岡田茂吉 [日々雑感] 三好基晴ドクターが語る栄養成分の「健康病」(その2)  | 岡田茂吉を学ぶ

[日々雑感] 三好ドクターが語る栄養成分の「健康病」(その2) 

未知の栄養成分が数千種類もある

 ここに一個100gのトマトがあるとします。水分が何g、ビタミンCが何mg、カルシウムが何mg、リコピンが何mg、食物繊維が何mgと、各栄養成分をすべて合計したとしても100gにはなりません。

 残りの極微量の成分には、まだ名前もなく機能もはっきり分かっていない、未知の栄養成分がたくさんあるのです。

 その数は最新の食物成分の分析方法であるメタボローム解析によれば、数千種類にも及ぶと言われています。栄養成分を重視した栄養学は崩れたのです。栄養学は栄養成分は参考にはなっても絶対的なものではありません。

 ビタミンCやカルシウムが多いとか少ないとか、栄養学ではあたかも食べ物のことがすべて解明されているかのように説いていますが、食べ物にはまだ解明されていないことが多くあるのです。

 食べ物をいろんな栄養成分に分解することができますが、逆にそれらを集めて合成しても、もとの食べ物を作ることはできません。トマトの栄養成分を集めて固めても、トマトはできないのです。

 未知の栄養成分がまだたくさんある食べ物を、きわめて複雑で神秘的な機能を持った人間が食べた場合、体内でどのような働きをしているかをすべを解明することは非常に困難なことです。

<中 略>

食べ物のメリットとデメリット

 食べ物に多く含まれている栄養成分を強調し、少ない栄養成分を言わないことがあります。例えば、ごまはビタミンB群、ビタミンE、カルシウムなどが豊富だから、体に良いといっていますが、ごまにはビタミンCは全くなく、ビタミンAもほとんどありません。

 ところが、このようなマイナスの情報であるデメリットはほとんど言いません。かといってごまが体に悪いわけではなく、ごまはごまとして美味しく料理に使えばよいのです。どんな食べ物にもメリットがあればデメリットもあります。栄養成分にとらわれず食べ物の安全性を考えて美味しく楽しく食べましょう。

 また、食べたくもなく飲みたくもないものを、体に良いといわれて義務的に飲食すれば、精神的ストレスになってしまいます。

 一般的な食べ物には、体の機能を正常に維持するための生理作用はありますが、〇〇に効くとか〇〇病にならないとかいう薬理作用はありません。もし、薬理作用が出るほどたくさん食べれば、必ず副作用があります。 

「新型コロナとがん」三好基晴著より

 テレビで〇〇が体に良いと言うと、その日、スーパーではその食品の棚が空になる程売れるらしいです。世の中が健康志向なためなのですが、一般に健康情報に振り回されている人が多いことを物語っていますよね。これだけ売れるんでしたら、商売としては、なかなか美味しい話ですね・・・。

 食べ物の栄養成分はまだまだ未知のことが多いようです。三好先生がおっしゃられていることなども参考に、単純に健康情報に振り回されないように気をつけたいものです。

酵素で健康にはなれない

 酵素が多い発酵食を摂取することが体に良いかのように言われていますが、発酵食に酵素が多いのは結果論です。

 食べ物を生で食べて酵素を生きたまま摂取すると、体に良いというローフード療法があります。食べ物を煮たり焼いたりして加熱すると、酵素が死んでしまって効果がないという考えです。

 人間の体には、食べ物を胃腸などで消化する消化酵素と肝臓などで物質を代謝する代謝酵素があります。

 以前ある博士が「人によって消化酵素と代謝酵素を生産できる量は限られている。これを潜在酵素という。食べ物から消化酵素を補えば、潜在酵素が減少するのを防ぐことができ健康になる」という考えを唱え、これを元にローフード療法が成り立っています。

 一見もっともらしく聞こえますが、この潜在酵素という理論を実証した研究はありません。個人個人の潜在酵素の量を測定する方法も確立されていません。提唱者の空想に過ぎないのです。

<後略>

「新型コロナとがん」 三好基晴著 より

 生食・・?
 酵素食は加熱などの調理しないで食べたりするのでしょうか?
 説明を詳しく知る前から、ご遠慮させてもらいたい気分ですが・・・。食事は美味しくいただきたいものです。

 次回は・玄米、
    ・発芽玄米、
    ・粒食文化と粉食文化
  についてです。

タイトルとURLをコピーしました