（お 伺 い） 昭和二十三年十一月二十五日左の下顎骨が顎裏を破って膿と共に排泄致し、現在なお破れた口（二寸位）の両側が髭のあるまま内側に巻き込み、ちょうどザクロの割れた様になって皮が張ってしまい、ここから絶えず唾液が流れたり、息も洩れたり致します。唇、下顎あたり全体は絶えず痺れて、締め付けられる様な感じと激痛が続いておりますので、長時間体を動かしますと目眩が致します。下歯は肉
についたまま残っておりますが使用できず、奥歯が口を動かす毎に上顎をつき上げ、その痛みの為苦しんでおります。御蔭様で食欲がありますので体力は御座います。余りに長い御浄化に家族の者は罪の深さを知って、浄化中の父と母と兄嫁を残して、兄弟三人御神業に専念させて頂いております。
信仰上到らぬ点ならびに御浄霊の急所と皮の張った傷口と残った奥歯は、今後どの様になるもので御座いましょうか。
〔御 垂 示〕
この人は以前に何か薬を入れた事があるのですか。
（お 伺 い）性病の様な事も多少あり、薬も随分入れております。
〔御 垂 示〕
それです。薬毒ですよ。薬毒がそこによって出ようとしている。薬毒が沢山あるから日がかかる。浄霊を始めてからどの位になりますか。
（お 伺 い）三年位です
〔御 垂 示〕
その位じゃしょうがない。私は歯を毎日浄霊してますが、これで三十六年です。
（お 伺 い）傷口ですが、巻き込んだまま毛が生えて参りますが
〔御 垂 示〕
それは切ったら良い。
（お 伺 い）その間に歯が顔出しております
〔御 垂 示〕色んな変化があります。結局、薬毒ですよ。ですから、薬毒を簡単に思うが、薬毒は大変なものです。私は浄霊始めてから二十年になるが、未だ解決しない。今でも毎日やってます。慣れっこになってしまったが、年々治って来ます。薬を入れたのが昭和三年ですからね。未だ取れない。薬毒の少しひどいのは十年、二十年は何でもない。だから三年位ではね。迷ったり、懊(じ)れたりしては神様に申し訳ない。命がないんですからね。それに感謝する事で、それにちょっとでも――どうかすると、御守護が切れます。