五三中教会々長 大教師 多賀秀三 『地上天国』31号(昭和26年12月25日発行)
(一)
十一月十八日御面会の節憑霊現象に就いて、特別御注意の論文を拝聴して、これは全部狐霊であるとおっしゃられるかと、実はびくびく恐る恐る一応提出申し上げましたところ、
「本当であるから、なお詳細に報告せよ」
との御言葉を頂き、記憶を呼び起し神霊誌として綴らして頂きました。
十月二十八日朝出張より帰宅致しましたところ、家内が待兼ねたように、何か霊が出そうで困ると申しておりました。家内は九月初句頃より祖霊または無縁の病気の霊が憑依して、その都度治してやりまた祀ってやりましたので、また祖霊さんでも出たいのだろうと思って、まず一同揃って朝の礼拝を始めました。
天津祝詞奏上中家内の様子が変だと思いましたが、続いて御讃歌を奏げ終って後を見ると、合掌のまま、手を真直ぐ上にあげ、膝は開き気味にて端座致しておりました。以前にも神霊の憑霊状態は見ておりますので、神霊だなと思い早速審神して見ましたら、果して神霊で口はききませんので、鎮座所在地の方向を訊きますと手にて方面を指されます。京都市内ですかと問えば、手は膝の間に降し、腰より上半身を真直ぐに伸ばしたまま、静かに徐々に前に曲げられました。それから京都市の地図を展げ磁石にて合せ、吉田神社なる事が判り問えば、御祭神との事(吉田神社は前に参拝した事あり御祭神は四柱にて、なお上の宮には日本全国の神霊三干数百柱御祭りしてあります)中二柱の内の右側との事ですから天児屋根命と判り、
私「なんの御用で出られましたか」
神「明二十九日、明主様京都御西下に対し、市内及び全国の一之宮級の神霊が御出迎えのため集まっておられ、爾後次々と憑霊されるから、明主様に御報告して頂きたし」
との事でした。(実は五月御西下の節は信じきれませんでしたので御報告申し上げませんでしたが、その節は京都中の御神霊は急に明主様が京都に入られたので、どうしてよいかてんやわんやで神霊界は大変な騒ぎであったとは、後にある神霊から聞きました)それからは次から次と限りなく出られ、一柱毎に後に御待ちの御神霊がおられますかと問えば、うなずき、織田信長は現在中幽界の上位におられ、咽喉を突かれ帰幽されたらしいです。速素盞嗚命は一寸おとなしいところがあり、明主様の御教え通り神素盞嗚命の御子息であり、神素盞嗚命は実に荒々しく威厳もあり、両手は膝の上にのせ厳然たる態度でした。特に
「我ら一族引連れましたならば、ぜひ明主の君に報告頼む」と申され、現在は一定の所に鎮座してはおられない様子でした。建速素盞嗚命は一寸荒神様で、神素盞嗚命の御孫神であり
「メシヤ教の事は知らんから詳しく説明頼む」
と云われましたので、一通り御説明申し上げましたら、御協力を誓って帰られました。
市内はまずまず簡単に判りましたが、地方の神霊には困りました。どこの何様だかさっぱり見当がつかず、そこで思い出した事は、入信前より全国神社一覧表のあった事です。それを引張り出して磁石と首っ引きで遠近を尋ね、国を尋ね、神社を尋ね御祭神を尋ね、どうやら判るようになり、別表の通り各地の御神霊が出られました。神霊によっては全然明主様の事、メシヤ教の事を知らず、ただ上の神様よりの指令で来たとの事で、一々同じ事を詳細に説明して御帰り願うのですが、御帰り時は礼儀正しく大光明如来様、明主様の御写真に礼拝して、それから私に礼をして帰られますが、神様は仲々几帳面でこちらから大光明如来様、明主様の御写真に礼拝なさいませ、と云わなければ礼拝出来ないのだそうです。全部ではありませんからやはり神格の関係だろうと思います。なお私に礼をするにも格に応じて丁寧にする方、中位の方、一寸体を曲げる等色々御座いました。それによって大体神格の高下が判りました。
