《お伺い》 O.K(本年六月御垂示頂きました者で御座います)当時の浄化は強い疲労感、胸部圧迫感、発熱、咳等で、熱は朝三十七度五、六分、最高は午後四時頃三十九度近くを前後し、発熱時において、胸部の疼痛最も激しく、きまって午前一時頃大量の盗汗(ねあせ)があり、熱が下りました。少しの動作にても下腹部より絞り出すごとき咳が出、連発する時は呼吸困難とさえなる事がありましたが、喀痰は割に少なく全然出ない事も御座いました。その他鼻血、歯茎より毒血の出る事も御座いました。その後の浄化は、痰が溶け易くなり濃い痰も出る様になりました。咳も以前より大変楽になって参りましたが、八月頃より、次第に胸部の圧迫が強まり、右肺中央部及び上部付近と胸側に空洞を覚えました。以後呼吸が頻繁となり、本月に入って背部の圧迫が著しく強くなって参りました。熱は平常朝三十七度四、五分。午後に至って最高三十八度五、六分を上下し、胸部は胸側から下肺部にかけて熱を持ち、特に指圧すると激痛または鈍痛を覚えます。喀痰の排泄次第により胸の圧迫も幾分やわらいで参りますが、一旦痰が出ると、またはなはだ呼吸が苦しくなり、夜分は特に咳がひどく(仰向いて臥床した時)痰の排泄もひどいので中々眠れない時も御座いますが、比較的に熱は低くなり、朝のうちは楽ですが、昼過ぎより次第に発熱、背部圧迫感と呼吸が困難となり、息切れがして苦しく、脈搏は百ないし百二十を越す事もあります。一週間前用便に行って失神し、それからは人手を借りる様になりました。腹部の動脈が硬化し、横隔膜付近より下腹に熱が出、圧迫されますので、食欲が減退致しております。なお、腎臓部より腰部にかけて筋金が入っている様な感じがし、大腿部より足にかけて横筋が痛み、脚全体がだるく感じます。御浄霊は主として、圧迫されている所、熱のある所、痛い所をさせて頂いております。御浄霊を頂きました後には大変楽になり、気分も良くさせて頂いております。しばらくすると、また段々苦しくなって参ります。苦痛の箇所は毎日の様に移動致し、御浄霊の箇所もそれに伴い異(ちが)っております。この様な御浄化が毎日繰り返されておりますうちに、次第に疲労致して来ている様に思われます。なお、Kは六月、私は本月入信させて頂きましたが、まだ御神体、御屏風観音様は御奉斎致しておりません。祖母は熱心な日蓮宗信者で御座います。家庭も色々に複雑致しております。右御教えの程御願い申し上げます。
《御垂示》
背部圧迫感――前の胸の方の肋骨付近に薬毒が進溜っているので、圧迫するからですね。これはね、簡単なものなんです。薬毒ですね。それが一杯溜っている訳ですね。固まっているんです。ですからその為に呼吸困難も熱も痛みもあるんですから、これを早く取れば良い。早く取るには、浄霊する人によほど霊力がないと、早く取れない。誰がやっているんです。霊力が強くてやるか、さもなければ浄霊をなるだけしない様にする。溶かさない様にやる。そして気長にやる。今の、このやり方では、結局危ぶないです。つまり、良く溶かさない様にするんですね。だから一週間に二回位浄霊する。そうすると、咳も痰も少なくなり、食欲もあるから衰弱しないで済む。それが一番無事だね。こう言うのは、そう言うやり方をしなさい。しかし、一時苦しいかも知れないが、そうかと言って浄霊すると、一時良くなるが、あと浄化が強くなって、平均浄化が起るからね。そうすると苦しむから、今言った様にする方が安全ですね。家の人で反対する人があるんですか。
《お伺い》御座いません。
《御垂示》毎日浄霊しているんでしょう。
《お伺い》さようで御座います。
《御垂示》今言った様に良く訳を話して、二日置きか三日置きにやる。今は安静にしているんですか。起きているんですか。
《お伺い》一週間前から寝たっきりになっております。
《御垂示》寝ていた方が良い。浄化を弱らせるんですね。食事は。
《お伺い》一杯位です
《御垂示》駄目だね。喀血は。
《お伺い》ありません
《御垂示》上っ側にたまっているんですね。大体肋間神経痛ですね。それが一番ひどい。やっぱり、あなたも力を入れているんだね。
《お伺い》心配の為に力が入る様で御座います。
《御垂示》心配の為に力を入れると余計駄目なんです。浄霊に力を入れたら駄目ですよ。以前と違うんだからね、神様の御守護が違って来ているからね。浄霊は何分位やっている。
《お伺い》四十分位で御座います。
《御垂示》それから、いくらか急所を逸(そ)れていないかな。急所を逸れているんで、平均浄化が起っているんだね。痛い所をやっているでしょう。今言った様な方針でやって御覧なさい。非常に苦しかったりする場合には臨機応変にやって良いですが、方針をそんな様な具合にして続けて、結果が良かったらそんな風にするんですね。