寸鉄 (光44号 昭和25年1月7日)

 お釈迦さんよ貴方をいじめた提婆だいば族を今度こそ片付けますから御安心下さい、というとお釈迦さんニヤリニヤリ

 読売新聞よ、君は本教宣伝に熱心だから、今後本教の宣伝係に任命するよ、どうだ、有難いだらう、但し、給料はユスリの手から渡すよ

 今の世の中はけつの穴の狭い奴が多過ぎるよ、之をヒロげるにはまず寸鉄だね

 のような事に右往左往する奴が多過ぎるよ、風に吹かれたカンナくずのように

 虫ケラ、ゴミクタ、ガラクタ、蛆虫うじむし糞蠅くそばえ等々の肩書を、観音様が除って下さるんだから有難いね、それからが本当の人間様だよ

しらみのような汚い奴や、のみのような血を吸う奴、ダニのようにしつっこい奴がタカって来るんだから、やり切れないよ、今に火素で焼き殺されるんだから可哀そうでもなんでもないよ

神様が、少し大きな事をし始めると、虫ケラ共が騒ぐ事、騒ぐ事、恰度ちょうど蟻の中へ煙草の吸殻を落したように

本教のアラ探しに、の目鷹の目の奴は鳥族だね
  
提婆族、サタン族、パリサイ新聞等が本教めがけていずれも手に空ウソの大砲、活字の機関銃、二枚舌の剣、毒ガスじゃない毒舌をふるい、法螺ほら貝を吹きつつ、ノンノンズイズイ征めたてて来るので、光の一弾を放ったら雲散霧消屁の河童の如く消えてしまったのである(之は、自観戦記の一節)              (白光生)

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