日本観音教団教義/五六七教教義/寸言(光号外 昭和24年5月30日⑨)

日本観音教団教義 

◇…大宇宙を創造され給いし造物主たる主の大神は、この地上に天国を顕現すべく太初から大経綸を行わせ給いつつあるのである、之が為神の代行者として人間が造られ、又万物は人間の為に造られたる事を信ずると共に今日迄の歴史はその為の準備工作であり、其時代時代に必要なる人間を顕わし給い夫々の使命を遂行させ御目的を達成され給うのである。

◇…主神の御分霊たる聖観世音菩薩は仏界に下られ給いし御名であって専ら救世済民の為三十三相に変現化身せられ、或時は光明如来と現じ、又或時は応身彌勒と化し、実に応変自在自由無碍の御活動をされ給うのである、ここに世界の大転換期に際し、神幽現三界の救済の為無限の力を発揮され給う事になったのである、其暁病貧争絶無の世界は樹立され、人類の理想たる真善美の完き光明世界は、ここに実現するのである。

◇…本教顧問岡田自観先生には、観世音菩薩が人類救済の為の代行者として選ばれたる力徳者たる事を信じ、吾等は其聖業に参加を許されたる光栄を感謝すると共に、全力を尽して神意に添い奉らん事を期するのである。

日本五六七教教義 

◇…無限絶対無始無終、宇宙の主宰神たる主の大神は、理想世界顕現の御目的を以て、各時代、各地域に聖者賢哲を出し、救世の経綸を行わせ給う事を信ず。

◇…主の大神とは、泰西に於てはヱホバ、ゴット、ジュウス、ロゴス等々、中国に於ては天帝又は無極、亜細亜に於ては梵天、大自在天、アラーの神又は天之御中主の神と称え奉る。

◇…主神の分霊たる観世音菩薩は、大光明如来又は応身彌勒の御名によって千変万化の御活動をなし給い、末法濁世を浄め三界万霊を救わせ給う事を信ず。

◇…観世音菩薩は最後に五六七ミロクの御力を揮わせ給い病貧争を根絶し、地上天国出現の聖業を完成し給う、其大偉業に参加を許されたる吾等は、無上の光栄と信ず。

◇…地上天国とは、人類待望の真善美を完全に具現せる世界にして、万民和楽の永遠なる平和世界たるを信ず。

寸言 

医者が患者に対していう言葉は実に徹底しない例えば
「そうする事になっている」
「そういわれている」
「そうする事がいいとされている」
「効果がある訳である」
「学理上そうなる」
――というように、決してそうすれば必ず治る、というような、断定的の言葉はないという事は確信がないからであろう。

病気治療の順序
 まず病気にかかるとする、最初は西洋医学、次は漢方医学、灸点、民間療法、既成宗教、最後に本教浄霊、解決というのが実際である。

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