私も明主様の御出迎えやら、御面会やら色々の準備もありますので、神様の思うにまかせず、暇を見ては出て頂きましたが、時には人間的に腹も空いたので、一寸食事を致しますから暫く待って頂きたいと申上げましたら
「神の御用が先じゃ」
と申されましたのには弱りました。でも一応御断りして食事に致しましたが、家内の頭が痛むので食事もそこそこにして、また御出まし願い、二十八、九、三十日と三日間にて二十一柱出られました。
| 神社名 | 鎮座所在地 | 参拝要求 | 参拝済み | 順位憑霊順御祭神 |
| 吉田神社 | 京 郡 | ○ | 天児屋根之命 | |
| 建勲神社 | 〃 | ○ | 織 田 信 長 | |
| 粟田神社 | 〃 | ○ | 速須佐之男命 | |
| 吉備大明神 | 備 中 | 吉備武彦命 | ||
| 〃 | 備 後 | 〃 | ||
| 赤宮神社 | 京 都 | ○ | 角身主命 | |
| 出雲大社 | 出 雲 | 二人に要求 | 神須佐之男命 | |
| 熊野神社 | 〃 | 熊野樟日命 | ||
| 下加茂神社 | 京 都 | ○ | 玉依姫命 | |
| 下加茂神社別宮 | 〃 | ○ | 建速須佐之男命 | |
| 御手洗社 | 〃 | ○ | 伊吹戸主命 | |
| 今宮神社 | 〃 | ○ | 大国主命 | |
| 安井神社 | 〃 | ○ | 金比羅大権現 | |
| 布都魂神社 | 備 前 | 石ノ2上 | ||
| 敢国神社 | 伊 賀 | 金山彦命 | ||
| 粟鹿神社 | 但 馬 | 彦火々出見命 | ||
| 神社不明 | 〃 | 活津彦根之命 | ||
| 熱田神社 | 尾 張 | 草薙神劔 | ||
| 大 社 | 出 雲 | 大国主命 | ||
| 春日神社 | 奈 良 | 天児屋根比売之命 | ||
| 枚岡神社 | 河 内 | 天児屋根命 | ||
| 以上二十一柱 |
(二)
十一月二日家内も段々なれて来、私も要領が判りましたので、早く交替頂けるようになり感も良くなり、憑霊前に御出ましになられる方向の頭が痛みますので今度はこの方向と先に判りこちらも前にその方向の国、神社、御祭神等見当を付けますので、一度でズバリと的中するようになり、大変楽になりました。しかし遠方の九州等仲々困難でした。伯耆の一之宮倭文神社、下照姫命は御出迎いに間に合わず、さんさんと涙を流して残念であったと申され、特に明主様に申上げて欲しいとの事でした。豊国神社の豊臣秀吉は今は第三天国におられる由、猿田彦命はやはり天狗界におられるそうです。
伊邪那岐之命様の御出ましの節は、特に御協力を御願い申し上げましたところ、
「誰にだ」
「私に」
「明主様には御協力するがお前には参拝に来てからだ」
「何か私に導きの上に間違っている点が御座居ましょうか」
「ない」
と云われ
「それでは近江の多賀大社に参拝さして頂きますから、御協力御守護御願い申上ます」
御快諾下され御帰りになられ、また乃木神社の乃木希典は自殺致しておられるから、
「三十年間地縛になっておられましたか」
「自分は特に早く地縛が解け、三十年ではなかった」
との事、自殺の目的が違うためかとも思われました。四日にこの度の支部にての突発事件を知り、東奔西走にて一時中絶致し、七日また始めましたが、事件のため御互に気が落着かず、不安のまま神の御用として続けましたが、感も悪く従って能率も低下致し、結果狐霊に一寸邪魔されました。狐霊がいかにうまく化けるかも経験致しました。
右のように家内にばかり出られるので体も疲れ、他の者に替って頂けませんかと、さる神様に伺いましたが
