御教え *文字と言霊/卍/キリスト(御教え集5号 昭和26年12月25日②)

【御教え】(御論文「絶対力」のあとの御教え)
今日はクリスマスで、世界中が中々大騒ぎをしている――さっき、ローマのバチカン宮殿から、鐘の音だとか、音楽だとか、法王ですね――あの人の言葉や何かも、放送されましたがね。まあ――大変な訳のものですね。しかし、キリストのやった仕事は、二千年経っても、兎も角人類の魂の堕落を、ある程度食い止めていた事は、確かなんですが、まあ――大いに誉め称えても良いんですが、今読んだ様に力が足りなかったんですね。だからと言っても、別に腕力や暴力じゃないんですが――見えざる力ですね。それが足りなかったと言う事は、時期がそこ迄行ってなかったんです。で、その時期と言うのは、文化ですね。文化が、キリストの生まれた時分は、幼稚なもので、とても今日の様な、国際的あるいは世界的に迄なっていなかった。だから、あの時分に天国や五六七の世を造ろうと思ったって、まあ――造れたとしても、それは本当のものはできなかったんですね。物質文化が幼稚であった為に、天国の様な結構な世界はできなかった。処が今はですね。今の物質文化を見れば――一言喋れば世界中、隅々迄聞こえるんですからね。立派に天国の条件ができたんですね。それに対して、それをできあがらせる力ですね。その力が、今言った様に、経緯結んだ力ですね。今読んだ通り、結びの力ですね。この結びの力が絶対力と言う訳ですね。キリストの十字架ですね――これもその事なんです。その予言ですね。それから、仏教のまんじですね――も十字ですね。ですから、力という字は、ぎゃくまんじを略したものですね。は結ぶと、鍵の手がある。鍵になっている。これは、ぐるぐる回る形ですからね。今迄はこう(卍)いうになっている。世間では、本当のと言っているが、我々からは、逆になる。仏教は月の教えですから、水になる。右進左退になる。本当は左進右退にならなければならない。之(卍)じゃいけない。今迄は右進左退になっている。全く、良くできているんですよ――文字はね。ですから、文字と言霊で解釈すると、大抵な事は分かるんです。神秘が分かるんですね。そこで、今言った様な力と言うのは、その結んだ力ですね。それを私が神様から与えられているんです。だから、お守を懐に入れると病気が治ると言う事は、それだけ発揮できる力ですね。だから、昔からの事を、良く考えて見ると、実に良くできている。と共に、良く理屈に合っている訳ですね。それで、キリストは――「再臨のキリスト」と言う事も、予言されてますがね。これは黄金の国ですね。つまり日本ですね。黄金の国に再臨すると言う事になっている。

 今言っているキリストは、イエスですね。イエスとキリストは違うんですがね。これは、以前も言った事があるが、言霊で解釈すると分かる。「キ」と言うのは、神と言う事です。「キ」と言う言霊は、霊体を結んである言霊なんです。「カミ」の言霊返たまがえしは「キ」になっている。神は火水かみですからね。みずが結んで「キ」になるんですからね。だから「キ」と言うのは、一番貴いんです。天皇の事を「キミ」と言うが、貴いんですね。貴いと言う字も、「キ」と読みますね。「リ」と言うのは、これは字で書くと、二つになるんですね。霊体と言う事なんです。霊体がたてに働くと言う言霊で、言霊で言うと「リ」は「ル」で、渦巻く意味です。渦巻くと言う意味は、拡がると世界的になる。「ス」と言うのは、一人ですからね。それから、「ス」と言うのは、べる――イロハで言うと、一番最後につく――神様が作ったんですね。「ト」は人と言うんです。ですから、キリストと言うのは、今言った様な意味ですから、イエスとは違うんです。キリストはイエスが出るよほど前に出ているんだから、再臨すると言うのは、そのかたが再臨すると言うんですね。イエスは、ヨセフとマリアの二人の間にできた子供です。聖霊せいれいに感じて身籠みごもったと言うのは作り事なんです。そんな馬鹿な事はないんです。ですから、今迄はキリストでもお釈迦さんでも、力がなかったですね。要するに、両方結ばったんじゃないから――一方的だから力がない。そこで、キリストはなるほど奇蹟をやられた――と言う事は『聖書』にありますけれども、今メシヤ教の信者がやっている奇蹟は、キリストと同じ位なものですよ。昨夜か、「奇蹟座談会」の報告がありましたが――読んで見ましたけれども――あれは生和しょうわ会かのですが、まるで――皆んなの奇蹟が、ちょうどキリストがやっているのと同じですよ。そこに、やっぱり力の発揮が――キリスト一人だったんだからね。弟子がそう言う奇蹟を行う者はなかったんですからね。だから、メシヤ教と較べて見れば、その位のちがい差があるんですね。今、力の話をしましたけれども、この力と言うのが、つまり一厘の力と言うんです。つまり、世界が、――あらゆるものが行詰って、九分九厘になった。そこで、一厘の力ですね――力が現われて、そうして、大転換ですね。ひっくり返しちゃう。この九分九厘と一厘と言うのを読ませます。

