*御神体/一本多い肋骨/鉱山について(御垂示録8号 昭和27年4月1日⑥)

御神体と主人の入信

《お伺い》二才になる子供が、御神前の玩具を取ろうとして、棒で御神体の「明」の御文字をきずつけましたので、さっそくお取り替をと思っておりますが、主人と息子が解らないために御神体の御礼が出来ませんので。

《御垂示》それはいけませんね。疵になったままではいけませんね。さっそく巻いて時期を待つほうが良いですね。そういうのは、時期がまだ早過ぎるんですよ。一家中全部がお祀りすると言う気になってからするのです。まだ時期が早過ぎるので、そういうことがあるんです。だから、お巻きして良くお詫びして、時期を待ちなさい。そうすると反対者……主人公も、信仰に入って、それからお祀りするというのが本当です。

《お伺い》床の間が不相応ではないかと思われます。

《御垂示》それもあるでしょう。が、やはり主人公が入らなければならないんです。奥さんの反対は、そうたいしたことはないが、主人公の反対はいけない。主人公は中心なんだからね。神様をお祀りしても、神様は来られないです。

《お伺い》反対はいたしませんが、入信をいたしませんので。

《御垂示》それはやっぱり駄目ですね。入信しなければね。

余分な肋骨が出る

《お伺い》生まれつき肋骨が一本余計に御座いましたが、十日程前より二十分宛御浄霊させて戴きまして針の様な物が出て参り、御浄霊の度に動き、七日目に出ました。之は前世の動物霊の。