「憑かれん」
との事、家内も観念しておりましたところ、朝拝夕拝毎に奉仕の女子が自然憑霊現象を起しますので、霊査致しますと、神霊らしく手を真直に上に上げ、これは家内の替りが出来るかなと内心喜び、家内も喜んでおりました。問に対しては家内と違って答は早く、この調子では仲々はかが行くと思っておったところ、どうも方向と神霊とが磁石で検べると少し違いますので、なお良く観察しておりますと、最初上げた手を下し、龍神らしく合掌のまま頭も下げ、畳の上を手体共にジクザクに這って歩き、動作が一寸変で、指した方向に稲荷がありますので「○○稲荷でしょう」といいましたが、仲々正体を現わしませんでしたが、色々問詰めますと、遂に正体をあらわし、私も今日までの経験上孤霊であのような状態は初めてで、実に巧く化ける物だと感心致し、なお孤霊はやはりどこか隙のある物で、良き勉強をさして頂きました。本当の御神霊は頭だけ下げる事なく曲げる時は上半身を真直ぐにしたまま曲げる事も特徴と思います。その後は非常にスムースに御仕事が捗取り、出られると先に
「明主様を御出迎いなさいましたか」(体を前に曲げる)
「では明主様に御報告申上げて置きます」(礼をする)
「今日は御参拝だけに出られましたか」(体を前に曲げる)
「では祝詞奏上申し上げますから、大光明如来様、明主様御写真に参拝して、元の御座に御帰り願います」
で、十分か十五分位で御一柱が済みますが話を聞きたい神霊や、参拝を要求される神様は祝詞を奏上しても、手が動かずいつまでも不動の姿勢でおられます。要求が満されぬ場合は、どうしても御帰りにならないのも一つの特徴と思われました。また神格の低い神様は参拝の要求を遠慮して、名残り惜しそうに帰られます。
結局全国の一之宮様は全部参拝を希望しておられるように見受けられました。七日までに二十三柱出られ、中には二度出られた神様もあります。
| 神社名 | 鎮座所在地 | 参拝要求 | 参拝済み | 順位憑霊順御祭神 |
| 倭文神社 | 伯 耆 | ○ | ○ | 下照姫命 |
| 身 廷 山 | 〃 | 役之行者 | ||
| 住吉神社 | 大 阪 | ○ | 速佐須良姫命 | |
| 鞍 馬 山 | 京 都 | ○ | 猿田彦命 | |
| 岡崎神社 | 〃 | ○ | 須佐之男命 | |
| 上加茂神社 | 〃 | ○ | 別雷之命 | |
| 白峰神社 | 〃 | ○ | 崇徳天皇 | |
| 広瀬神社 | 大 和 | 若宇迦之売命 | ||
| 気比神社 | 越 前 | ○ | 仲哀天皇 | |
| 豊国神社 | 京 都 | ○ | 豊臣秀吉 | |
| 大和神社 | 大 和 | 八千戈之命 | ||
| 遠敷大明神 | 若 狭 | ○ | 彦火々出見命 | |
| 籠守神社 | 丹 後 | ○ | 底筒男之命 | |
| 伊和神社 | 播 磨 | 大物主之命 | ||
| 伊都岐島神社 | 安 芸 | 市杵島姫之命 | ||
| 八幡神社 | 若 狭 | ○ | 応神天皇 | |
| 広田神社 | 摂 津 | 天疎向津媛命 | ||
| 厳島神社 | 周 防 | 玉屋之命 | ||
| 都波岐神社 | 伊 勢 | 猿田彦命 | ||
| 中山神社 | 美 作 | 金山彦命 | ||
| 白山姫神社 | 加 賀 | ○ | 伊弉冉命 | |
| 出石神社 | 但 馬 | 切浪比礼 | ||
| 建部神社 | 近 江 | 大巳貴命 | ||
| 大島神社 | 和 泉 | 日本武命 | ||
| 伊佐奈岐神社 | 淡 路 | ○ | 伊弉諾命 | |
