親の反対、夫婦不和の問題、夫が信仰に理解ない『教えの光』(4、浄霊および信仰上の問題)昭和二十六年五月二十日)

親の反対をいかにすべきや  

      【お伺】本教に入会させていただき一年半になります。親が反対しますが、どうしたらよろしいでしょう。

    【御垂示】そのままにしておいたがよい。時節が来ぬのであるから、無理に入会をすすめてはいけない。気長に時を待つのが一番いい、するといつか祖霊が入信しなくてはならぬようにしてくれる。またこういう点もある、それにはその人に副守護神が間違った心や行いをさせたりしようとしているのが、その人が入信すると、そういう間違ったことができぬようになるため入れないように邪魔する場合もある。またよく二号や三号を置いている人で、妻君が入信し本人も良いお道だと思っていて入らない人がよくある。それは入信すると二号や三号もやめなくてはならぬ。それが恐くて入らぬ。そのくせ人には奨める。そのうち二号三号もおけぬ境遇になり初めて入信する人もある。

夫婦不和の問題  

       【お伺】連れ子をして再婚した者ですが、夫に愛情がなくこのお道も理解してくれません。離婚したほうがよいか迷っております。御指導願います。

    【御垂示】お指図はできない。これは神様にお任せしておくのが一番いい。決して無理をしたり、荒立てたりしてはいけない。神様にお任せし、時を待っていれば必ずうまく解決する。罪穢相応に苦しむのである。人間は霊層界に籍があるが、夫婦のうちいっぽうが磨けて向上し、あまり両者の位置が離れると、どうしても生き別れ、死に別れする事になる。

      右の理によってどちらかが磨けたほうへ接近しなければ、共白髪まで添い遂げることはできない。

夫が信仰に理解なき場合について  

       【お伺】夫が本教のお仕事に理解なき場合、大乗的に考え夫に相談せず種々な御用をさせていただいておりますが、小乗的にみれば悪と思われるようなことを押しきってやっている場合、やがては行き詰まりや衝突が起るかと思い不安を感じておりますが、今後いかにしたらよいでしょう。

    【御垂示】これは極端である。いいには違いないが大乗的に良いことでも、夫婦の円満を欠くのはいけない。夫に知れてもたいした悶着の起らぬ程度に常識的に臨機応変にすればよい。以前天理教の信者であまりに夫と合わぬので布教師の先生に相談したところ、あなたは神様と夫とどちらが大事かときかれ、神様が大事というのでついに夫を捨て生き別れたが、その後腕の病で治らず、私が治していまは本教で一生懸命やっている。いくら信仰でも家庭生活を破壊するのは社会秩序が乱れるから間違っている。

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