今の家に引っ越してもう18年になります。
18年も経ってようやく、和室のベランダにプランターが置かれました。この家に引っ越して、この和室にお客さんが来ることが多いので、プランターの花などを飾ってお迎えさせていただくと良いなーと頭では考えていたのですが、ベランダは物干しに使われるだけで18年も経ってしまいました。(汗)
それが去年ぐらいから娘が花いじりを始めるようになり、ベランダが午前中が日当たりが良いので、プランターを設置してくれました。設置してくれた翌日、娘も仕事に出かけて誰もいない中、「ご守護だなー!ありがたいなー!」とつくづく実感させていただきました。私が十数年、思うだけで何も実行しないから、神様が業をにやして、娘を使って人を迎える準備をしてくださったような気がしました。案の定、プランターを設置してから、友達が来て、また明日も久しぶりの友人が来られるし、パソコンにかじり付いてばかりいましたが、この4月から少しづつ人を迎えさせていただくリズムに今年は変わっていくのかなと思ったりしています。私の場合、昔から4月が新しいことが始まるサイクルになっているようなのです。
いつ頃からでしたでしょうか、まだ子供たちが少し大きくなってからでしたでしょうか、何か良いことがあると、子供達から、すかさず「御守護だねー」という言葉が出ます。(笑)
特に私にちょっとでもラッキーなことがあると、すかさず「御守護だねー」の一言が子供から出るので、先を越されて、良いことなのにちょっと悔しいような、苦笑している私がいます。全くそうだなーと思い、遅らばせながら、心の中で「ホントだありがたいことだ」といつも思うのです。苦笑
子供ってよく見てくれているんだなーと思います。今回は子供がいない時だったので、言われる前に、自分で「御守護だなー」と、神様への感謝を噛み締めさせていただきました。
「御守護だなー」と子供に言われる前に言えてラッキーなんて、まるで御守護競争をしているみたいですが、本当はとてもありがた事だなーと思いました。
それに引き換え、私が子供たちに「御守護だねー」と言ってあげる機会は逆に昔より減ってしまったかもしれません。
子供から「御守護だねー」という言葉が出るのは、私がよく使っていたからなんでしょうが、そうだったかなとあまり覚えていません。そういえば主人もよく茶化しも含めて言っていたかもしれません。それで子供たちも言うようになったのかなー・・?
まぁ、いずれにしても良い言霊ですから、「御守護だねー」が発せられば発せられるほど、自分も周りも空気も良くなっていくわけですから、本当に感謝習慣ですね。
「喜べば喜びごとがくるぞよ」とは正に至言である
とは大本教祖の言葉だったでしょうか
実は先日長年の願いだった中宮寺の「半跏思惟像(国宝)」を見させていただくことができ感激致しました。法隆寺にそう遠くない大阪に何十年も住んでいて、長年の願いで行ったというのも変な話かもしれませんが、なぜか行けてなかったので、初めて観世音菩薩様にお会いできて本当に嬉しかったです。
中宮寺に拝観させていただけた日、一緒に行った娘はそんなに仏像に興味はないのに、付き合っていってくれたのですが、私が喜んでいたのがとてもよくわかったみたいで、その日帰ってから、家に来た息子家族に、「今日、お母さん御守護だったんだよ」と2回は言っていました。
息子は良く、からかいながらもあるのか、なんか良いことがあるとすかさず「御守護だねー」と言うのですが、今回は娘まで、よく言うので家族の口癖になっているようです。婿さんや嫁さんも使っているとか子供が言っていました。
「喜べば喜びごとがくるぞよ」と大変良いことなのですが、いつも先に言われて苦笑している私がいます。今回のベランダのプランターの件は先を越されることもなく、自ら「御守護だねー」を実感させていただき神様への感謝をかみしめさせていただきました。
ある春日和の出来事でした。
八尾屋