| 乃木神社 | 京 都 | ○ | ○ | 乃木希典 |
| 大縣神社 | 尾 張 | ○ | 大縣之命 | |
| 南之宮神社 | 美 濃 | 金山彦命分霊 | ||
| 玉祖神社 | 長 門 | 表筒男之命 | ||
| 住男神社 | 紀 伊 | 石凝姥命 | ||
| 宇佐八幡 | 豊 後 | 応神天皇 | ||
| 與止目女神社 | 肥 前 | ○ | 淀姫之命 | |
| 己等力麻知神社 | 遠 江 | 猿田彦命 | ||
| 以上三十三柱 |
(三)
八日は御面会、九日は午後まで休ませて頂き、夜になってまた頭が痛み出したと云うので、審神致しまして二、三神霊出られそれに家内が何だかとても調子が良く、感もよく、問に対しても返事がすぐ頭に浮んで来るとの事でした。ところが遂にさる高貴な御神霊が御出ましになられ、私もまさかとも思い、あるいは狐ではないかとも思い、色々検討致しましたが何としても間違い無く、余りの事に驚き、かつうれしく恐る恐る御伺いして見ました。
「今日までの神霊、今後の神霊共に自分が指令したのである。明主様に報告頼む」
との御言葉があり、それから最近私の頭に浮んだ教団組織の上の変化、または御神体の変化等御伺い致しましたが、御答は合っておりましたが、
「明主様より先走っては相成りませぬ」
と叱られ、また
「この度の支部に起きました事件は、五三中教会への神の戒めでしょうか」
「そんな小さな問題ではない。メシヤ教全体の戒めじゃ」
と承り、身の締る思いが致しました。なお
「しからば特に言霊に気を付けよ」
「今後は慎重に進め」
等御注意を頂きましたので、少し甘え気味も出て、
「今後何か御伺い申し上げたき時は、御出まし願えましょうか」
「そうはいかぬ」
と御言葉が有りましたので、またとない機会とも思い、何かと伺いたくなり、実は以前より自分の本正守護神を、他の二、三の神霊より一応わからして頂きましたが、なお一層確めたく御伺い致しました。やはり間違いないとの事でした。なお家内の本正守護神も判らして頂きました。
正守護霊だけは多少自画自賛のようでありますが、いずれ御判りになられるとも思い一応御報告さして頂きます。私の正守護霊は祓戸四柱中の活吹戸主之神で、家内の方は速佐須良媛之神で御座居ました。なお祓戸の神は別名があり活吹戸主神は、(上筒男命)瀬織津姫神(表筒男命)速秋津姫神(中筒男命)速佐須良姫神(底筒男命)であり、火の方の御祓の係にて、龍との事でした。瀬織津姫神は風の係、速佐須良姫神は水およびその他の係、速秋津姫はその他の係りとあるそうでした。特に私に御注意として
「○○○○ の○○の三毛のメス猫が邪魔しておるから注意せよ」
「それではどう致しましたらよろしいでしょうか」
「こまかい事は正守護霊に聞け、一度参拝に来い」
との御言葉を頂きましたので
「家内と二人で御参拝させて頂きます」
と申上げましたところ、大変御満足の御様子にて元の御座に御帰り遊ばされました。その晩家内と二人で雑談中猫の噂話を致しておりましたら、急に何だか変だと申し、御神霊では無いようだと云いますので、霊査致しましたら、噂の三毛猫憑依致し、仲々力があるように見受けられました。私も猫の憑霊は初めてであり、その時は合掌して胸の少し上まで上げ、頭にて輪をえがくごとく大きく回して、遂に上半身共まわして静止してから
「猫か」(うなずく)
「何しにきたか」
「邪魔しに来た」
「そんな事をすると皆さんに貴女の正体を発表しますよ」
嘲り笑って、空うそぶき
「皆さんに云っても誰も本当にする者はないよ」
「では明主様に御報告申上げて御守護御願致します」
と云ったら、急に後にのけぞり、咽喉を苦しがり暫くして後に倒れて逃げてしまいました。
