*仏壇の向き/神様事/狐の改心(御垂示録4号 昭和26年11月5日⑦)

仏壇の向き

《お伺い》大光明如来様を御奉斎の一信徒の家で、仏壇の向きが、構造の関係で東と南で、北にならないので御座いますが。

《御垂示》何処でも良い。向きは差し支えありません。

神様の事は几帳面でなければならない。

《お伺い》出張所をやらせて頂く場合に、着きましたと同時に、お参りさせて頂くべきでしょうか。信徒が一番集まるのは、一時か二時ですが、その時一緒にすべきでしょうか。

《御垂示》それは、そこに着くと、そこの家に行くんでしょう。そうしたら、直ぐやったら良い。できるだけ早い方が良いですよ。祝詞を奏げてね。

《お伺い》信徒と一緒にするのは差支えありませんでしょうか。

《御垂示》差し支えないじゃない。結構です。それは意味が違う。着いた時は、之からの御守護とお礼で、信徒と一緒の時は、信徒の御守護とお礼です。神様の事は几帳面でなければならない。

《お伺い》帰りには。

《御垂示》帰りは、無論お礼と――そこに滞在中のお礼と、信徒の今後の御守護と、それで構いません。来た時も、信徒が集まっているなら一緒で良いが、そうでなく、行った時自分だけだったら、切り離すのが本当です。

狐だって、改心したら立派なもの

《お伺い》私の教会は、豊川稲荷の直ぐきわですが、傍に五社稲荷もあり、信徒の中に、元豊川稲荷、五社稲荷の檀家の者がおりますが、この場合、この人々が参詣したり――出入りする為に、私の教会に禍すると言う事は御座いませんでしょうか。

《御垂示》とんでもない。そんな事を考える必要はない。狐より光明如来様の方が、ずっと上です。一時は邪魔しょうとしますよ。しかし、ある時にいくと、徹底的にやられますからね。狐だって、改心したら立派なものです。中々働きがありますからね。狐でも神様の御用をしているのがありますからね。そう言う狐にすれば良いんです。

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