四月一日
《お伺い》最近世界では神霊現象が非常にさかんに起るようになり、その研究も広く行なわれるようになりました。教団内部においても神霊現象が聞かれるようでございますが、その場合に、正しい霊が憑るということは少ないのではないかと思われます。たまたま憑りましても、いつも正しい霊とは限らないので、ここに審神ということが重大になるのでございますが、教団内部において、それが行なわれておりません。その例として、正しい霊であると本人も錯覚し、それを聞き伝えて、それが教団の主義と反する言動を弄して、教団に波紋を投げんとしております。これにつきまして明主様より御指示をいただきたいと存じます。
《御垂示》それは書いてありますがね。読めば良く解りますよ。神懸りについてはね。いくども書いてありますからね。神懸りというのは、ぜんぜんいけないと言うこともできないし、それから常に良いと言うこともできないんです。良い場合もあるし、悪い場合もあるんですね。ただ、その人の信仰がしっかりしていれば、悪い霊は憑らない。また側にいる人に、悪い霊が憑って、瞞そうとしても駄目だから………それは霊が良く知ってますからね。憑りませんよ。そこで、悪い霊が憑っていい加減に瞞されるということは、その人の信仰が浅いとか、心の持ち方が違っているからやられたんだから、やられていろいろするのは、一つの浄化作用だからね。それでその人が、結局良くなるんです。神様がやっているんだから、これが良い、これが悪い、と解釈する、それが悪いんです。本当に悪ければ、私がピタッと止めます。結局において、なんだと言うと、御神書を読むことと、信仰が固くしっかりなることと、それです。あとはなんでも間違いないでいくんです。