先程言霊に注意せよと御言葉を頂いて間のない事であり、早速神様が戒めのためになされた事と思い、今更ながら家内も身震いしており、その晩は桑原桑原で寝み、十日は午後より始めましたところ、前夜の御神霊一番先に出られ
「何か御注意でも御座いましょうか」
「神霊に体する言葉を少し気を付けよ」
「今後は丁寧に御扱い致します」
今日までは実は相手が家内であるだけに人間的に成り勝ちで一寸粗末なところもありました。
「何か他に」
「自分の御魂に慢心するな」
「猫を余りからかってはならぬ」
と承りました。
それから
「どうして私のところばかり全国の神霊が出られるのか、他に立派な先生方がおられるのですが」
と申し上げましたら
「東方のある所と二カ所だけだ」
「では東の方の御名前は」
「今は云えぬ」
右の事に対し思い出します事は、九月頃でしたか地方の信者で優れた霊視能力者の未亡人がおり、当時私の霊界での状態を霊視してもらいましたら、ある大きな広場の正面に私が立ち、左に大光明如来様らしき御方が立ち、右側に七、八名位の男女神がおられたそうです。私の前には大勢の衣冠束帯の神霊が集まられ、その中央より老貴人が台の上に立上って、何か私を指差して説明しておられる状態が霊視出来たとの事ですが、それらを思い合わせますと、この度の御神霊の御集りも深い関係があるよう思われました。
なお、銀龍神は明主様のお側におられる由、それに教団中に黒龍、赤龍が相当数おりました。数々の御注意教えに御礼申上げて御帰り願いました。十七日までに二十九柱。
十八日御面会。十九日は前に伊邪那岐命様と御約束がありますので、多賀大社に御参拝申し上げるべく朝八時頃彦根に着き、次の電車まで一時間半程時間があるので、駅前で食事を済まし、少し町を見物するつもりで出かけましたところ、正面に何か神社が見えました。社名は沙々波神社御祭神は字が消えて判らず、せっかくだから御参拝しようと家内に云いましたら、目的が多賀大社なんですから後になさってはと云いましたが、御参拝だから良いだろうと参拝し、多賀大社に行き官主に頼みました。その日は曇りで薄ら寒く、御神前は一層風通しよく二人共ふるえておりました。いざ官主の祝詞が始まりましたら急に日が照り始め、背中がぽかぽか温くなり、祝詞終って今度は私が替って神前に進み、天津祝詞奏上申し上げましたところ、神前の扉の前に御供えしてある金色の相当分厚な御幣下に鈴が左右共に三ツ着いており、それが向って右側だけが静かに前後に動き始めました。風も無いのに不思議な事とまたまさに鈴が鳴り出すかと思いました。祝詞終って礼拝致し頭を上げましたら止り、考えますのに向って右側だから伊邪那岐命様が御答えになられたものと思って帰宅致しましたが、帰宅の途中からまた家内の頭が痛み出し早速帰って霊査致しますと、伊邪那岐命様御出ましになられ、御叱りを受けました。それはやはり多賀大社に参拝するつもりで行って、途中で参拝であっても、寄道した事がいけなかったのだそうです。御詫び申上げて御許しを願いましたが、何としても御許し無く、
「では出直して神前で御詫び申上げましたら御許し頂けましょうか」
「それでよろしい」
との事、いかに神様は厳格であられるか驚くと共に、順序と云う事を身を以って体験さして頂きました。その時、
「参拝の節御幣が動きましたが、御答でしょうか」(体を前に曲げる)
御礼申し上げて御帰り願いました。
それから甲斐の国浅間神社の木花咲耶姫及び山城の国石清水八幅宮の応神天皇は、明主様御西下の節は猫に邪魔されお出迎え出来なかったと、残念がって涙を流されましたので、御慰め申し上げ、今後共御用心遊ばすよう申上げ、御帰り願いました。二十日までに十柱。
