【御教え】今度、自然農法の「特集号」を出そうと思ってますがね。それで、論文だけを書いたんですが、未だお蔭話ですね――それが少ないんで、良く聞いて見ると、今月か、来月――春にならなければ、本当に無肥料栽培の成績ですね――それが無理だと言うんです。新聞に出すだけ位集まったら、出すつもりです。それで、これを全国的に、各農会とか新聞社、参衆両議院とか――そう言った方面に配付しょうと思っている。できるだけ早く、農業革命――それをやりたいと思う。今それが、日本としては重要問題ですからね。その論文ですね。これを一通り読めば解るはずですがね。以前よりか、ずっと解る様に書けたと思うんです。
(御論文「農業の大革命、五カ年にして米の五割増産は確実」
それから、何時も言う通り、医薬が病気を作っている訳ですがね。その非常に良い例が、お蔭話として来たからして、説明を添えて出そうと思いますがね。
(「お陰話→医学が悲劇を作る」〔略〕のあとの御教え)
よく心情を書いてありますね。全く、これを読んだら、何んな人でも目頭が熱くなりますよ。でも、これがつまり医学なるものの働き――と言うと変だけれども、お蔭でも変だが、こう言う事を、全然知らないんですからね。大変な世の中ですよ。だから、これを知らせなかったら、あんまり人間が可哀相過ぎますよね。だから全く、私がこの事を人類に知らせなかったら、本当に、どうなったか分からないですね。