*怪我/位牌/火災他(御垂示録5号  昭和26年12月8日①)

十二月八日

怪我するには原因がある

《お伺い》最近、箱根の御造営の奉仕者がちょいちょい怪我をします事が御座いますが。

《御垂示》この前だけじゃないんですか。

《お伺い》その前にもちょっと御座いましたが、ああ言う場合には、浄まらなくて早く御奉仕に上げるからと言う事で。

《御垂示》そんな事はありません。しかし、やっぱり訳があるんですよ。偶然じゃないですからね。怪我するのは、皆んな怪我する原因があるんですからね。少しずつ位怪我した方が、罪が消えて良いですよ。

位牌の順序

《お伺い》位牌が十五以上あり、仏壇の段が一段で。

《御垂示》それは駄目だ。つまり、全て相応しなければならない。仏壇の大きさと位牌の数は、ちょうど良い様にしなければ――御先祖が来ても、居心地が悪いですよ。人間と同じで、狭い家に多勢いては気持ちが悪いでしょう。そうかと言って、広過ぎても――一人か二人でも何だ――今言った様な具合にやりなさい。位牌を拵え直すと良い。

《お伺い》先祖を真ん中にした場合に、主人の父母の位牌を別々にした場合は、向かってて右が上座なので、父は先祖に近い方に。

《御垂示》真ん中が一番上座でしょう。真ん中に寄った方が上座にすれば良い。その場合は、右左は関係ない。何でも左が上だと言って、左にするとおかしいものになっちゃう。下座上座がない様な場合は左が上座になる。そうでないのは、そう言った――真ん中を上座にする。私がここにいて、左が上座と言うと、あっちに行っちゃう。かっこうが悪い。

《お伺い》主人側の兄妹の位牌と、奥さんの里方のは、どちらが上で御座いましょうか。

《御垂示》里方が下になる。里方は枝になるからね。兄妹は実家だから、そう言う場合は、兄妹が上になる。

大火で火元

《お伺い》勝浦の大火で、火元になり。

《御垂示》Sさんの処じゃないか。

《お伺い》そこが火元で御座います。一家九人全滅で。

《御垂示》素晴らしい浄化だね。

《お伺い》支部は風下の猛火の中を助かり、その支部を境として全部助かっております。

《御垂示》神様は几帳面だね。

《お伺い》焼死しました霊は、何んなにして慰めたらよろしいでしょうか。

《御垂示》そこの家が皆んな信者になれば良いんだ。それが一番良い。

《お伺い》姫路に本家か何かの系統の家があり、弟を養子に出し。

《御垂示》そんなはっきりしない場合は、あなたの家で祀ってやる。実家が信者であれば良いが、そうでない――信者以外だったら、全部あなたの所で祀ってやんなさい。仏さんの、一番下座――端の方にですね。戒名を作ってからは、そうだが。新仏のうちは、普通に座敷で良いですね。幾人ですか。

《お伺い》家族が五人、女中が二人、お客が一人で御座います。

《御垂示》家族だけは普通の祀り方にして、家族の者はあなたと関係あるんですか。

《お伺い》弟の家内と。

《御垂示》そう言うのは、普通の――仏壇にして、一つ々々小さい戒名にして、あとのは共同にして――三人一つ戒名で良いです。

《お伺い》どう言う書方を致しましたら。

《御垂示》戒名を貰わないですか。尋ねて――共同で良いです。端の方にね。それで救われます。よほど訳があるんだね。何しろ、段々神様は厳しくなりますからね。厳しくなると言う事は、浄化が強くなってね。

弘法大師のお軸は高い

《お伺い》親鸞上人の軸を、御用させて頂く為に処分したいと。

《御垂示》売って御用したいと言うんですね。それは良いけれども、あんまり高くないぞ。信者か何かなら良いかも知れないが、ついででもあったら、やっても良いがね。弘法大師は高いがね。弘法大師なら、私でも買っても良いが、非常に高いですよ。

酒飲みに遠隔浄霊

《お伺い》T.S(38歳)酒が好きで、あればあるだけ飲むと言う状態で、御浄霊も本人はその意志がなく、お許し頂き遠隔浄霊を。

《御垂示》そんな事は、遠隔なんて必要はないよ。酒飲みの遠隔浄霊なんて、反って神様に勿体ない。そう言うのは、神様の新聞とか雑誌を読ませて、そうして放ったらかして置く。本人が読むと結構だが、本人が読まなければ、そばの人に読ませれば良い。あなたが、余計な手数を掛ける必要はないですよ。それでもお慈悲だ。

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