*事故死/夫婦の繋がり/教師の死/神兵/救われない神様が沢山いる(御垂示録7号 昭和27年2月⑤)

命の継ぎ足し

《お伺い》人間が、未だ死ぬ資格がないのに、突発的事故で死んだ場合に、未だ霊界に行く資格がないので、向こうで苦しんでいるか、と言う事を聞かれましたので御座いますが。

《御垂示》おかしいですね。資格も五角もないですよ。殺されると言うのは、霊の資格と言うんじゃなくて、霊の状態ですね。曇っているとかですね。だから、霊が汚れているとかね。それで、御守護がないと言うんでね。それで、殺されたりする。本当に魂が或る程度浄まっていれば、そう言う事はないんです。奇蹟的に助かるんです。だから死ぬ信者が奇蹟的に助かると言うのは、霊的に助かるべき状態になっているんです。

《お伺い》死ななければならないと言うのは、御経綸で生まれて来たと言う事で。

《御垂示》生まれて来たと言うんでなく、現にあるんですよ。命の無い者許りですよ。危なくてね。もう生きているのが不思議な位ですよ。その中で、祖先のうちで良い事をしたのもあるしね。色んな者があるからね。そう言うのは、わずかにね。

《お伺い》大体、メシヤ教に入れて戴くと言うのは、お許しがなければ入れませんので、その時――命を戴くと言う事で。

《御垂示》そうです。だから、命の継ぎ足しですね。それは、祖先の骨折りで――一生懸命、助けたいのでね。一寸入った丈でも、何年ものだがね。

夫婦の繋がりはとても強い

《お伺い》仏教では親子は一世、夫婦は二世と申しますが。

《御垂示》出鱈目です。仏教じゃなくて、武士道で言ったんです。親子は一世、夫婦は二世、主従は三世――忠義をさせる為に、ああ言った都合の良い道徳を作ったんです。主従は三世で一番深いから親子は一世だから――忠義をしろと云うんですが、あべこべですよ。主従が一番浅いですよ。生まれて来て、予期もしない処と主従になるんですからね。常識で考えても解りますよ。親子は何だが、夫婦はとても強いですからね。主従とは違いますよ。武家時代の道徳は、その時の権力者の都合の良いものに作ったんです。だから、本当の道徳じゃない。人間としての道徳じゃない。階級としての道徳ですね。間違ったものはいかんと、今廃止になって民主的になったのは――間違ったものが壊れたのは――それで良かったんですね。

教師の死

《お伺い》教師の人で亡くなるのは、主としてどう言う理由で御座いましょうか。

《御垂示》色々ありますがね。一番の原因は、本当に解らない為――信仰がね。要するに、神様のお邪魔をするんですね。然し、お邪魔をしょうと思ってしているんじゃない。自分は良いと思っている事が、自分の智慧証覚が解らない為にお邪魔になっている。それで死ぬ場合もあるしね。然し、そう言うのは、死んでも霊界に行って――間違った事は審かれるが――やっぱり神様の為に働く。霊界で大いに信者を作ってます。だから、簡単にどう斯うと言う事は言えない。

救われない運命の者はしょうがない

《お伺い》『結核信仰療法』が頒布されますと、医学界からの反撃もあると思われますが、それは邪神との闘いと言う言葉を使いましてもよろしいもので御座いましょうか。神様の御経綸は絶対のもので、私達資格者がしっかりした覚悟を持って居なければ。

《御垂示》それはありませんよ。と言うのは、私のは真理だからね。

《お伺い》兵と言う。

《御垂示》そうです。神兵ですよ。

《お伺い》玉砕ぎょくさいすると言う事も、お役に立つ迄の運命と。

《御垂示》けれども、玉砕はないですよ。それで、ちゃんとそう言う処は、神様が準備してありますからね。言論の自由なんて、神様が準備されたものです。言論の自由にするには、日本を敗戦にするよりないからね。どうしても一度は発表しなければならないんですよ。闘おうが闘うまいが、そんな事は問題ではない。闘うと言うが、こっちは、救う積りですからね。向こうがふっかけて来るんだからね。別に武器を持ってするんじゃないからね。安心なものですよ。ああ、之は大したものだと、最初から軍門に下ると思って間違いないですね。闘いですよ。私なんか霊的にも軍人ですね。毎日闘ってます。書いてあるがね。

 それから、こう言う事を知って置かなければならないですね。今度、人類救済ですからね。けれども、皆んな救われるんじゃないんですよ。救われない人もありますよ。救われない運命の人が、祖先なりで居ますが、救われない運命の者はしょうがないんです。メシヤ教信者になれば救われると思っていたら大変です。大部分は救われるんですがね。

神様が、霊界で段々解って来る。それで人間が救われて来る

《お伺い》一月十三日入信の信者さんで御座いますが、天照大神の御神体と守護神の神様をお祀り致しておりますが、霊感があり、お知らせで、医者に行かなくても良い。薬もまなくても良い。今に救われるからと、知らされましたが、余り苦しいので手当を致しました。この度お救い戴き、非常に喜ばれ、善言讃詞をお奏げ致しますと非常に喜ばれ、二十三日の月例祭の時霊が出られ「三河の国のヤチヒコの尊であるぞよ。非常に有難い、しかと明主様に御礼申し上げて貰いたい」と申しました。こうした霊は。

《御垂示》それは、あるべき事で、本当ですよ。

《お伺い》神様で御座いましょうか。

《御垂示》神様ですよ。産土うぶすなさんですね。その人の祖先でしょう。

《お伺い》主人も、もう直ぐ入信の予定で御座いますが、その後御神体をお受け致しましても。

《御垂示》そうです。だから、神様だって――神様で、救われない神様が沢山あるんですよ。それに就ての歌を『地上天国』に出しますがね。もう出ているかな。だから、神様だって位が沢山あるし、殆ど大抵の神様は、今迄間違えて色々罪を着たり、苦しんだりして居るんですからね。だから、つまり神様を救うんですよ。神様を救うんで人間が救われるんですからね。神様が邪神に何されている。神様が、霊界で段々解って来る。それで人間が救われて来るんです。今の産土さんも、今迄救われないから、救われたい為に――霊界では知ってますから、医者や薬をと注意していたんです。

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