*全身的浄化…急所を見つける(御教え集5号 昭和26年12月28日①)

十二月二十八日

《お伺い》本年二月風邪の御浄化を頂き、三月中旬より自宅で静養しやや良くして頂き、布教させて頂きました。九月上旬より、非常に寒気を催し、咳が激しく、痰が多く、便通なく、十月より再び自宅で静養し現在に至っております。現在相当衰弱し、見た所は元気そうでありますが、足等は大分細っております。用便は一人で致しております。食欲はあったりなかったりで、ない時でも無理をすればお茶碗に半分位頂けます。肩、背中、胃の裏等御浄霊致しておりますと、発熱し譫言うわごとを言う事もありましたが、現在はあまり御座いません。十一月頃迄は大分寒気を覚えましたが、現在はあまり御座いませんが、腰部は常に痺れ、また息苦しく、あまり長話はできません。特に息苦しい時は鳩尾の固まりが胸につっかける様になります。子供の時より胃が弱く「ワカモト」、胃散、粉薬等服用し、また風邪の度に、咳止めを大分服んでおり、二十四歳の時、痺れしび脚気で七十五日間程医療を受けた事が御座います。現在は、頭部(脳天、後頭部)延髄部、肩、背中、胃の裏等や左腎臓部に熱があり、右箇所を御浄霊致しておりますが、よろしゅう御座いましょうか。または、霊的で御座いましょうか。なお、家族全部入信。御神体、御屏風観音様を御奉斎させて頂いております。

《御垂示》これは霊的ではありませんよ。薬毒ですよ。薬的ですね。これは薬がうんとあります――この人の身体はね。だから気長に――根気良くやるんですがね。以前だと固まっていて、少しずつしか浄化が起らないから、誤魔化していられたが、今は、全身的になりますからね。何処と言う事はない。全身的に浄化が起こっているんです。熱があるから食欲がない。食欲がないから便秘する。咳や痰が出ると言う訳ですからね。年が五十三だから、一辺に大きな浄化が来ないんですね。一辺にうんと苦しむ様な浄化だと短期間に治るが、それ丈の浄化力がないから、長くかかるんですね。それだけの事ですからね。ただ、浄霊する場合に、急所を見つけるのが一番ですね。自分で身体を見ると、一番熱が起こっている所があります。それが、一番の急所ですから、そこを浄霊する。自分でやる時も、力を抜かなければならないですよ。そうすれば治ります。別に難かしい事もない。それだけですね。

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