法難手記

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或る日の公判スケッチ(昭和26年8月10日)

其様に迄して、被告人の方は偽証に引っ掛らないよう用心した位であるのに反し右の如く検察事務官の方は滅茶々々に偽証や虚偽を平気で言っても、何の尤とがめもないのだから驚いたものである。忌憚きたんなく言えば公務員は王様で、被告は奴隷といっても過言ではあるまい。私は民主国となった日本に、この様な不合理な人権蹂躪じゅうりん的行為が公然と許されるとしたら、日本の前途に対し、寒心に堪えないのである。
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序文に代えて (『或る日の公判スケッチ』”新しき暴力 付録” 昭和26年8月10日) 

小坂君が私を訪ねて参った際、私が度々公判廷に出たときの模様を話し、特に係官の非理な点に言及した処、同君より是非新しき暴力の付録として出したいとの希望があったので、この小冊子となった訳である。
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ナンセンス (法難手記 昭和二十五年十月三十日)

長々と固苦しい事ばかりかいたから、茲で一つ二つ新聞記者諸君や、其他に関するナンセンスをかいてみよう。私が最初連行された時の事である
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