神様に御無礼です。お詫びしなさい。
《お伺い》母親が産婆で、四つ位の女の子が御浄霊を嫌がり、暴れますので、風邪を引いていたのを押えて致しました。暫くして肺炎の様になり、御浄霊は非常に嫌がります。実家が日蓮宗で御座います。産婆さんは入信致しておりますが、今でも日蓮宗を拝んで居ります。子供が御浄霊を嫌うのはそう言う関係で御座いましょうか。
《御垂示》そうですよ。日蓮宗の狐が憑いているんですよ。苦しいからね。だから止したら良い。大体押えつけてやると言うのは嘘ですよ。神様の方では、嫌がるのを、押えつけてやるのは、とんでもない間違いですよ。止した方が良い。産婆さんが、信仰に入って日蓮宗を拝んでいるなら止した方が良い。
《お伺い》前に子供が救われましたので。
《御垂示》それでも解らないんだから、やる必要はない。却って神様に御無礼です。だから、それをやったメシヤ教の教師が、今迄間違った事をして申し訳ないとお詫びしなさい。日蓮宗を止すから救って貰いたいと言うのなら御浄霊してあげてよろしい。
《お伺い》最近手紙で解りましたので。
《御垂示》聞いたら直ぐ、止せと言ってやると良い。
馬が伝貧と言う病気に.
《お伺い》北海道で、六十頭の馬を持っておりますが、伝貧と言う病気で倒れます。蚊や虻の媒介と云っておりますが、之に罹りました馬は、何処を御浄霊致しましたらよろしいでしょうか。
《御垂示》伝貧なんて初めて聞きましたがね。やっぱり、何か原因があるでしょうね。
《お伺い》科学肥料の藁を使う為で。
《御垂示》無論、そう言った原因が――生まれてから、何か注射をするんじゃないですか。
《お伺い》予防注射を致します。
《御垂示》それですよ。普通じゃ絶対そんな事はないですよ。ちゃんと育つ様に神様が造ってあるんだから、病気になるのは、人間が原因を作っているんだからね。予防注射ですね。症状は。
《お伺い》トロンとして眠りたがります。
《御垂示》じや、馬の頭だね。頭から鬣ですね。
《お伺い》私の方では、頭と全身を致しまして一カ月で治りました。
《御垂示》やっぱり、それで良い訳だ。
《お伺い》伝染性貧血症と言うので御座います。
《御垂示》それで解った。やっぱりそれで良いですよ。頭を中心にすればね。
本家がたえている。
《お伺い》百年前に実家が絶え、教師の家にお祀りしてありますが、一戸建てると言う事になっておりましたそうで、約束は実行しなければと言う事を話ましたが。
《御垂示》それは再興してやった方が良いですね。喜びますよ。
《お伺い》本家に跡取りがなく、分家より女が行き、それが嫁に参り。
《御垂示》じや、本家には跡継ぎがないんですね。
《お伺い》分家には男が出来ております。
《御垂示》成る程ね。然しそれは、必ずしも本家を継がなければならないと言う訳もないんですがね。分家の方が中興の祖先と言う事になるな。それでも差し支えありませんよ。
《お伺い》分家がやってましたらよろしいので。
《御垂示》それで良いです。
なるたけ柳に風みたいにして、時節を待つ。
《お伺い》教会を作らせて戴きましてより六年になりますが、色々と邪魔をされます。先妻の子が居り孫も居りますが、一家入信致しております。息子が大光明如来様をやぶいたり致します。然し、色々と御浄化を戴く度に良くなってはおります。教会に一緒に居る事を嫌い、他に行けと言います。
《御垂示》霊が憑るんですよ。そうすると、あなたがお嫁に行った時は、先妻が亡くなってからでしょう。亡くなってから、どのくらい経ってからですか。
《お伺い》その間に三人妻がありまして。
《御垂示》みんな生き別れじゃないんでしょう。
《お伺い》生き別れで御座います。
《御垂示》今の、反対する子供の母親か何かが祟っているんじゃないかな。それが未だ執着が取れないんだね。その母親は祀ってあるか、分からないのかね。
《お伺い》私の家の墓に一緒にし、お祀りも致しております。
《御垂示》あなたの所の仏さんに祀ってあるんですね。それは、段々良くなりますよ。だから、息子に対してあなたが、止め様とか注意とか、出来る丈やらない様にするんだね。放ったらかして置くんです。
《お伺い》主人が、別居した方が邪魔が入らなくて良いんじゃないかと申しますが、どう言う処置を致しましたらよろしいでしょうか。
《御垂示》だから、あなたは出来る丈干渉しない様に、勝手にやらせる様にするのです。それから、今の主人の言った事は――別居すると言う事は、極く良いですね。
《お伺い》私は、負けてなるものかと、一生懸命。
《御垂示》それは違う。そのあなたの考え方がいけない。出来る丈負けるんです。
《お伺い》親族会議を開いたり致しまして、色々と申します。
《御垂示》そう言われたら『あなたの言う事はごもっともです。私も是非そうしたいが、どうもそう言う訳にはいかないので、どうにも仕方がないんですよ」と言うんです。
《お伺い》私もそう言う様にいっております。
《御垂示》そうして、なるたけ柳に風みたいにして、時節を待っているんです。
《お伺い》二十三回忌が来ましても、浮かばれないので御座いましょうか。
《御垂示》それはそうですよ。浮かばれないですよ。
《お伺い》因縁か曇りかと思いまして。
《御垂示》因縁と曇りと両方です。だから、今言った様にしなさい。