〔御教え〕(御論文「無神迷信」のあとの御教え)
もう少し書くつもりなんですがね。それは、先にも少し――ちょっと、書いた事がありますがね。人の目を誤魔化し得ても、自分の目を誤魔化し得ないと言う事を――先に、書いたつもりですがね。だから、誰も知らないと思っても、自分だけは知っているんです。処が、自分と言うのは、霊線によって神様に繋がってますから、何かあると、自分が知っている事は、取締りの方に直ぐ知れちゃうんです。つまり、閻魔の浄玻璃の鏡の様なものですね。そこで、審きと言うか、浄化と言うか――起るので、その点を知らせれば良いんです。だから今の文化と言うのは、実に安直なもので、ああ言う――相当社会的にも偉い人達が、殆んど悪い事をしてない者はない位ですからね。それで今――ここに役人の人がいたら――何ですけれどもね――官吏と言う――役人と言うのは、実に信仰が嫌いなんです。ですから、役人で信仰に入ると言うのは非常に少ないんです。少ないから、役人で信仰に入るのは――非常に偉い人ですね。そんな様な具合ですから、無神者と言うのは役人、新聞屋とかジヤーナリストですね。だから、そう言う人は、どうしても隠し事をしたがる。そういった、社会を指導する様な、社会の上に立つ様な人が、そう言う事をするから、どうしても一般は真似する。それを我々は打破るんですから中々大変な事です。これは人間業ではないから――神様がやっているからできる様なものの、それを解らせると言う事です。そうでなければ、いくらでも出て来る訳ですね。だから、始終政府では官紀粛正だとか、色々やってますが、一時的なもので――今大分喧ましくなったから、当分の間気をつけ様、今にほとぼりが冷めたら――今の処はそのつもりでやり給え、と言う様な具合でね。だから、何時迄経っても、後々と出る。医学の対症療法みたいなものです。痛い所は、注射で取る。熱い所は氷で冷ますと言う――つまり、表面に出た所をやると言う――それが、今の文化ですからね。我々の方は、外に出たものは大して問題にしないが、出るべき元ですね。それをギュッとやっつけるんです。処が、こっちの方は目に見えない仕事で、向うの方は目に見える仕事だから――警察や法律で抑えつけるから、はっきり効果がある様に思われる。処が、我々の方は、その何倍、何十倍の効果があるが、目に見えない効果だからね。ちょうど、浄霊でやるのを医者の機械でやる様なものですね。
お蔭話に出てますが、最初は手を振ってやれば――治るものかと、失望したとあるが、処が翌る日になると大分良いので、変だと言う事になる。それと、ちっとも異わないですね。これが唯物教育の結果です。つまり唯物思想が悪の根本になる訳です。そこで、この間も、悪が今迄必要だったと言う論文を書きましたが、それと同じ様に、みんなカチカチの唯物思想になったと言う事も、これは今迄は必要だったんです。それでなかったら唯物文化は発達しないんですから、その為に発達したが、その代わり余計な――あってはいけない物があるから、救世教はそれを取ると言う仕事なんです。これは、良い物を拵え様とする場合に、ゴミとかカスとか、色んな汚たない物ができるんだから、それを未だ取り切れないで、汚たない――削った粉だとか、色んな物があるんですね。あるのがそれで良いとしているのが、今の文化です。苦しみながら、それに気がつかないでいる。そこで我々の方は、でき上った物はとって置いて、汚たない物は掃除していく――しなければならないと言うんです。処が、使い途になるのは少なくて、カスの方がずっと多いんです。だから厄介ですが、神様がやられているんだからね。いずれはちゃんと掃除ができますがね。その掃除と言うのは――段々、掃除されるべく、神様の力が強くなりますからね。それが、つまり火素が増えるんですね。霊界が違って来るから、結局において、浄化がどんどん強くなりますからね。今信仰に入っている信者ですね。信者も随分浄化が強くなっているが、信者だから浄霊で解決がついてますが、一般――世の中に浄化が強く来る様になると、これは大変です。幾分そう言う傾向が見えて来ましたがね。
今迄は寒くなると赤痢がなくなるが、今年は寒くなっても赤痢が出るんですね。ああ言うのは、浄化が強くなったんですね。一番始末が悪いのは薬毒ですが。
狐が薬毒を知っているんです。それで、人間に教えているのがありますからね。
「狐霊でさえ薬毒の害を知っている」
それから、BCG問題について、この間新聞に出ていたある村の事がちょっと面白いと思うのでそれに書き添えたのと一緒に新聞に出して、この間のも、これも厚生大臣に送ってやろうと思ってますがね。