昭和二十六年四、五、六、七月の御垂示 四月一日
御論文に出てくる新しい薬が「ン」で終わっている
《お伺い》最近の御論文の中にでて参ります新しい薬は、みんな「ン」で終わっておりますが。
《御垂示》「ン」と言うのは、消えると言う事でしょう。「ン」と言うのはイロハの最後にある。「ン」で消えるんですね。「ポン」とか「カン」とか皆消える言霊です。だから運のつきと言って永久性がないです――だから薬の事になる。
大黒様の台...神様は調和の良いものを探して置いてくれる
《お伺い》大黒様の台に就きましてお願い申し上げます。
《御垂示》台があった方が良い。床の間にじかではいけない。人間なら座蒲団です。だから――あのお厨子の台は先に坂井さんから貰った。私が見付けたが中々なかったのですがね。実に調和が良い。何でも調和しなければいけない。大黒様の台でも、調和しなければならない。木に竹をついだ様では面白くない。新しい大黒様には新しいもの。古い大黒様には古いもの。古いのがなければ黒い色に塗ればいい。神様は調和の良いものを探して置いてくれますよ。あれだって実に調和の良いものが見付かった。
ウルシ負けの時、ウルシをやる事は、薬毒?
《お伺い》ウルシ負けの事で御座いますが、ウルシをやる事は、薬毒――とは違うので御座いましょうか。
《御垂示》違うんです。
《お伺い》蜂に刺された時、蜂の白い血を塗ったら腫れ上りませんが、それに似た様なもので御座いましょうか。
《御垂示》しかし、浄霊さえ知っていたら、浄霊の方が良いですよ。蜂に刺されても五分位ですね。
《お伺い》ウルシを飲むと言う事は浄化停止にはなりませんので御座いましょうか。
《御垂示》つまり同化するんですね。だから、本当じゃないが、一時的と言う様な意味ですが、それは別に、薬毒の様な――そう言う意味はない。木の汁ですからね。
離婚は両方が一致すれば結構です
《お伺い》お道に資格を頂いてやりたいと思っております、ある婦人でございますが、主人に十年前から女があり、子供もあるのですが、何時も別れたいと言っているそうです。本人もそう言っておりますが、別れた方がよろしいでしょうか。
《御垂示》別れた方が良いですね。両方で希望するならその方がいい。
《お伺い》信者でない場合に、どちらも別れたがっている場合には。
《御垂示》別れて結構です。そう言う事が、家の何かとか、世間の信用に関わる事はないですよ。一方的じゃいけないが、両方が一致すれば結構です。そこが難かしいんです。先に――両方が希望するから、してやったんですが、しばらく立つと、また一緒にしてくれと言うのがありました。馬鹿にされた様な気持ちになったんですが――先方は騙すつもりじゃなかったのですがね。自然でしょうがね。二号なんかあった時は大丈夫ですよ。