《御垂示》やっぱり、何か普通じゃないですね。

引き続き鉱山について

 それから、話が中途半端だったが、こういう鉱石が出て、今直ぐ売ると非常につけ込まれて、安くされるんですよ。と言うのは、亜鉛あえんなまりと銅と別々になると、そっくり相場で売れるんですがね。妙なもので、鉱山会社と言うのは、銅は銅、鉛は鉛と別々になっている。こう言う三つとも沢山あると言う石が、今迄ないんです。そこでどっちかになる。処が、之は三つ共相当あるんですからね。之を銅山に行くと、銅だけにして、あとは良い加減にして買ってしまう。鉛処理の方に行くと、鉛だけ見て、あとはいい加減にして買ってしまう。そう言う嫌いがあるので、安くされる。銅は今不足しているので、値が良いんですが、鉛は下り具合です。と言うのは、朝鮮問題の時に取っておきをワッと出した。処が朝鮮問題がねぼけて来たので、買い控えになるんです。併し、いずれ日本も軍備を作りますからね。それ迄取って置いた方が良い。神岡かみおかの方の意見もそうなんです。その内にいずれ値もつくし、取って置いた方が良いと言うので、私は銅をやっている。で、下の方に行って、銅を出そうと思う。兎に角鉱石は分離するに限る。選鉱機械と言って、前に幾らか用意してあるので――充分調ととのわないが、急がしている。之が、据附けが後一カ月の予定ですから、色々付け足したりするのに日が掛ると見て、来月一杯で完成と見てますがね。そうするとそれから分離して、亜鉛は亜鉛、銅は銅、鉛は鉛と別けてやると、そっくりかねになるんですね。それから、此山で、採掘量が、五人で一日1トン位は掘れるんです。そうすると、100人で日に20トン掘れるんですね。今私は100人の予定にしているんですがね。それには飯場――寝る場所を作らなければならない。第一の方は出来上りましたがね。20人位でね。まだ、第二、第三と作る積りです。之は信者の大工が行ってやってますからね。100人を目標にしてやってますがね。今月は二軒、来月も二軒位の予定ですからね。そうするとそこに、坑夫をやる奉仕隊――そう言う人が必要なんです。相当重労働になりますからね。地上天国なんかより、無論力が要ると思いますから、そう言う人を――最低三カ月位御奉仕出来る様な事情の人を心掛けて貰いたいと思います。百人要る訳ですがね。百人と言っても、急にはいかないから、月々増やすと言う方が結構です。そう言う様にして貰いたいと思う。ですから、仮りに予定が五人で、一トン。十人で二トンで進行すると、量は半分と見なければならないですね。即ち半分と言うのは、分離すると共に良い方に選り別けるんだからね。原鉱で、銅が二%とすると、選鉱して二十%位にですね。水上の鉱石は品位が良いですから、それ程の手数を掛けなくても良いんで、原鉱で鉛、亜鉛が四十%。銅鉱で八%以上もありますから、選鉱して之を倍にするのは簡単です。従って品位を倍にするものと見て、二十トンの原鉱は十トンになります。銅が一トン三十万円。鉛が十五、六万円。亜鉛が十七、八万円位でしょうね。もう少し高いでしょうが、結局その辺迄下がるだろうと思いますがね。そうして色んな、輸送賃とか坑夫の賃金がずっと少ないから、結局凡てを引いても、収入一トン十万円にはいくだろうと思いますがね。そうすると、予定通りいけば、百人あれば、直ぐに二、三千万円位の儲けになりますね。そうなるのは秋あたりからと思いますがね。それで色んな――箱根、熱海の経綸が沢山ありますから、それをやらなければならない。それから京都の方も、やっぱり神様の方では地上天国を造る予定になってますからね。そんな訳ですからね。教団の方で、山が当ったから、金の奉仕なんかそうしなくても――急いでやらなくても良い。と言う程では未だないんですよ。それと、いずれは鉱山からドンドン出ると、金の方は非常に楽になりましょうが――御用すると言う事は、本当は霊的に言うと、皆人間は罪穢があるので、神様から借金していると言う事なのです。借金は溜めておく程利子は増えますから、早く返した方が得ですから、お金の御用と言う事は大変結構なんです。罪穢がそれで消えますからね。余り金の事を言うのは、どうも感心しないから、私は言いたくないが、理窟丈は知っていた方が良いですからね。そんな訳ですから、教団の方も夏あたり迄は大した楽にはいかないと思いますね。その代わり入る様になると神様の経綸の方も進みますからね。まだ之から色んなものがあります。兎に角神様が良い具合にして呉れますからね。去年なんか鉱山の方が良く判らなかったんですよ。予定はしてましたがね。だから、メシヤ会館を造る時は、今は無いが其時になると神様がちゃんと入る様にすると言いましたがね。やっぱり時に応じて、その時になると神様がちゃんと旨い具合にして呉れますよ。で、私が世界的にやる様になると、少なくて百億は要るんですよ。いずれは外国にも立派なものが出来ます。支那でも、北京城に立派なものを造ろうと思っている。それからエルサレムですね。それは神様が二千年前から用意してあるんですからね。立派なものが出来ます。日本丈でも十億では足りないですね。然し要る丈は神様がちゃんとされますから、その点は心配ない。そんな訳で、箱根の美術館なんかも、去年から敷地や何かを準備しましたが、建築に掛ったのが十一月からですがね。それで、大体予定が二、三千万要りますからね。神様は非常に急ぎますからね。やっぱり、約3000万円位集りましたね。私は、大したものだと思いますね。建築が大体2000万円ですね。少し変更したり余計な事をしたから、200万円位増えるだろうがね。ケースも五、六十つけますから五、六百万円。まわりの何や彼やで、丁度3000万円で出来る訳ですね。実に神様は、その必要な時期が来ると、ちゃんと金が来るんですね。人間がやるのと違って、心配やそう言う事は殆んど要らないですね。ですから山なんかも大体今年から愈々表面的に本当になりますからね。形を造らなければならない。それからこう言う事もあるんです。箱根の地上天国だけは今年出来ますがね。熱海の方は大体来年一杯に拵える積りですが、之が出来ると、世の中がうんと変っちゃうんです。それから教団もうんと発展するんです。之が、世界――と言っては大き過ぎるから、日本としておきますが、之が出来ると、之丈教団の教線が広がるんです。之が段々大きくなるに従って、ずっと広がって、こっちの勢力がそう言う風になるんですよ。やっぱり霊許りじゃしょうがないから、霊許りでなく生きた人間を救わなければならないから、そう言った状態になるんです。そう言う様な意味ですから、そこで地上天国の建設を急いでいるんです。地上天国が出来たら――何時かも話した本山が出来ますね。本山が出来ると世界的になるんです。地上天国丈じゃ日本的ですね。本山なんかも、大体形でも何んでも、すっかり頭の中に出来ているんです。唯、時の問題ですね。ですから、之から非常に早くなります。色んな神秘な事がありますが、段々にお話をしましょう。

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