(御論文「九分九厘と一厘」のあとの御教え) 
 今書いた――つまり、本当の事をぶちまけて見れば、医学と言うのは、邪神が作ったものです。では、なぜ医学を作ったかと言うと、人間を弱らせるんです。それでヒョロヒョロにして、そうして最後の奥の手を出して、世界を制覇しょうと言うのが、邪神の二千年前からの計画なんです。ですから、それで――さもさも進歩した様に見せて、これによって人間の生命は、医学の進歩によって解決されると言う様に、実に旨く瞞し込んじゃったんですね。ですから、治りそうに見えていて、結局治らないですね。健康にはならない。これは信者さんは良く知っているけれども、あれはつまり――一時的ちょっと――注射をするとか、色んな手当てをすると、ちょっと一時的に良いですからね。さもさも治る様に瞞しちゃうんですね。瞞しちゃうと言っても、普通の人ではない――お医者さんが瞞されたんですね。お医者さんが瞞されて、一般人が瞞されたんですね。それを見破ったのが私なのですからね。邪神の方にとっては、私と言う人間は大変なんです。そこで、色んな迫害や、色々妨害し様として――しかし今度は、以前のキリストや何かの時代と違って、今霊界の方が変わりつつありますから、邪神の方の力が弱って来て、結局往生するんです。邪神の力が弱っただけ、こっちが発展したんです。だから、発展するか発展しないかは、邪神の妨害が多いか少ないかに因るんですから、立派なものだ――メシヤ教は、と。病気が治る、と腹の中で分かっていて、どうも入る気になれないと言うのは、邪神が抑えているんですね。その抑えが弱って来ると、段々入って来る様になる。やっぱり時期ですよ。一日々々霊界が違って来ましたがね。霊界が明るくなるのが、段々早くなるんですね。ですから、いずれ一般人が色んな病気で二致にっち三致さっちも行かなくなりますね。お医者さんが、手をつけると直ぐ死んじゃうと言う事になる。今迄効いたと言う事は、固め療法ですからね。一時固まったから良かったが、段々浄化が強くなるから固まらなくなって、直ぐ溶けるからね。浄化が起るから、直ぐ熱が出たり、痛くなったり、色々する。で、直ぐに薬が溶けると共に、今度は命が直ぐに解けちゃう。そうなると、メシヤ教より他に救われるものはないから、と言うので大変なものです。もう長い事はないです。もう一息の辛抱です。大体、一生懸命宣伝したり、こっちで色んな事を言ったりして、じゃ入って見ようと言うんじゃ本当じゃないんです。先の方で「お助け下さい」とワンワン言って来る様でなければならないし、こっちの方で、そう一ぺんに来ては困ると言う位でなければ本当じゃないんです。こう色々説明して、そうして買って貰うと言うんじゃ、はなはだどうも――理屈に合わないんですからね。今、金が一もんめ三千円として、それを三十円位で売るんですからね。少し馬鹿々々しいんですが、そうするよりしょうがないんですが、いずれは――他に行けば三千円するが――あそこは三十円だから、あそこに行こうと言う事になる。それが当たり前なんです。

 話は違いますが、米の事ですけれども、私が、日本人がいくら増え様と、それだけは必ず穫れると言う事を言っていますが、人間があと一億になっても、二億になっても三億になっても平気なんですよ。日本だけで、充分食うだけは穫れるんです。どう言う訳かと言うと、一つの茎ですね。今の処は、普通良くいって百五十粒位ですがね。処が人間が増えるに連れて、段々増えていくんです。二百粒、三百粒になるんです。そうすれば、人間がいくら増えても平気です。私が最初神様に知らされた時はお米が最初に穫れた時は五、六粒だったそうです。五、六万年前よりは、粒がずっと増えているに違いないです。粒が増えるんですよ。それを、誰も知らない。そこで人口が増えると足りなくなる――現に足りなくなってますが、足りなくなる様にする原因は肥料ですから、それをなくすれば、何でもないですよ。ただ、今迄は凡て唯物的な考えですから、そうなるんです。だから、耕地を増やす必要もないし、産児制限の必要もないんです。こんなに楽に旨くいくと言うのは、実に結構なんです。大体、人間を造り、人間を増やしているのは、神様ですからね。だから、増えた丈の人間が食えないなんて、そんな気の利かない神様なんか在りやしない。人間は薬をやらないで、肥料を入れない物を食っていれば、年中ピンピンしているんです。それを態々わざわざ地獄を作っているんですから神様の目から見ると――しょうがないんです。しかし、今迄は必要があったんですが、そんな事が長く続く訳はないんですから、結局それを私が世界中に知らせるんだから、之からは段々そうなりますがね。

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