なお西下の節は各中教会長、きせずして北海道、九州、東北関東、中京、山陽、山陰、関西等大体全国の方が京都に集まられましたが、これも意味ある事と思われます。また三十一日より出張致しますので、後は帰ってからまた御出ましを願い、一まず以上を明主様に御報告申上げさして頂きます。
以上
〔備考〕御神霊出られる時、御帰りになられる時は、一柱毎に手の格好が違います。なお表筒男命(瀬織津姫命)は手が小指と薬指の間が開き、中筒男命(速秋津姫命)は薬指と中指との間が開き、底筒男命(速佐須良姫命)は人差指と中指の間が開き、上筒男命(活吹戸主神)は全然指の間が開きません、同じ祭神の神社に参拝致しますと同じ方法で、参拝中に自然指が祭神によってはなれてくるそうです。(家内の参拝現象)
手の格好も同系統の神霊は大体同じようにも思われました。
| 神社名 | 鎮座所在地 | 参拝要求 | 参拝済み | 順位憑霊順御祭神 |
| 都農神社 | 遠 江 | 醜男命 | ||
| 三輪神社 | 日 向 | 大物主命 | ||
| 伊賊波神社 | 大 和 | 玉柱屋命 | ||
| 皇大神宮 | 伊 勢 | ○ | 天照大御神 | |
| 豊受大神宮 | 伊 勢 | 豊受大神 | ||
| 大麻彦神社 | 讃 岐 | 猿田彦命 | ||
| 砥鹿神社 | 三 河 | 八千戈命 | ||
| 都佐神社 | 土 佐 | ○ | 味鉏高彦根命 | |
| 大麻比古神社 | 阿 波 | 大山祗命 | ||
| 田村神社 | 伊 予 | 大山祗命 | ||
| 西寒田神社 | 肥 後 | ○ | 応紳天皇比売命 | |
| 真墨田神社 | 尾 張 | 大巳貴命 | ||
| 金鑚神社 | 武 蔵 | 速須佐之男命 | ||
| 三島神社 | 伊 豆 | 大山祗命 | ||
| 高良玉垂神社 | 筑 後 | 建内之宿禰 | ||
| 下加茂神社 | 京 都 | ○ | 角身主命 | |
| 清 水 寺 | 〃 | 不明 | ||
| 平安神社 | 〃 | 桓武天皇 | ||
| 多 賀 社 | 伊 勢 | 伊佐那岐之命 | ||
| 伊夜日古社 | 越 後 | 天香久山命 | ||
| 鹿児島神社 | 大 隅 | 正八幡大神 | ||
| 御香宮神社 | 京 都 | ○ | 神功皇后 | |
| 古賀神社 | 〃 | 建角身主命 | ||
| 八坂神社 | 〃 | 速素盞嗚命 | ||
| 御霊神社 | 〃 | 不明 | ||
| 和多都美神社 | 薩 摩 | ○ | 大綿津美命 | |
| 渡津大明神 | 佐 渡 | ○ | 五十猛命 |
| 住吉神社 | 堺 | ○ | ○ | 表筒男命 (瀬織津姫命) |
| 住吉神社 | 堺 | ○ | ○ | 中筒男命 (速秋津姫命) |
| 以上二十九柱 |
| 神社名 | 鎮座所在地 | 参拝要求 | 参拝済み | 順位憑霊順御祭神 |
| 多賀大社 | 近 江 | ○ | ○ | 伊邪那岐之命 |
| 筥崎神社 | 筑 前 | 神功皇后 | ||
| 寒川大明神 | 相 模 | 応神天 皇 | ||
| 水無神社 | 飛 騨 | ○ | 高照光姫命大(巳貴命ノ妃) | |
| 物部神社 | 石 見 | ○ | 宇摩志麻千命 | |
| 浅間神社 | 甲 斐 | ○ | 木花咲耶姫命 | |
| 宇部神社 | 因 幡 | ○ | 建内之宿禰 | |
| 和津美神社 | 対 島 | ○ | 豊玉彦命 | |
| 石清水八幡宮 | 山 城 | 応神天皇 | ||
| 諏訪神社 | 信 濃 | ○ | 建御名方命 | |
| 以上 十柱 |

