘薯かんしょ(サツマイモ)を、御就寝前におしるこ、、、、か御茶漬を御召し上りの由うけたまわりましたが、これはどの様な効果があるのでしょうか。

《御垂示》これは効果ってよりも、――つまり、私は栄養をとりすぎてるから、あっさりしたもので調節するんですよ。私は却って栄養過剰という事を心配してるんです。栄養の多すぎるのもいけないんですよ。栄養の少いのを食べてれば人間健康ですが、今の人々は栄養過剰の結果病気になり、更に栄養を摂って益々栄養過剰にしてる、だから衰弱してしまうんですよ。

《お伺い》そういう食物には栄養が少いんでしょうか?

《御垂示》少いってより、つまり動物性でないから摂るんです。栄養ってものにも霊的と体的と両方あって、野菜なんか霊的ですが、魚だとか肉だとか言ったものは体的な栄養なんです。

《お伺い》(二)病人が野菜を多食致します時、どんな野菜が一番宜しいでしょうか。

《御垂示》これは、その人が食べたいものを食べたらいいんです。よく、何々は体に薬だから食べたくないものを我慢して食べるって事がありますが、あんなのは全く嘘ですよ。食べたいって欲が起るのは体に必要だから食べたくなるんです。食べたくないってのは体に必要ではないか、あるいは食べてはいけないんです。人間の体ってのは実にうまく作られているんですよ。それなのに人間の方で間違った事をやってるんですよ。

《お伺い》混食という事は如何でしょうか?

《御垂示》やはり好きなものを食べたらいいんですが、原則は両方食う事ですね。

《お伺い》胃の悪い人でも甘いものを非常に欲しい事がございますが……

《御垂示》ええ、食いたけりゃ食ったらいいですよ。

《お伺い》然し、食べますとあとで具合が悪くなります。

《御垂示》悪けりゃ加減して食ったらいい。(笑声)やはり程度ですよ、だから程々に自制する事ですね。

《お伺い》重傷の時に果物はいけないと伺いましたが。

《御垂示》そんなこと絶対言いませんよ。――ただ下痢がはげしい時だけはいけませんね。下痢がふえて体が疲れますからね。それ以外の時は構わない、果物だって神様が人間の為に作られたんだから極くいいんです。

 それからね、子供に餡気あんけはいけないってよく言いますが、これは大変な間違いですよ。以前六つ位の男の子が来たのでそばにあった羊かんをやったんです。するとその母親はびっくりして羊かんなんか食べるのは生まれて初めてだって言うんですよ。子供の方は喜んでペロペロッと食べちゃいましたがね。これはね、お医者さんが餡は疫痢の原因になるからって食わせないからですよ。そしてそれは医学の本に餡なんて書いてないからなんですよ。――ってことは、医学が西洋の直訳で西洋の医学の本にアンコだのミソシルだのはのってないからですよ。(笑声)だから、その代りお医者は牛乳だのオートミールだのって西洋の食物を食べろっていうでしょ。――けど、日本の押割麦おしわりむぎもオートミールも同じもんですからね。又、アンコが何故悪いかって言うんですよ、小豆を粉にしてよく煮て砂糖を入れて作ったんだから実にいいもんですよ。

《お伺い》あめなんかは如何でしょうか?

《御垂示》差し支えさしつかえありませんよ。飴と餡は違うけど、いいですよ。却ってチョコレートなんかの方が体に悪いですね。

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