『自観叢書』第3篇 「霊界叢談」 を掲載しています。 ▶️

大光明世界の建設(四) 観音様と阿弥陀様(光世四号 昭和十年一月十一日)

      満洲に於ては紅卍(コウマンジ) といふのがあります。紅卍とは紅い卍であります。又独逸のナチスは赤い旗に白く丸があり、其黒卐(マンジ)(ギャクマンジ) になってをります。観音会は金卐(マンジ)(ギャクマンジ)であります。観音様は、黄金仏であるからであります。観音様を守護されてゐる龍神様も亦金なんであります。何故にみんな金であるかと申しますと、つまり日本の仏様であるからであります。日本の仏様といふと仏様の本場は印度ではないかと誰方(ドナタ) も思はれるでせう。成程、仏様の出たのは印度であります。然し、外の仏様は印度から出たんでありますが、観音様だけは日本から印度へ渡られたんであります。阿弥陀様とお釈迦様とは日本の仏様じゃないのであります。それで頭の毛が縮れてゐるんであります。観音様はちぢれてをりません。よく仏像等で古いのになると一寸見るとお釈迦様か観音様か区別の分らないのがありますが、頭の毛を見れば判るんであります。阿弥陀様は西方浄土と言ひまして、西の方へ浄土を造られたんでお釈迦様の時代には法蔵菩薩にお生れになって、お釈迦様に対し、「衆生が救はれ,そして仏になったら皆自分の方へよこす様、私はこれから西方へ浄土を造り、安住させる」といふ事を約束されたんであります。事実、お釈迦様の時代に、印度の西方にそういふ所を造り、法蔵菩薩昇天後は霊界に西方浄土が出来たんであります。

      次に素盞嗚命(スサノオノミコト)といふ神様がありますが、此素盞嗚命と朝鮮の国と猶太(ユダヤ) と阿弥陀様といふ事も密接な関係があるのでありますが、之は先へ行って詳しくお話する積りであります。

      日本で、観音様の祭ってある所には必ずその附近に大仏様があります。大仏さんは阿弥陀さんであります。之は日本と外国、夫と妻といふ事になります。京都の清水の観音様に対して、奈良の大仏様があり、阿弥陀様と観音様の場合は、阿弥陀様が霊は女で体が男になられ、観音様は霊が男で体が女になられるんであります。そしてそういふ場合には必ず、観音様は内へ祭ってありまして、阿弥陀様は外へ雨曝しに祭ってあるんであります。観音様が内にをられるといふ事は、内地とか内国といふ意味になるんで、位は観音様の方が上ですから、内にをられるのであります。阿弥陀様が外にをられるといふ事は、外地とか外国とか言ふ事で、詰り、日本以外に於てお働きになってゐられる仏様といふ意味になります。又西方阿弥陀如来、東方観世音菩薩とも言はれてをります。

      上野にも清水観音様があって、傍(ソバ)にやはり大仏様があります。又浅草の観音様の傍にも大仏様があります。浅草は、特別の場所でありまして、観音堂はとても大きくて、大仏様は又、馬鹿に小さいんでありますが、之も大変な意味があるのであります。浅草の観音様は、東京中を御守護されてゐるんでありまして、東京が今日の様に発達したのは無論陛下の大御稜威(オオミイヅ) に依る事でありますが、又浅草の観音様の霊的のお力にも依るので、昔は田舎から東京へ来る者は何より彼より先づ第一番に、此浅草の観音様へ詣ったものであります。

      鎌倉にも、長谷の観音様があるのに対し、矢張り、あの大仏様があります。そして、観音様は、黄金で作られ、阿弥陀様は唐金(カラガネ)であります。之も面白いと思ふので黄金は日本の金で、唐金はカラ金即ち外国の金といふ事になります。

      斯ういふ具合に、日本に於ては、何処にも御夫婦の型が出してあります。先刻の御讃歌にありました様に、本来言ふと観音様は太陽の光で、阿弥陀様は月の光になるんでありますから、阿弥陀さんが日本へ来、阿弥陀様の教が入ったといふ事はやはり、西方文明が、日本へ入った宗教的第一歩であったのであります。

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