御教え集１号昭和二十六年八月二十八日＊薬害（昭和二十六年九月二十日）

（お伺い）昭和二十四年二月三日に七カ月で男子早産致し、子供は医師の指図で一日おきに栄養注射をしておりましたところ、二月十一日早産児メレナで死亡。一年半後再び妊娠いたし非常に元気でおりましたが、二月一日六カ月で早産致しました。前回の時は三日間の難産で御座いましたが、この度は軽く済みましたが子供はすぐ死亡致しました。産後一カ月後出血はなはだしく、驚き病院に参りましたところ後産が残っていましたので掻爬手術を致しました。その際前回出産の時の子宮孔の頚管裂症の症痕を発見いたしました。その後一週間致してから非常に動悸が致し息苦しく、大阪医大病院にて診断して貰いましたところ別に原因はないと言われました。その時腎臓が痛み尿の検査をしましたところ別に異常はなく、鎮静剤の服用により治りましたので、再び婦人科に通っておりました。頭痛、耳鳴、顎がだるくなり、二、三日するうちに両耳が痛み、外聴道炎とのことで注射、湿布を致し、一週間後耳痛は治りましたが、耳鳴、頭痛はとれず頭に重い物を被った感じで、再び息苦しく睡眠が取れず睡眠剤を用いておりました。その間親不知歯が欠け歯科で抜き（両方）ました。内科では頚管裂症の手術をすると治ると言われ、三月十七日縫合手術をいたしました。尚歯の方は歯槽膿漏になり、ペニシリン約十本注射し、そのうち歯が痺れて来ましたので、ビタミンＣの不足と言われ注射を続け、その間内科でレントゲンをとりましたが胸は異常なく、息苦しくなる原因は判らず、背中が痛みますので診て頂きますと、原因不明の神経痛といわれ、最後に余り激しい頭痛と息苦しさの為、神経科に行きますと、子供を失ったシヨックによる神経衰弱が原因で、他の症状もこれがためと言われました。しばらく鎮静剤を用いておりましたが治らず、知り合いの方よりこのお道を聞き五月三十一日初めて御浄霊を受けました。その後夜眠れる様になり食欲も出て大分元気になりましたが、頭の重いのと息苦しさは続き、背中の痛み咽喉のつまる様なのは去らず、O市の中教会本部に泊めて頂いて、一週間の浄霊をうけましたが未だ治りません。お盆八月十三日に主人方、私方及子供二人のお位牌を、御屏風観音様奉斎して祀りました。主人は七月一日入信、私は六月二十一日入信。その後御浄霊は主人、先生より毎日受けておりますが、余りはかばかしくありませんので案じております。喉のつまるのは霊的でございましようか。

　御浄霊の箇所を御教示お願い申し上げます。

〔御垂示〕
これは栄養注射をした為に死んだ。原因はない――原因は医学だ。とは言いませんからね。良く分かる様にしなければならない。外聴道炎――随分色んな名前が出るんですね。ビタミンＣの不足――堪らないですね。位牌はあったんでしょう。

（お伺い）御座いませんでした

〔御垂示〕ないのか、それはいけません。あなたですか。

（お伺い）はい

〔御垂示〕よく生きてますね。これは、はかばかしく行きっこありません。こんなに薬を入れていてはね。これを取らなければね。だけども、必ず良くなって来ますからね。気長にね。急いで、浄化が急に来ると苦しいから借金なら月賦で返した方がいいです。一生懸命に病気を治そうと思って増やしたんですね。

（お伺い）御伺事項の名前は、その家族と、浄霊している資格者と、どちらの名前を書いた方が宜しいでしょうか

〔御垂示〕教師と病人の両方の名前を書くのが本当です。

（お伺い）さっきの体質遺伝で御座いますが、子供が生まれる以前は丈夫であった場合は如何でしょうか

〔御垂示〕同じ癌でも、症状が現われていない。それが、日が経つに従って体質も育つから、それで分かって来る。

（お伺い）症状が出なくても、子供に伝わりますのでしょうか

〔御垂示〕大した事ではなく済む人もあるし、親ぐらいになる人もあるし、親以上になる人もあるし、色々ある。

（お伺い）浄霊を頂いて、経過が良くても、遺伝致しますか

〔御垂示〕夫婦共なら良いが、片っ方だけならする。遺伝にも――母親の方と父親の方とは違から簡単には言えません。それから、徳を積むと遺伝があっても起らずに済み、間違った事をすると、遺伝がもっと大きく出る場合もある。そう言う点もあります。